鸚鵡楼の惨劇 (小学館文庫)

著者 : 真梨幸子
  • 小学館 (2015年7月7日発売)
3.52
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  • レビュー :41
  • Amazon.co.jp ・本 (421ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094061611

作品紹介

”イヤミスの女王”の最も危険なサスペンス

1962年、西新宿。十二社の花街に建つ洋館「鸚鵡楼」で惨殺事件が発生する。しかし、その記録は闇の中に葬られた。
時は流れて、バブル全盛の1991年。鸚鵡楼の跡地に建った超高級マンション「ベルヴェデーレ・パロット」でセレブライフを送る人気エッセイストの蜂塚沙保里は、強い恐怖にとらわれていた。「私は将来、息子に殺される」――それは、沙保里の人生唯一の”汚点”とも言える男の呪縛だった。
そして嵐の夜、セレブママたちが集うチャリティ・バザーの最中に、第二の惨劇が幕を開ける。
2013年まで半世紀にわたり、因縁の地で繰り返し起きる忌まわしき事件。その全貌が明らかになる時、かつてない驚愕と戦慄に襲われる!!
大ベストセラー『殺人鬼フジコの衝動』をはじめ、”イヤミスの女王”として女性を中心に熱狂的な支持を受ける著者が放った、最も危険なミステリー。



【編集担当からのおすすめ情報】
巻末解説は、女優の黒木瞳さん。『女ともだち』以来、真梨作品の熱烈なファンであるという黒木さんが感じた「底なし沼のように沈んでいく物語の、先にあるもの」とは――!? 必読です。

鸚鵡楼の惨劇 (小学館文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 真梨幸子さんは2冊目。何となく壮絶だろうなと覚悟して読む。性的異常者多数登場したが、エロもグロも描写がしつこくなく意外にさらっと読めた。ただ、どんでん返しに無理があった気がする。コウちゃんにミズキか…カタカナって先入観入るよな。それにしても、一番の被害者は駿だよな。

  • 時代を超えて因縁の地…鸚鵡楼とその跡地で起きる殺人事件。
    冒頭のエピソードはどこに繋がるのかと思っていたら、「そうきたか!」というところへと繋がっていた。
    設定など多少違和感を感じるところもあったけれど、女性の陰湿さや愚かさ、くだらないことにこだわる歪んだ執着心や方向性の間違ったプライドなど、女性の嫌な面を描かせたらさすがに上手い。
    もっとも理解しづらかったのは沙保里の精神状態だ。
    いくら過去の男がトラウマになっているからといって、あれほど実の息子を愛せないものだろうか。
    妄想もあそこまでいくともはや病気の域だと思う。
    それとも、沙保里は潜在的に精神的な何かを患っているという設定だったのだろうか。
    読み取れなかったのは読む側であるこちらの責任かもしれないけれど…。
    残念だったのはこれはミスリードだな、と途中で気づいてしまったこと。
    事件の鍵を握る重要な人物が唐突に登場したこと。
    過激な描写が一部にあるので、ある程度年齢がいっていないと読みづらい箇所があること。
    鸚鵡楼という名称のインパクトが強かった。
    物語の展開には直接関係してはいないけれど、鸚鵡の使い方がうまいなと感じた。

  • 非常にサスペンスフルで、サイコミステリーぽい、真梨幸子さんらしいイヤミス。真梨幸子さんの作品の中でも3本の指に入る面白さではないだろうか。

    物語は1962年の西新宿の洋館・鸚鵡楼から始まる。鸚鵡楼で起きた惨殺事件…時代は移ろい、1991年。奇しくも鸚鵡楼の跡地に建つ高級マンションに暮らす、人気エッセイストの蟻塚沙保里…再び、起きる忌まわしい事件…2013年。いよいよ事件の全貌が明らかに…

    終始漂うなんとも言えない不快感と仕掛けられた罠に翻弄され、物語の世界にのめり込んで行く自分に気付く…そして、ラストの意外な真相に驚愕し、真梨幸子さんに畏敬の念を抱く自分が居る。

  • 真梨幸子さんらしい不思議なちょっと怖い話だった。

  • 1962年の鸚鵡楼で起こった惨殺事件から、1991年に跡地に建設された高級マンションでの事件。その後2013年には関係者が集まり真実が明かされていく。
    後味は悪いけど、今回は名前に関するトリック?のようなものがあり、すっかり騙された感じ。
    でも、やっぱり真梨さんのイヤミスは止められない。

    2018.1.11

  • フジコ程ではないにしても、やっぱり読了感の悪さはさすが。登場人物、複雑な背景が少々強引ながらもどんどんつながっていってミスリードもうまく、なるほど!となりながらも、また気持ちの悪ぅい疑問をちょこっと残すもんやからそれがまたうまい。
    鸚鵡楼という場所が呪われているのか、ひとに起因するか。誰も悪くないように思うけど、河上航一とエッセイストは火種の種っぽくて業やなぁと。

  • 2017.3/21〜26。真梨さんの作品はわりと読んできたが、毎度ぶれることのない世界観は素晴らしかった。時代を超えたミステリー。鸚鵡楼というネーミングも良い。

  •  一章「一九六二年 新宿十二社」この物語のはじまりが実に怪しくって、どこかおとぎ話の様な不思議な雰囲気が漂う。現代の2013年5章までストーリーは続く、あの時の少年と少女が大人になって出会ってしまったら・・・驚愕のラストへ・・・最後の最後まで楽しめた。

  • それぞれの時代で起こる惨劇。
    忘れかけた頃に、思わぬところで繋がってくるものだから気が抜けない。さらには、繋がったと思ったところが全く違っていたりも。おもしろいように引っかかってしまった。

  • 評判ほどのイヤミスとは思えなかった。悲劇の連鎖が生む悲しい物語ではあるが、嫌な気分は残らなかった。私自身、他者とは少し琴線が異なるのかも・・・
    あらすじ(背表紙より)
    一九六二年、西新宿。十二社の花街に建つ洋館「鸚鵡楼」で惨殺事件が発生する。しかし、その記録は闇に葬られた。時は流れて、バブル全盛の一九九一年。鸚鵡楼の跡地に建った高級マンションでセレブライフを送る人気エッセイストの蜂塚沙保里は、強い恐怖にとらわれていた。「私は将来、息子に殺される」―それは、沙保里の人生唯一の汚点とも言える男の呪縛だった。二〇一三年まで半世にわたり、因縁の地で繰り返し起きる忌まわしき事件。その全貌が明らかになる時、驚愕と戦慄に襲われる!!

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