お江戸ありんす草紙 百両の秘本 (小学館文庫 な 26-2)

著者 :
  • 小学館
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本棚登録 : 46
感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (333ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094062168

作品紹介・あらすじ

吉原育ちの貸本屋の娘、松平定信と対決!?

江戸の貸本屋、舞鶴屋で働くおいちは、元は吉原の禿。九ヶ月前に吉原を抜け出して、いまは地本問屋、蔦屋重三郎の構えた耕書堂の蔵に寝泊まりしながら、蔦屋と舞鶴屋で代わる代わるに働いている。
新春の本の売り出しも終わったある日、吉原で世話になった伊勢屋の手代岳三が舞鶴屋にやってきた。岳三は、謎が封じ込められた判じ絵の種本を捜しているという。その本には百両の値打ちがあるというのだ。
気軽な気持ちで「本を捜してみる」と伝えたおいちだったが、これが大騒動の幕開けになるとは想像もしていなかった……。

【編集担当からのおすすめ情報】
カバーイラストは、
遠田志帆さん書き下ろし!
花のお江戸の書店ガールと、じゃじゃ馬お姫様が
巻き起こす大騒動!

感想・レビュー・書評

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  • 瓜二つを読まずにこの作品から読んだから、なにか関連があっても見落としているのかな。
    数珠ってなにか暗示しているのか気になる・・・。


    江戸時代。
    貸本屋で働くおいち(もと吉原の振袖新造、花魁の卵)と千代姫(大名の娘)は双子の姉妹。
    訳あって子どもの頃から生きる世界が違う二人。

    おいちの言葉遣いがおもしろいなぁ。
    ~ありんす、行きんしたとか語尾が。

    謎かけのような判じ絵の本を探すよう頼まれてから事件発生。
    二人が入れ替わったシーンがなんだか好きだな。

  • 段々面白くなってきたかも。ストーリーとはあまり関係ないけれど蔦重の「臭い物に蓋をするより、思い切って嗅いでみるのが私のやり方です。知らぬ事を知らせ、見えぬものを見えるようにしてやるのが、私ども本屋の仕事ですから。」という言葉がいいな。さて、謎めく刀秀の正体は?おいちは青海藩の姫と認められる日が来るのでしょうか?気になります。

  • ジャケ買いした1冊。こちらはシリーズの2作目になるらしく、1作目も急きょ入手。買って正解でした。

    1作目に続き、読んでいる途中で主語があいまいになってしまう箇所が時折見受けられましたので(わたしの読解力がないのかもしれませんが)★-1。
    しかし、それを補って余りある魅力。続きが楽しみなシリーズです。

  • スペイン音楽と時代劇の相性は秀逸

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著者プロフィール

1974年東京生まれ、女性。1997年青山学院理工学部物理学科を首席で卒業後、某通信会社に入社。現在に至るまでERPシステム開発、グローバルネットワーク設計、CTI/CRMシステムの開発などを手がける。2002年2月、ProjectSEVENの連載をインターネット上でスタート。多くの読者の支持を得て、出版デビュー。その後「WEB探偵 昴」を出版。

「2007年 『Project SEVEN』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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