教場 (小学館文庫 な 17-2)

著者 :
  • 小学館
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  • Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094062403

作品紹介・あらすじ

2020年新春、フジテレビ開局60周年記念スペシャルドラマとして2夜連続放送決定!主演は、木村拓哉さん!

君には、警察学校をやめてもらう。

この教官に睨まれたら、終わりだ。全部見抜かれる。誰も逃げられない。
警察学校初任科第九十八期短期過程の生徒たちは、「落ち度があれば退校」という極限状態の中、異色の教官・風間公親に導かれ、覚醒してゆく。
必要な人材を育てる前に、不要な人材をはじきだすための篩、それが警察学校だ。
週刊文春「2013年ミステリーベスト10」国内部門第1位、
宝島社「このミステリーがすごい! 2014年版」国内編第2位、
2014年本屋大賞第6位に輝き、
80以上のメディアに取り上げられた既視感ゼロの警察小説!
累計30万部突破!
オビコメントは、横山秀夫さん。



【編集担当からのおすすめ情報】
待望の続編、ついに登場!
『教場2』、2016年2月末日発売!

感想・レビュー・書評

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  • 先日、ちょうどTVドラマの本作を観たこともあり、積読書から引っ張り出して読書。

    まず警察学校が舞台という設定が面白い。
    しかしながら、次々と陰湿な出来事が起きる展開に、嫌悪の印象を持ってしまったのは連作短編によるものか。

    ただし職質のテクニックはためになった。
    実践で試してみよう。

    • moboyokohamaさん
      警察学校の実態がこの通りだとするとチョット複雑です。
      警察学校の実態がこの通りだとするとチョット複雑です。
      2021/12/11
    • akodamさん
      moboyokohamaさん、こんばんは。
      コメントありがとうございます。
      以前、教場の特集でまさに警察学校の実態ドキュメンタリーみたいなの...
      moboyokohamaさん、こんばんは。
      コメントありがとうございます。
      以前、教場の特集でまさに警察学校の実態ドキュメンタリーみたいなのを観ましたが、ドラマ故の脚色はあっても、生徒たちに課すペナルティやルールは、ほとんど実際にもあり得る実話とのことでした。
      厳しい世界ですよね。
      2021/12/11
  • 良い意味で思ってたのと違いました!

    風間の本当に大事なもののために、
    妥協なく、厳しさの中の本当の優しさが
    かっこいいと思った。

    連作で
    章の繋ぎ方もうまくて楽しかったです。

    ドラマも見れば良かった!

  • R1.7.19 読了。

     以前、傍聞きを読んだが、いまいちだった正直期待していなかった作品。警察学校+ミステリーの連作短編小説。「必要な人材を育てる前に、不要な人材をはじき出すためのふるい。それが警察学校だ。」読み始めたら、展開が気になり、一気読みしてしまいました。わずかなミスもすべて見抜いてしまう風間教官が良いですね。
     続編も読みたいですね。

  • ドラマをみてきっと原作のほうがおもしろいんだろうなとおもい読んでみたが、ドラマの再現度がすごいのか、先にドラマをみたからかわからないが、ほとんどおなじだった

  • 『教場』長岡弘樹さん

    1.出会い。
    長岡さん小説。2021デビューです。
    映像視聴なく、原作からです。

    読み始めて、改めて初めての世界です。
    警察官の養成所なのですから、、、。

    三歩目までは徒歩、四歩目からは走れ!
    なぜ?の説明は見当たらないが、こちらの世界との違い、いやあまりの違いにただ驚いています。

    序盤も序盤。
    行間から張り詰めた空気が流れてきます。

    2.「教場」のリアリティ
    参考文献。巻末に10冊以上の記述があります。
    それゆえもあってでしょう。
    警察学校の生活リズム、規則、授業そして演習の描写が画像となってよみがえります。

    3.本書からの学び
    「警察官には度胸がかかせない。
     ぎりぎりでの戦いがないやつには、
     その度胸がない。だから、第一線で使えない。」

    「練習に練習だ。
     それをすべて消しさって残ったものが実力である。」

    この物語の主人公は、警察を志す若者たちです。
    その彼らに、厳しく、優しい眼差しを向ける教官と若者たちの志が交錯する物語です。

    #読書好きな人とつながりたい




  • ドラマは観てないけど、やっぱり
    「風間教官=キムタク」
    になるわ(^^;;
    警察学校で、こんなに事件発生するんか?とは思うわ!厳しいのはあるかもしれんけど。
    面白いけど、ミステリーって感じではないような…

    警察学校とは、育てるところではなくて、要らん人をふるいにかけるところか…まぁ、国民の命預かるんやから、そう理想論は言ってられんしな。
    必要な人材は引き止めてるし。
    別に警察官になりたくても、なれん人もおるやろ。そら。素質というか、素養のない人も。
    後々、後悔するより、ちゃっちゃっとアカン言われた方が良いで。愛の鞭って事で。キツいようやけど。

  • 希望に燃えて警察学校の第98期過程に入校した生徒たち。
    しかし、冷厳な白髪教官・風間公親。
    わずかなミスもすべて見抜く風間に睨まれれば、即日退校が待っている。
    キムタクの配役でドラマ化もされた原作。
    人材を育てる前に、不要な人材をはじくための篩、それが警察学校。
    いろいろな伏線がありますね。

  • 警察学校小説。
    採用されても警察官になるまでが大変。

    木村拓哉主演でドラマ化されるとのこと。

    《2020.1.5追記》
    1月4日と5日にフジテレビ系でドラマ放映。
    なかなか面白い。

  • 帯の文句に違わず、よく見るような警察小説とは全く異なっていました。なかなか過激な表現もありつつ伏線を回収していくストーリー展開は、非常に見応えがありました。驚いたことは登場人物があまり魅力的でないこと。それぞれが闇を抱えており、共感できないエピソードも多々ありました。ただし、各登場人物の闇こそが、この小説の重苦しい雰囲気を作っています。そのことが結果的に、総合的に魅力になっているのだと感じました。

  • '22年11月21日、Amazon audibleで、聴き終えました。

    小説、というか、本の構成としては、面白かったです。各エピソードの登場人物が、次のエピソードに登場して…数珠つなぎのように物語が、「教場」として描かれていく…厳しさや優しさが、印象に残りました。

    「2」も、楽しみです。

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著者プロフィール

1969年山形県生まれ。筑波大学第一学群社会学類卒業。2003年「真夏の車」で小説推理新人賞を受賞し、05年『陽だまりの偽り』でデビュー。08年「傍聞き」で第61回日本推理作家協会賞短編部門を受賞。13年刊行の『教場』は「週刊文春ミステリーベスト10」の1位、「本屋大賞」6位などベストセラーとなった。他の著書に『線の波紋』『波形の声』『群青のタンデム』がある。

「2022年 『殺人者の白い檻』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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