自我の構図 (小学館文庫)

  • 小学館 (2016年4月6日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (304ページ) / ISBN・EAN: 9784094062847

作品紹介・あらすじ

人は人を真に愛することができるのか――。

高校教師の南慎一郎は、妻子がありながら、同僚である藤島の妻・美枝子に心惹かれている。美術教師の藤島から手ほどきを受け、美枝子をモデルに描いた絵が日展初出品にもかかわらず協会賞を受賞。同時に美枝子を描いていた藤島の絵は落選となっていた。それから一年、一緒に出かけた峡谷で藤島が謎の死を遂げる。不慮の事故か、他殺が、自殺か。その死に関して嫌疑をかけられる慎一郎。やがて、美枝子、慎一郎の妻・由紀、姪の雅子らを含めたそれぞれの人生が絡み合い、思わぬ方向へと動き出していく。
藤島はなぜ死ななければならなかったのか。果たして、人は人を真に愛することができるのか。嫉妬、疑念、罪、欲、エゴイズム。良識を持って誠実に生きているような者の内にも巣くう不条理さや身勝手さ。人間の本質を鋭く浮かび上がらせた問題作。

【編集担当からのおすすめ情報】
解説は、酒井順子さんです。

感想・レビュー・書評

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  • やっぱり自分は著者が描く人間の小ささや愚かさ
    そして素直な様が大好物なんだと実感した
    自分の愚かさと向き合い葛藤する登場人物たちが
    清らかな心の持ち主なのだと気付かされる傑作

  • 三浦綾子さんの本を読むには4作品目。

    どの作品もダメ男が出てくるの良いなぁ。綺麗すぎない話で好き。


    男が嫉妬心で自殺しちゃうなんて。弱い生き物だなぁー

  • もう一回読む。

  • 読みやすかった。慎一郎モテモテだ。美枝子と慎一郎、だめだけど思い通じて楽しかっただろうな。背徳感やばそう。小西蒼竜先生優しいいい人。姑松江のクソババア具合やばかった。
    最後開き直る慎一郎最悪だった。由紀かわいそう。
    旦那がよその奥さん描いてその絵が賞とってその奥さんと浮気した。自分を捨てて女の元に行こうとしてる。耐えられない。無事でよかった。

  • 初の書下ろし長編小説との事で読了。

    愛情にしろ友情にしろ、人が人を信じるという事はどういう事か、または愛するとは?と言った内容で、不倫の物語を軸にしつつ、人間がいかに脆く弱いものなのか、がメインテーマかな。

    全体の流れ的には不倫サスペンスな感じで怒涛の勢いがあり、宗教色もほぼ感じない作りにしているのはやっぱり上手だなあと感心。

    神に対する信心と、人間同士の信じる心を対比させて読む事で初めて全体を理解できる。

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著者プロフィール

1922年4月、北海道旭川市生まれ。1959年、三浦光世と結婚。1964年、朝日新聞の1000万円懸賞小説に『氷点』で入選し作家活動に入る。その後も『塩狩峠』『道ありき』『泥流地帯』『母』『銃口』など数多くの小説、エッセイ等を発表した。1998年、旭川市に三浦綾子記念文学館が開館。1999年10月、逝去。

「2023年 『横書き・総ルビ 氷点(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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