- Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
- / ISBN・EAN: 9784094062885
作品紹介・あらすじ
人生とは畢竟、口福に尽きる
池波正太郎の書生を10年務めた著者による食と旅をめぐる痛快エッセイ。
〔生来口福〕を生き方の基本に置き、老書生は「飲み食い」に命をかける。移ろいゆく日々のなかで描かれる生活は、まさに粋で生唾もの。
「飲み食いに真剣でないということは、そもそも生き方が真剣でないということだ」ほか、その折々に希代の食道楽であった亡師の言葉・思い出が甦る。
食をめぐる思索を哲学にまで高めた、これぞ本物の文章、本物の味わいーー。
【編集担当からのおすすめ情報】
痛快エッセイですが、その底流には老いや死というテーマもあります。とくに、ある酒敵の死には涙します。文章を書き続け、ひとつの境地に達したと思われる著者の傑作です!
感想・レビュー・書評
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口福は大切
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池波正太郎氏の書生を10年務めた著者の食と旅のエッセイ。亡師・池波さんの食へのこだわりと、師にも勝らんとする佐藤氏の「人生とは畢竟、口福に尽きる」これぞ池波門下。
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池波正太郎の書生を10年務めた著者による食と旅をめぐる痛快エッセイ。“生来口福”を自らの生き方の基本に置き、老書生は「飲み食い」に命をかける。移ろいゆく日々のなかで描かれる生活は、まさに粋で生唾もの。その折々に、希代の食道楽であった亡師・池波正太郎の言葉と思い出が甦ってくる…。食と旅をめぐる思索を哲学にまで高めようと葛藤して生まれた作品集。これぞ本物の味わい。
奥さんのエピソードが心を打つ。
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