- Amazon.co.jp ・本 (440ページ)
- / ISBN・EAN: 9784094062953
作品紹介・あらすじ
読みやすく、見やすく蘇った『森の生活』
「自分に最善を尽くし、あるがままの自分を生きようではありませんか」。ヘンリー・D・ソローは、1800年代半ば、ウォールデンの森の家で自然と共に2年2か月間過ごし、自然や人間への洞察に満ちた日記を基に、本書を編みました。邦訳のうち、小学館発行の動物学者・今泉吉晴氏の訳書は、山小屋歴30年という氏の自然からの視点で読みやすく瑞々しい文章に結実。文庫では、さらに注釈と豊富な写真、地図でソローの足跡を辿れます。産業化が進み始めた時代、ソローが自然の中を歩き、深めた思索が、「どう生きるか」を示唆してくれます。
【編集担当からのおすすめ情報】
動物学者にして、山小屋歴30年という生粋の「自然の人」である今泉吉晴氏による翻訳とソローの歩いたウォールデンの地図、ソロー直筆のイラスト、ソローの愛した自然の写真など、わかりやすく多面的にソローの考えを伝えてくれる、現代の若い人にぜひ読んでほしい1冊です。
感想・レビュー・書評
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ありのままに生きよう
自然と生き物たちに人の生きる意味を見出した
真実こそが正義詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
名著です。何か、『隠遁生活のススメ』みたいな捉え方をされている向きもありますが、ソロー自身が
『僕が森に行ったのは、思慮深く生き、人生で最も大事なことだけに向き合い、人生が僕に教えようとするものを僕が学びとれるかどうか、また死に臨んだときに、自分が本当に生きたと言えるのかどうかを、確かめるためだった。』
と、本書で述べており、決して厭世思想ではありません。積極的に生きるための哲学として読まれることをおすすめします。 -
ヘンリー・デービッド・ソローの不朽の名著。
労働の意義を否定し、自然中心の生活に徹した彼は、経済至上主義、物質至上主義の社会の闇を予測していたように思える。アンチ資本主義、アンチブラック企業な人にもオススメ。珠玉の金言の数々。