猫のほそ道 ノラ猫俳句旅 (小学館文庫)

著者 :
  • 小学館
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レビュー : 2
  • Amazon.co.jp ・本 (219ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094064407

作品紹介・あらすじ

ノラは子猫を探し「奥のほそ道」の旅に出た

《我が家の老猫ノラはある日コツゼンと姿を消しました。ノラは、芭蕉さんの「奥のほそ道」の旅に出たのだと思うのです。消えてしまったノラの念力をいただいてこの話ができました。》東京から松島へ、そして平泉へ、ノラの旅はつづく。登場する猫たち――ボイシー、トーちゃん、ニャー水、ネコ尼、ネコ丸……いずれも個性豊かで、みな俳句を詠む。句会はもちろん、連句(五七五の句のあとに七七の脇をつける)もあるし、句合せ(持ちよった句の勝ち負けを決める)もある。全篇に猫たちが詠んだ句があふれ、人気猫イラストレーター・浅生ハルミンの絵60点余(カラーも10点)をちりばめた傑作猫物語。文庫化に際して全篇にわたり加筆訂正した完全版、待望の刊行。全14章、見出しは全て俳句。
猫たちの句の一部をご紹介:片すみに猫がかたまる走梅雨/老猫の小さな足に西日さす/みちのくの涼しさつげよ猫の旅/水を飲む猫の小舌に秋の風/渋柿の花散る里に帰りゆく
そして連句――
スーパーの煮干しの固き余寒かな ノラ
貧しき家にけふもいついて トーちゃん

感想・レビュー・書評

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  • ねこ版、奥の細道?

    どんなものかと手にとってみたが
    なんとなく読み終えた(笑)

    それぞれの猫の暮らし
    猫句会があって派閥があって色々あって‥どうなるのかなーと思っていたら松島で拾われ乗ってきたトラックにまた松島へ

    実はドライバーが、姉が!! と意外な展開に

    結局はうまくまとまってラスト(*´罒`*)

    今まで読まない物語だったけど、他のものも読んでみたいかな

  • 「どうか文庫の貸し出しをやめてください」――文芸春秋の松井社長が、
    「全国図書館大会 東京大会」でこんな訴えを行った。

    http://biz-journal.jp/2017/10/post_21081.html

    収入は減る、本は自分で買え、では踏んだり蹴ったりです。出版社は新聞に文庫の新刊の広告を載せるなと叫びたい。

    嵐山光三郎『猫のほそ道 ノラ猫俳句旅』(小学館文庫 2017年9月11日発行)
    新聞広告で見つけて、市立図書館にリクエストして6週ほどで到着しました。

    内容紹介

    《我が家の老猫ノラはある日コツゼンと姿を消しました。ノラは、芭蕉さんの「奥のほそ道」の旅に出たのだと思うのです。消えてしまったノラの念力をい
    ただいてこの話ができました。》登場する猫たちはみな俳句を詠む。句会はもちろん、連句もあるし、句合せもある。

    猫たちの句の一部をご紹介:老猫の小さな足に西日さす/
      みちのくの涼しさつげよ猫の旅
      /水を飲む猫の小舌に秋の風/
    そして連句――
      スーパーの煮干しの固き余寒かな ノラ
      貧しき家にけふもいついて トーちゃん

    猫の世界観では、人間は猫の下位に属する動物で、猫に餌を奉納する係なのである。人間が猫に餌を与えるのは、天がそう命じたからで、いちいち人間に
    礼をいう必要はない。(186~187頁)

    わが家の寅と酉は猫の下位に甘んじている。困ったもんだ。

    『猫のほそ道 ノラ猫俳句旅』は一種の戯作ですが、楽しく読めました。

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著者プロフィール

一九四二(昭和十七)年、静岡県生まれ。平凡社『太陽』編集長を経て独立、執筆活動に専念する。八八年『素人庖丁記』により講談社エッセイ賞受賞。二〇〇〇年『芭蕉の誘惑』で、JTB紀行文学大賞受賞。〇六年『悪党芭蕉』により泉鏡花文学賞、〇七年読売文学賞をダブル受賞。他に、『文人悪食』『「下り坂」繁盛記』『追悼の達人』『文士の舌』『枯れてたまるか』、磯田道史氏との対談『影の日本史に迫る』など著書多数。

「2019年 『ゆうゆうヨシ子さん ローボ百歳の日々』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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