サラバ! 中 (小学館文庫)

著者 : 西加奈子
  • 小学館 (2017年10月6日発売)
3.94
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  • レビュー :49
  • Amazon.co.jp ・本 (317ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094064438

作品紹介

2015年本屋大賞2位!作家10周年作品

両親の離婚、そして帰国。母の実家のそばに住む母子三人は、次第にバラバラになっていった。
母は頻繁に恋人をつくり、サッカーに興じる歩は高校で同級生の須玖に影響を受けていく。姉は、近所に住む矢田のおばちゃんが宗教団体の教祖のように祀り上げられていくなか、次第にそこに出入りするようになった。
そして、阪神神戸大震災が起こった。それは歩の生活にも暗い影を落とし、逃げるように東京へ向かう。脳が蕩けるような学生生活を経て、歩はライターになった。だが、その先で、ある取材を依頼される。そこには変わり果てた姉が絡んでいた。

サラバ! 中 (小学館文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 中巻は正しく一気読み。
    何なんでしょう。地味な変態たちがジワジワくる。
    歩の姉がどんどん可愛く思えてくる。
    母もここまで突き抜けていると腹立たしさは感じず、むしろ清々しい。
    そしてサトラコヲモンサマ、思いっきり吹き出してしまいました。
    いやぁ、ジワジワくるなぁ。
    下巻へ続きます。

  • 初読

    歩が日本に帰国。
    「男の子」の感じ、書くの上手いなぁ
    中学生の時の「男女」になっていく、
    でも男同士でいる方が楽しい。
    あの感じ。

    大学に入ったあたりから色褪せていく感じもなにかどこかリアル。
    サトラコヲモン様とお姉さんのあたりは、フーン。
    くらいw

  • 物語の語りべである主人公の青春時代のストーリーだ。
    少年から青年に成長していく過程の気持ちなどは同性として理解が出来て、なるほどと思う。
    しかし取り巻く家族環境が変わっているので、一筋縄にはいかない。そこが一般的な青春物語とは違う面白さを楽しませてくれる。
    そして所々に気持ちにすっと入ってくるフレーズがある。
    そこも魅力的だ。
    この巻の登場人物では須玖という高校時代の友人のその後がとても気になる。

  • こちら中巻を買った時も『こちら、中で宜しいですか?』と確認された。しっかりしてるな、紀伊国屋の店員さん。

    どうでもいいことだが、鴻上が好きな女優に「イザベル・アジャーニ」を挙げたのには驚いた。「アデルの恋の物語」の、TIME誌の表紙を飾った彼女は、当時の私にとって一番のアイドル、いや、女神だったなぁ。ファンレター書こうと思ってフランス語勉強したりしたこともあったのを思い出した(すぐに挫折したけど…)。
    私から20歳以上も年下の人のことだから、どの作品を見れば彼女の名前を挙げるようになるのか、何だかとても不思議な感じ。

    いや、まあ、そんなことより、ここで繰り広げられるのは、エジプトから帰国した後の、小学校5年生から中学、高校、大学、その後へと続く歩の物語。
    ことを荒立てずに、問題の渦中に飛び込まずに、能動的に何かに参加せずに生きる人生に、相変わらずお話しの肝が読めず。
    帰国子女の振る舞い方、イジメと引き籠り、若さが持つ残酷さ、所謂「新興宗教」について、地味な女の子が可愛く見える時、不倫はいけないことか、男同士の友情、映画が教えてくれる教養への窓、阪神淡路大震災が残したもの、男女間に友情はあり得るか、大学を出たら働かなくてはならない…。
    それにしても、よくもまあこれだけ次から次と展開していくものだと感心する。全てが綯い交ぜになったお話を全体として感じて吸収しろってことだろうか。
    そして、そのまま下巻に続く。

  • すらすら読めた。いろんなエピソードが出て来てるけど、どうやって収束するのか。。下巻が楽しみ。

  • 家族ってヤツはややこしく面倒でしんどい。圷家の崩壊?に向け、また姉の突拍子もない行動が際立つ。着地が見えない展開から下巻に突入します。

  • 【状態】
    予約取り置き中

    【内容紹介】
    両親の離婚、そして帰国。母の実家のそばに住む母子三人は、次第にバラバラになっていった。
    母は頻繁に恋人をつくり、サッカーに興じる歩は高校で同級生の須玖に影響を受けていく。姉は、近所に住む矢田のおばちゃんが宗教団体の教祖のように祀り上げられていくなか、次第にそこに出入りするようになった。
    そして、阪神神戸大震災が起こった。それは歩の生活にも暗い影を落とし、逃げるように東京へ向かう。脳が蕩けるような学生生活を経て、歩はライターになった。だが、その先で、ある取材を依頼される。そこには変わり果てた姉が絡んでいた。

    【キーワード】
    文庫・直木賞・青春

  • 上巻と比べて話の展開が一気に進み、するする読めた中巻。宗教、姉の奇行、家族の崩壊など。
    この先どうゆう展開がまっているのか、下巻へ続く…

  • レビューで中巻から一気におもしろくなると言ってるのがよくわかった。主人公の中学〜25歳くらいの話。
    最後の1/5くらいがとても濃い。

    SWITCHのインタビューでも西さんが言っていた、
    信じることは自分で決めていいんだよ、
    というメッセージが強く感じられる。

    今橋家にとって邪魔なはずの姉がアーティストとして認められたり、
    みんなにビッチと言われる鴻上なずなと親友になったり、
    人気者なスクくんが阪神大震災で塞ぎ込んでしまったり。
    みんなとかその社会がどう思っていても、自分がどう感じるかが大事なんだ、ということが、
    「僕」の価値観が揺さぶられるたびに、ヒシヒシと伝わってきた。

    その極みがおそらく彼の家族に対する考えで、
    父も、母も、姉も、それぞれがそれぞれに対して感じることや、家族のあり方も違うんだ、と突きつけられた。
    そのための刷り込みの上巻だった気もする。

    そして、その上での信じることに対する推察。
    どうにもならない気持ちを否したり、乗り越えるために信じるものや宗教があるという考えには、ハッとさせられた。

    そして、小説やかくことに対する「僕」の考えも印象強い。
    西さんは、かかれてる全てのことに理由を求められるのが怖い、と言っていたのでこれは深読みしないことに。


    両親の離婚の真理、鴻上さんとのその後あたりがきになる。
    早く下巻が読みたい!!

  • ☆3.5という感じです。
    上巻は正直退屈でしたが、
    中巻になった途端めちゃくちゃ面白さが増した気がします。
    というのも
    やはり思春期というのは面白いものだなー、と共感できる部分が
    非常に多かったです。

    最後のあたりも下巻でどうなるの...
    という終わり方で
    ますます読みたいという気持ちが強くなっています!
    明日買いに行きます(笑)

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