教場 (2) (小学館文庫)

著者 :
  • 小学館
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本棚登録 : 443
レビュー : 47
  • Amazon.co.jp ・本 (316ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094064797

作品紹介・あらすじ

シリーズ50万部!警察学校小説、最新作!

●第一話 創傷(そうしょう)
初任科第百期短期課程の桐沢篤は、風間教場に編入された不運を呪っていた。医師から警察官に転職した桐沢は、ゴールデンウイーク明けに最初の洗礼を受ける。
●第二話 心眼
風間教場では、備品の盗難が相次いでいた。盗まれたのは、PCのマウス、ファーストミット、マレット(木琴を叩く枹)。単独では使い道のないものばかりだ。
●第三話 罰則
津木田卓は、プールでの救助訓練が嫌でたまらなかった。教官の貞方は屈強な体格のスパルタ教師で、特に潜水の練習はきつい。本気で殺されると思ってしまうほどだ。
●第四話 敬慕
菱沼羽津希は、自分のことを初任科第百期短期課程のなかでも特別な存在だと思っている。広告塔として白羽の矢が立つのは、容姿に秀でている自分なのだ。
●第五話 机上
仁志川鴻は、将来の配属先として刑事課強行犯係を強く希望している。元刑事だという教官の風間には、殺人捜査の模擬実習を提案しているところだ。
●第六話 奉職
警察学校時代の成績は、昇進や昇級、人事異動等ことあるごとに参照される。美浦亮真は、同期で親友の桐沢篤が総代候補と目されるなか、大きな試練に直面していた。



【編集担当からのおすすめ情報】
シリーズ50万部突破!
週刊文春「2013年ミステリーベスト10」国内部門
第1位『教場』続編!
警察小説に新機軸を打ち出したベストセラー!
白髪隻眼の鬼教官・風間公親は、今作でも健在!

感想・レビュー・書評

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  • R2.2.16 読了。

     今回もやっぱり面白い。「必要な人材を育てる前に、不要な人材をはじきだすためのふるい。それが、警察学校だ。」「ただし、警察官として見どころのある学生には目をかける。」そんな信念を持った風間教官は、学生達を観察し指導していく。大きなイベントは無くとも魅力的な文章から目が離せない。続編も読みたい。

  • かつて強行犯係の刑事で、怪物じみた切れ者だったという風間教官が、警察学校の生徒を相手に、その手腕を発揮する教場シリーズ第2弾。
    今回は、不要な人材をはじき出すためにと、ミスした生徒に「退校届」が渡されるという試練に、各生徒が悪戦苦闘する全6話。
    卒業式を迎えてしまったこのシリーズ、次はどうなるのか。

  • 警察官個々人の責任が如何に重いか改めて考えさせられる。
    一方で教場の現場はこんなにもシビアな世界なのだろうかととも思ってしまい、警察官の方に話を聞いてみたいとの思いが強くなる

  • 警官も人の子だと言う事です。

  • 星3.5
    ドラマはキムタク。
    若過ぎでは?

  • 目次
    ・第一話 創傷
    ・第二話 心眼
    ・第三話 罰則
    ・第四話 敬慕
    ・第五話 机上
    ・第六話 奉職

    警察に不要な人材をはじきだすためにある警察学校ということだから、前作は読んでいてうんざりするほど嫌な人物や事件ばかりだったが、今作はその反省があったのかわざと人を傷つけたりするような人はあまり出てこなくてよかった。

    特に元医師の桐沢の存在がいい。
    人をよく見て適切なアドバイスができるのも、医者としての実績があるから。
    彼のアドバイスで救われた生徒がいる半面、鬼教官としての風間の印象が薄くなったことは否めない。

    だけど、警官を目指す人たちが揃いも揃って正確に問題があるよりはよほどいい。

    頭の中にある知識だけでは実際の操作はできないことを思い知る「机上」がよかったな。
    実家がホームセンターの熊木の、物の利用の仕方や観察眼が面白かった。

  • シリーズ1作目のレベルを期待すると拍子抜けを食らう。
    コレ単体ではそれなりに面白いが、1作目ほどに散りばめられた伏線(すなわち風間の観察眼)にはっとさせられることもなく、登場人物が狂気じみていることもなく。
    少し残念。

  • 長岡弘樹『教場 2』小学館文庫。

    警察学校を舞台にした『傍聞き』のような連作ミステリーの第2弾。どこか謎めいた警察学校教官の風間公親が生徒たちを指導しながら、彼らの本質を暴き、警察官としての成長を促すというストーリー。全六話を収録。

    散りばめられた伏線が最後に全て回収され、結実するというプロットの巧さは相変わらずである。しかし、中にはオチには少し無理を感じたものや捻り過ぎと感じたものもあった。それでも面白い。一つひとつの短編が練りに練られている。

    その中でも『第四話 敬慕』と『第六話 奉職』が特に良かった。

    『第一話 創傷』『第二話 心眼』『第三話 罰則』『第四話 敬慕』『第五話 机上』『第六話 奉職』を収録。

  • 教場続編。短編6編。一作目よりも印象が弱いがまだ続きかあるのでシリーズとして読み続ける。ドラマはどうだったんだろう。

  • 長岡弘樹作品は、数年前に「教場」を読んで以来の2作品目。木村拓哉主演のドラマに感化され本作品を購入。「教場」は手元になく、ほぼ記憶にない。
    警察学校の元刑事の鬼教官風間が、警察にむかないと判断した生徒や、意識が低い生徒に喝を入れるために退校届を渡すのが本作品のフォーマットになっている。本書は6話構成で、前後に多少のつながりはあるが1話で完結していくので、長編を読むのが苦手な方も大丈夫。
    木村拓哉主演のドラマがどうだったか。ドラマは原作を忠実に再現しているわけではなく、小説の要所要所を巧く織り込み、見事に長時間ドラマへと昇華していた。ドラマの風間のほうが無口で厳しく描かれていた。ドラマ、小説のどちらにも良さはあるが、ドラマのほうがエピソードにより強弱をつけられており個人的には好ましかった。
    説明しすぎない美徳、背中で語る美徳をどう捉えるか。読む人の年代によって、もっと口で説明すれば、こんなに混乱することもないのにと感じるだろうが、自分で悩み考え抜いた結果、辿り着いた答えがより意識に刻まれることはある。そしてハードボイルには口数少ない主人公が良く似合う。

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著者プロフィール

長岡弘樹(ながおか ひろき)
1969年山形県生まれ。筑波大学第一学群社会学類卒業。2003年『真夏の車輪』で第25回小説推理新人賞を受賞。2008年「傍聞き」で第61回日本推理作家協会賞(短編部門)を受賞。2013年に刊行した『教場』がベストセラーとなり『週刊文春ミステリーベスト10 2013年』にて第1位に、『このミステリーがすごい! 2014年版』にて第2位、本屋大賞で6位をそれぞれ獲得し、続編も刊行された。2020年フジテレビ開局60周年を記念し、『教場』が木村拓哉主演でドラマ化され、期待が高まる。2019年6月7日、『119』を刊行。

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