下町ロケット ガウディ計画 (小学館文庫)

著者 :
  • 小学館
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本棚登録 : 1181
レビュー : 82
  • Amazon.co.jp ・本 (472ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094065367

作品紹介・あらすじ

直木賞続編、遂に文庫化!あの感動が再び!

その部品があるから救われる命がある。
ロケットから人体へ――。佃製作所の新たな挑戦!

ロケットエンジンのバルブシステムの開発により、倒産の危機を切り抜けてから数年――。大田区の町工場・佃製作所は、またしてもピンチに陥っていた。
量産を約束したはずの取引は試作品段階で打ち切られ、ロケットエンジンの開発では、NASA出身の社長が率いるライバル企業とのコンペの話が持ち上がる。
そんな時、社長・佃航平の元にかつての部下から、ある医療機器の開発依頼が持ち込まれた。「ガウディ」と呼ばれるその医療機器が完成すれば、多くの心臓病患者を救うことができるという。しかし、実用化まで長い時間と多大なコストを要する医療機器の開発は、中小企業である佃製作所にとってあまりにもリスクが大きい。苦悩の末に佃が出した決断は・・・・・・。
医療界に蔓延る様々な問題点や、地位や名誉に群がる者たちの妨害が立ち塞がるなか、佃製作所の新たな挑戦が始まった。

ドラマ化もされ、日本中に夢と希望をもたらした直木賞受賞作続編が、待望の文庫化!

感想・レビュー・書評

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  • 単行本から文庫本へ。
    テーマは、ロケットから人体へ。
    中小企業の底力、ここにあり。
    文句無しに面白いです。

  • 佃さん。
    とってもかっこいい経営者ですね。

    自分への不信感からやめてしまった部下がいても
    その不信感を与えてしまったことを
    先ず認めること。
    認めるから、自身を振り返れて、
    結果更に成長したリーダーとなる。

    失敗を認め学ぶ姿。
    こうした人に協力者は出来ますね。
    とっても参考になります。
    見習おうって思います!

  • とても面白かった。久々の一気読みでした。ストーリー展開の作り方がとてもうまい。相変わらずのドラマ仕立てですが、テンポが良く余韻もよかったですね。続編も期待大ですね。

  • 勧善懲悪の作者の作風よろしく、今回も鮮やかな起承転結のストーリーが展開される。ストーリーも明快で、キーとなる技術的アイディアも説得力がある。
    人の原動力は金や権力ではなく、夢であること。仕事のパートナー選びは誠実で誠意があること。組織たるもの信頼で繋がるべきもの。当たり前だが忘れがちな基本を本書は教えてくれる。正しい事を地道に続ける大切さを思う。
    ところで、サクラダを訪問する直前の唐木田の「編み棒を持ったオバチャンがズラッと並んで…」と稚拙な想像には大いに笑った。

  • 佃製作所が頑張る本。

  • 「下町ロケット」が最高に面白かったので、読んでからすぐに第2弾の「下町ロケット ガウディ計画」を買ったのですが、先に買った別の作者の小説を5冊ほど読んでから読むことにしました。やっぱりすぐに読むべきだったと後悔しています。前作以上に最高の傑作です。池井戸潤の小説を読むのは10作目ですが、傑作中の傑作だと思います。次の「下町ロケット ゴースト」が早く文庫本化されるのを願ってます。
    前作はロケットエンジンのバブルシステムに中小企業の佃製作所が巨大企業に挑む話でしたが、今作はバブル技術を元に「ガウディ」と命名された医療機器の開発へ挑む話です。
    立ちはだかるのは医療界の権力、そしてNASA出身の社長率いるライバル企業。ライバル企業はロケットエンジンでも佃製作所に立ちはだかる。絶体絶命の危機から大逆転するストーリーはいつも通りですが、それでも複雑な絡みが一本一本解かれていき、最後は感動の結末になるのがたまらない。

  • 相変わらず、佃社長がアツイ。
    いや、佃製作所のみんながアツイアツイ。
    今回も前作に続き、気持ちの良い勧善懲悪作品に仕上がっている。
    メーカー勤務の人、必読。

  • 前作よりも胸にぐっときたのはきっと、私が見失いつつあるからだ。仕事への情熱、目標、努力、プロ意識と根性といったものを。

    いつ実を結ぶかわからない仕事に対して、モチベーションを保ち続けるのは容易ではない。
    そればかりではなく、これまでの仕事も失ってしまうかもしれないとなればなおさらだ。
    佃製作所の社員たちが、その危機を何度も乗り越える姿に目頭が熱くなった。

    実直に、誠実に、真摯に。正しいことはいつも一つではないけれど、その心意気こそが佃プライドを支え、未来へ導いているのだと、そう思った。

  • 展開がドラマチックだけど、テンポが良くて飽きない!

  • 佃社長がこみ上げてくる感情を抑えているシーンがあり、経営者としての成長を感じられた。前作は佃社長の夢がメインだったが、今作は人の命のために仕事をしていて、前作とは違ったおもしろさがあった。
    医療の世界でのヒエラルキーや権力などが絡んでいるのも物語を一層複雑化していて良かった。

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著者プロフィール

池井戸 潤(いけいど じゅん)
1963年岐阜県生まれ。慶應義塾大学文学部および法学部を卒業。子供の頃から本に親しみ、作家を志すようになる。『果つる底なき』で江戸川乱歩賞を受賞し作家デビュー。以降、2010年『鉄の骨』で吉川英治文学新人賞、2011年『下町ロケット』で直木賞をそれぞれ受賞。他の代表作に、半沢直樹シリーズ『オレたちバブル入行組』『オレたち花のバブル組』『ロスジェネの逆襲』『銀翼のイカロス』、花咲舞シリーズ『不祥事』、『空飛ぶタイヤ』『民王』『ルーズヴェルト・ゲーム』『七つの会議』『陸王』『アキラとあきら』など。多くの作品がドラマ化・映画化されており、特に「半沢直樹」と「下町ロケット」は非常に高い人気を誇った。 2019年6月21日、人気作『陸王』が文庫化される。2019年7月開始の大泉洋主演ドラマ『ノーサイド・ゲーム』原作を担当し、6月14日に単行本化。

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