下町ロケット ガウディ計画 (小学館文庫)

著者 :
  • 小学館
4.34
  • (193)
  • (177)
  • (46)
  • (2)
  • (0)
本棚登録 : 1624
感想 : 102
  • Amazon.co.jp ・本 (472ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094065367

作品紹介・あらすじ

直木賞続編、遂に文庫化!あの感動が再び!

その部品があるから救われる命がある。
ロケットから人体へ――。佃製作所の新たな挑戦!

ロケットエンジンのバルブシステムの開発により、倒産の危機を切り抜けてから数年――。大田区の町工場・佃製作所は、またしてもピンチに陥っていた。
量産を約束したはずの取引は試作品段階で打ち切られ、ロケットエンジンの開発では、NASA出身の社長が率いるライバル企業とのコンペの話が持ち上がる。
そんな時、社長・佃航平の元にかつての部下から、ある医療機器の開発依頼が持ち込まれた。「ガウディ」と呼ばれるその医療機器が完成すれば、多くの心臓病患者を救うことができるという。しかし、実用化まで長い時間と多大なコストを要する医療機器の開発は、中小企業である佃製作所にとってあまりにもリスクが大きい。苦悩の末に佃が出した決断は・・・・・・。
医療界に蔓延る様々な問題点や、地位や名誉に群がる者たちの妨害が立ち塞がるなか、佃製作所の新たな挑戦が始まった。

ドラマ化もされ、日本中に夢と希望をもたらした直木賞受賞作続編が、待望の文庫化!

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • これもオーディブル。

    ここのところ、遅くまで雑務に追われる日々が続いている。
    会社帰りに電車の中で、歩きながらストレス解消に聴く。
    佃たちの奮闘ぶりを聴いて、明日も頑張ろうと思う。

    「何のために働くのか?」に改めて気付かされ、感動している自分の青さに苦笑。

  • 佃さん。
    とってもかっこいい経営者ですね。

    自分への不信感からやめてしまった部下がいても
    その不信感を与えてしまったことを
    先ず認めること。
    認めるから、自身を振り返れて、
    結果更に成長したリーダーとなる。

    失敗を認め学ぶ姿。
    こうした人に協力者は出来ますね。
    とっても参考になります。
    見習おうって思います!

  • 単行本から文庫本へ。
    テーマは、ロケットから人体へ。
    中小企業の底力、ここにあり。
    文句無しに面白いです。

  • とても面白かった。久々の一気読みでした。ストーリー展開の作り方がとてもうまい。相変わらずのドラマ仕立てですが、テンポが良く余韻もよかったですね。続編も期待大ですね。

  • THE池井戸潤といった一作。
    ワルモノのせいでピーンチ→みんな力合わせて頑張る→圧倒的閃きっ…!→正義は必ず勝ぁつ!のパターンです。
    それだけに第一作目や半沢読んできてる人たちにはちとマンネリ感もあるかもです。

    完膚なきまでにワルモノを叩き潰す半沢と違って、ワルモノの言ってることに正論もあったり、ちょっとイイシーンなんかもあってグッと来ます。半沢のセリフですが「基本は性善説」ってのは池井戸さんのポリシーなのかもしれませんね。

    今回のメインは医療機器。
    人の命に関わる話だけにロケットよりのめり込めます。
    やっぱり、直接人の助けになったり、人の役に立てる仕事っていいですよねぇー…うらやましい。
    自分もこんな感じのドライビングフォースを見つけなきゃな。

    仕事に夢をなくしたらただの金儲けだ。それじゃつまらないだろう?
    いいセリフだっ!

  • 勧善懲悪の作者の作風よろしく、今回も鮮やかな起承転結のストーリーが展開される。ストーリーも明快で、キーとなる技術的アイディアも説得力がある。
    人の原動力は金や権力ではなく、夢であること。仕事のパートナー選びは誠実で誠意があること。組織たるもの信頼で繋がるべきもの。当たり前だが忘れがちな基本を本書は教えてくれる。正しい事を地道に続ける大切さを思う。
    ところで、サクラダを訪問する直前の唐木田の「編み棒を持ったオバチャンがズラッと並んで…」と稚拙な想像には大いに笑った。

  • 佃製作所が頑張る本。

  • 「下町ロケット」が最高に面白かったので、読んでからすぐに第2弾の「下町ロケット ガウディ計画」を買ったのですが、先に買った別の作者の小説を5冊ほど読んでから読むことにしました。やっぱりすぐに読むべきだったと後悔しています。前作以上に最高の傑作です。池井戸潤の小説を読むのは10作目ですが、傑作中の傑作だと思います。次の「下町ロケット ゴースト」が早く文庫本化されるのを願ってます。
    前作はロケットエンジンのバブルシステムに中小企業の佃製作所が巨大企業に挑む話でしたが、今作はバブル技術を元に「ガウディ」と命名された医療機器の開発へ挑む話です。
    立ちはだかるのは医療界の権力、そしてNASA出身の社長率いるライバル企業。ライバル企業はロケットエンジンでも佃製作所に立ちはだかる。絶体絶命の危機から大逆転するストーリーはいつも通りですが、それでも複雑な絡みが一本一本解かれていき、最後は感動の結末になるのがたまらない。

  • 一作目を読んでから、すぐに読み始めた!
    前回も面白かったけど、今回もよかった。ロケットに続き人工弁の開発に取り組む中で若手が苦労しつつも幼い子供のため、一心不乱に取り組む姿を浮かべ心打たれた。佃社長の器が大きいなぁ〜。人生って金儲け、地位、権力じゃ語れないんだと思わされる作品。

  • 相変わらず、佃社長がアツイ。
    いや、佃製作所のみんながアツイアツイ。
    今回も前作に続き、気持ちの良い勧善懲悪作品に仕上がっている。
    メーカー勤務の人、必読。

全102件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

1963年岐阜県生まれ。慶應義塾大学卒。98年『果つる底なき』で江戸川乱歩賞を受賞しデビュー。2010年『鉄の骨』で吉川英治文学新人賞、11年『下町ロケット』で直木賞、20年、野間出版文化賞を受賞。ドラマ化された「半沢直樹」シリーズ、「花咲舞」シリーズなどで人気を博す。著書に『空飛ぶタイヤ』『七つの会議』『陸王』『民王』『ようこそ、わが家へ』『アキラとあきら』『ノーサイド・ゲーム』など多数。

「2021年 『民王 シベリアの陰謀』 で使われていた紹介文から引用しています。」

池井戸潤の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
東野 圭吾
池井戸 潤
有効な右矢印 無効な右矢印
ツイートする
×