英国紅茶予言師 古城の悪魔 (小学館文庫 な 1-2 キャラブン!)

著者 :
  • 小学館
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (236ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094065510

作品紹介・あらすじ

英国男子校を舞台に紅茶で謎解きミステリ

イギリス名門パブリック・スクール「レイトン校」の奨学生となった風森心。シンは養護施設の園長の言葉「何も持っていなくても、強い心さえあれば、どんな世界も切り開いていける」を胸に、貴族の子弟ばかりの学校でいじめにも負けず頑張っている。そんなシンには、紅茶を飲むと3日くらい先までの未来が見える能力がある。シンの親友は寮が同室で没落貴族のギルが茶葉を選んでくれて、シンが紅茶で客をカウンセリングするのだ。ある夜、寮の塔から下級生サンディの飛び降り事件が! 学園一金持ちで優しいアンドレが弟と可愛がるサンディの死の裏には、思わぬ「思いやり」が絡んでいた・・・・・・。シンが紅茶でみたものとは!? イギリスのクリスマスや様々な種類の紅茶の話も楽しい、イギリス全寮制男子校の青春物語!

感想・レビュー・書評

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  • 紅茶を飲むと少し先の未来を視ることができるー紅茶予言師。英国を舞台にした物語ならではの設定に納得。
    英国貴族の暮らしぶりや英国の文化も知ることができて楽しかった!
    事件の本題に入るまで少々前置きが長く感じてしまった印象はあったけれど、少年たちの繊細で壊れてしまいそうな心の叫びに胸がキューッとなる。

  • シリーズ2冊目。紅茶を飲むと未来が見えるシンの学生生活。クリスマスやパンケーキ・デイなどイギリスの文化盛りだくさんで読んでいて華やかなはずが…。下級生の死や利権目的で運営される養護施設などテーマが重かった。いつも神々しいエドワードと、ちょっとポジティブになってきたギルの存在が癒し。カティサークに既視感を覚えたりしたシンの話は次巻に持ち越す予定だったのかもしれないけど、出ていないようなので残念。(3/25-26)【2024-18】

  • 英国の風習とか紅茶の話とか蘊蓄も興味深く、主人公にも好感が持てたので1巻も良かったけど、2巻はこれまた感動的でウルッと来ました。嫌な事は忘れて、その空いたスペースに良い事を呼び込もうという生き方、素晴らしいです。心にまた真の友人が出来たようで嬉しい。

  • 話は……とても好き……。

    だが、ほんっとーに!!! あの、時代を感じさせる(ひと昔前の、古臭い)漢字ネタのオヤジギャグっぽいくだり要らない……。作者は一昔前の世代の方なのかな。今まで読んだことなかったけど。何か意味があるのなら(そのうち明かされるのなら)いいけど、ここまで読んだ印象からして意味があるとは思えないのだが……何か意味あるのなら早く教えて……。

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