わが心のジェニファー

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  • 小学館 (2018年10月5日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (400ページ) / ISBN・EAN: 9784094065640

作品紹介・あらすじ

浅田次郎が描く米国人青年ニッポン発見の旅

日本びいきの恋人、ジェニファーから、結婚を承諾する条件として日本へのひとり旅を命じられたアメリカ人青年のラリー。ニューヨーク育ちの彼は、米海軍大将の祖父に厳しく育てられた。太平洋戦争を闘った祖父の口癖は「日本人は油断のならない奴ら」。
日本に着いたとたん、成田空港で温水洗浄便座の洗礼を受け、初めて泊まったカプセルホテルに困惑する。……。慣れない日本で、独特の行動様式に戸惑いながら旅を続けるラリー。様々な出会いと別れのドラマに遭遇し、成長していく。東京、京都、大阪、九州、そして北海道と旅を続ける中、自分の秘密を知ることとなる……。
圧倒的な読み応えと爆笑と感動。浅田次郎文学の新たな金字塔!

感想・レビュー・書評

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  • アメリカ人が体験した日本。素晴らしいところも変なところも外から来た人の目で教えてくれる。
    日本が好きになれる、なってほしいと浅田次郎が綴ったガイドブック。
    ジェニファーはすべて知っていたようなラストに感動。

  • あるアメリカ人が恋人の命に従い日本を旅するお話。うらやましい、温泉宿に行きたくなった。
    東京2020が決まりすぐ書かれたものらしく、異国人の目を通して日本の美点を再発掘しようというのが小説の目論見としてあると思う。
    軽薄な主人公に辟易するが軽妙なテンポでさくっと読める。

  • ラリーが途中で
    日本人の魅力的な女性と
    ねんごろになっちゃう展開
    その上 ジェニファーにまで
    懺悔ともとれる手紙を送るにあたって
    男の都合のいい夢に
    うんざりしてきます

    ラリーがお子様に思えて
    いらっとしますね

    ラリーが北海道で出会う
    運命の出会いの良さが
    かすんでしまうわ

  • 正直いまいち(笑)
    アメリカ人の青年を通しての日本文化論。

    日本再発見小説という帯の触れ込みや、日本が好きになるという触れ込み、涙と感動の人間ドラマという帯のメッセージに対して、あまりにステレオタイプ+ユーモア的で、逆に日本をコケおろしているようにも感じられます。

    ストーリとしては、
    日本びいきの恋人ジェニファーから、結婚するなら、価値観を共有するために、日本へ一人旅をしてくるように言われます。パソコンもスマホも持たず、ラリーは一人、日本を旅することに。
    彼の珍道中を通して、語られる日本
    成田から、東京、京都、大阪、別府、釧路と3週間の旅です。
    旅の所々でジェニファーに手紙を書くラリー
    興ざめなのは、女性とのロマンス系。ラリーの軽薄さが目立ちます。
    それを手紙に書くのか...

    そして、なによりいまいちなのは、最後の釧路。
    驚きの真相は、逆にあまりに安っぽい展開で残念。

  • アメリカ人青年の視点から、日本という国を旅して、文化や習慣など、肌で感じたことを描いているのが面白かった!
    だけど、この小説の主人公ラリーは、純粋な青年という設定だけど、なんて流されやすく軽いんだ!?(笑)こんな人、絶対イヤだ(笑)
    ただそれだけ、日本に特別な感情を抱いたっていうことだろうか?
    全体を通じて淡々としていて、展開がイマイチ盛り上がりに欠けている感じがして、何か足りないなぁ・・・って思ったけど、奥深い気はした。

  • 2020年8月2日読了。

    ニューヨークのウォール街で働くライリーは、幼い頃に両親が離婚、両親ともに養育を拒否したので祖父母に育てられる。
    祖父は海軍の元将軍で日本人を「油断ならない奴ら」とライリーに教えていた。

    ライリーの婚約者、ジェニファーは大の日本好きで結婚を申し込んだライリーに「日本を一人で旅すること」を結婚の条件にする。
    パソコンもスマホも持つことを許されず、ジェニファーへの連絡は手紙という条件で日本を訪れるライリー、東京、京都、別府、釧路とライリーの旅は続く。

  • 外国人目線で書かれた日本。想像より軽くて、だけれど心にしみる内容

  • 読み始め、面白いなぁ思っていたが、最初の数ページの展開がラスト数ページまでずーっと続く。途中に出てくる脇役がすべてスッカスカ。当然内容スッカスカ。最後のシーン、なにそれ?
    浅田さんの時代小説が面白いと聞いていたが、読みたいタイトルがなかったので適当に選んで読んだ本だが、こんなテンションでほかの本も書いてるのか?って思うと読む気にならない。
    今年100冊目がこれだと思うと残念だが、まぁ広く浅く読んでるので確率的にはあるあるだと思って次に行く。
    ほんと、ひどかった。

  • 恋人からの結婚承諾の条件として、日本を体験してきてほしいと要請されたアメリカ青年のラリー。
    彼の目を通して語られる日本文化論ともいえるエンターテイメント。
    著者は、日本で暮らす外国人に取材を行い、この作品を仕上げたそうだ。外国人から見た日本は、このようなのかと、改めて感じったものだ。もちろん、ユーモアを交えた著者の恣意が入って入るだろうが。
    外国人用のガイドブック(実在のもの?)として、ポジ・ガイドブックとネガ・ガイドブックの内容が記述され、その解説に、いかにも!と、納得も。
    主人公の旅の終わりに、もう一つ仕掛けがしてあり、著者の巧みな小説手法を見る思い。

  • 外国人視点で日本を描くことで母国(日本)を再発見するみたいなパターン。皮肉も利いてるし確かに新発見もあった。
    一人称視点でもあるので途中飽きて来るが(ちょっと強引でも)ラストの展開が素晴らしい。

  • ユーモアたっぷりでおもしろかった。
    ジェニファー命と言っておきながら、出会った女性に恋に落ちるところは、重くならない程度で、ラリーに何をやってるんだか。と言うような感じです。
    最後はこういう結末だったのか。と思ってなかったな。

  • アメリカ人の青年が恋人と結婚する条件として「実際に日本を旅する」という内容。
    最初は期待が高かったのですが、主人公のキャラクターに感情移入できなかったせいで最後までしっくりこないまま読了となりました。
    東京の地下街で少年と知り合ったシーンは楽しめたのに少年の母親が出てきたあたりから雲行きが怪しくなり、最後の父親と再会するシーンは唐突すぎて「えっ!?」と驚かされました。
    納得がいかない。

  • この数年不作な気がしている浅田次郎だけど、久しぶりに読みやすい一冊だったと思う。
    ジェニファーもラリーも好きになれないし、サブキャラも魅力的ではないけど、そこはもう考えないようにして、ファンタジー色のある旅の本と思えば楽しく読める部分もあった。

  • 日本が大好きな婚約者の求めで、日本を知るために一人旅をする米国人青年の手記。

    清潔、親切、知性的で奥ゆかい人々、美しい自然と古い歴史を持つ国土etc.etc.etc。何というアナクロニズム的日本・日本人礼賛。思わず奥付をチェックしたら、2013-2015に雑誌掲載とあります。昭和末期かと思った。
    日本は良い国だと私も思うけど、ここに有るのは安っぽい書割りの様にしか見えない日本観。数ページで本を置きたくなるも、一応「読み始めたら読み終える」が信条。どこかで話の展開が変わり、最後には良くなるという事を期待して読み続けました。
    いっそ「きんぴか」の様に弾けてしまえば面白かろうに中途半端なふざけぶりが最後まで続きます。隅々には浅田さんらしいユーモアや”良い話”も入っているのですが、一度離れた気持ちを引き戻すところまでは行かず、結局、話の展開の御都合主義ばかりが気になってたまま読了。
    希代のストーリーテラーとも言われる浅田次郎をして、この徹頭徹尾の「外れ」ぶり。ちょっと予想もつかなかった。

    改めて他の人のレビューを見ると、私同様に「日本びいきというか、日本を絶賛しまくるところがちょっと寒い」というネガティブな感想の人も多い。しかし褒めてる人も同じくらい居て、大きく評価が割れるようです。
    褒めてる人のレビューには「たしかに日本がどんどん好きになります。」とか「アメリカ人の目を通じて、日本の文化や伝統、心を伝えるいいお話です。」の様に書かれていて、どうやら日本観の違いで評価が割れるようです。

  • ニューヨーカーのラリーは、恋人ジェニファーにプロポーズしたが、返事をする前に日本を体験してきて、と言われ、やむなく日本を旅することに。

    本書は、ラリーの目を借りた日本文化論になっている。そして、ラリーの人となりは、たぶんに著者の自伝的要素を含んでいると思う。

    ラストでの父親との遭遇は、取って付けたようで何だかなあ(結局、ジェニファーはラリーに、父親に会ってきて、と伝えたってオチなんだろうけど)。それにしても、何故丹頂鶴の舞いなんだろう?

  • 日本がもっと知りたくなる

  • えっ、すごい。そういう結末?!すごいじゃん!
    ユーモアたっぷりに描かれる日本各地でのラリーの戸惑いが、こういう結末に落ち着くなんて。めっちゃ良いじゃん!

  • 3.5自分の存在を確かめるロードノベル。日本人がわすれがちな日本の美点をアメリカ人の視点から表現する。戦争という歴史を通してアメリカと日本とのつながりを描いているかな。

  • 内気な、ザ・アメリカ人が旅する日本文化との出会い、その都度味わう驚きや感動がおもしろく描かれている。登場する日本人も、ザ・日本人というか、誇張した日本感が面白かった。
    文化の違いをジョークにすると、差別だと言って騒ぐ人がいるが、文化の違いは楽しむべきだと思う。

  • 軽い浅田次郎 サラッと読める

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著者プロフィール

1951年東京生まれ。1995年『地下鉄に乗って』で「吉川英治文学新人賞」、97年『鉄道員』で「直木賞」を受賞。2000年『壬生義士伝』で「柴田錬三郎賞」、06年『お腹召しませ』で「中央公論文芸賞」「司馬遼太郎賞」、08年『中原の虹』で「吉川英治文学賞」、10年『終わらざる夏』で「毎日出版文化賞」を受賞する。16年『帰郷』で「大佛次郎賞」、19年「菊池寛賞」を受賞。15年「紫綬褒章」を受章する。その他、「蒼穹の昴」シリーズと人気作を発表する。

浅田次郎の作品

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