流星の消える日まで (小学館文庫 Cお 4-2 キャラブン!)

著者 :
  • 小学館
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本棚登録 : 107
感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094066418

作品紹介・あらすじ

繰り返す死から君を救うために

東京で自分の店をオープンさせるという大きな夢を抱き、アパレル業界でがんばってきたあずみ。だが、SNS上での出来事が原因で仕事を失い、実家がある田舎町へ帰ることに。
数年ぶりの地元に到着早々、あずみは幼馴染の太一とばったり再会する。幼い頃からどんな時もあずみの味方をしてくれた太一だが、高校生の時、太一に好意を寄せる女子生徒に嫌がらせをされてから疎遠になっていた。離れていた時間を感じさせない態度で接してくる太一に、夢を捨てた自分が情けなくて素直になれないあずみ。だが、やがて友人たちの後押しもあり、太一との距離は縮まっていく。
そんなあずみが最近気になっているのは、帰省した日から毎晩見ている夢。流星の降る夜、海辺で横たわる『誰か』の隣で泣き続けている――そんな奇妙な夢を繰り返し見ているのだ。そしてあずみは、太一の様子がどこかおかしいと気づくように。
流星群極大の夜、天体観測をするという友人の誘いで夜の海に向かったあずみと太一。星空の下で、あずみは夢の真実を知る――。
繰り返される死と嘆きの夢。流れる星はあずみと太一のどこへ導くのか。沖田円が描く再生と希望の物語!

感想・レビュー・書評

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  • すごく綺麗な装幀に惹かれて手に取りました。あらすじをみてみると私の大好きなタイムリープに幼なじみのラブストーリーもの。終盤はお互いを救うために自分の身を投げ打ってまで行動しようとするふたりに胸が熱くなる。お互いどちらが欠けてもダメなんだって言い切れる関係性ってすごい絆だよね。ラストのふたりの姿にホッとしました(*ˊᵕˋ*)

  • 何度も繰り返し見る夢の内容は。
    心の奥底から互いを必要としていたからこそリンクした様な夢を見続けていたのだろうが、死の運命を捻じ曲げて生還した二人の絆は凄いな。
    オーナーにとって苦渋の決断だったのだろうが、無実の彼女が完全に店を去るのは理不尽であり何かしら救済措置を取れなかったのだろうか。

  • 円さんの新作やほーい!と張り切って買いに行ったら店頭になくて悲しくて思わずAmazonさんに頼ってしまったよ。頼りになるねAmazonさん。

    あぁ、これはまさしく沖田円の作品だなぁと思った。
    円さんの描く男の子ってみんなとにかく優しいんだよねえ。(我が道を行くヒロインちゃんに振り回されててとても可愛い。)
    なにげにイケメンなのもまたたいへんよろしい◎

    少し意地っ張りで素直になれないところもあるけれど、自分の意志はしっかり持っているし、優しいし、ぶれちゃいけないところはぶれてない。そんなあずみちゃんも素敵だし、きっとあずみちゃんのお洋服はどれも素敵なんだろうな。
    (なにせ円さんもおしゃれさんだし)

    守ってもらうなんてごめんだね!と選択肢にない方法をさぐって実行するあずみちゃんに拍手。

    この先(8月1日以降)、ふたりがどんなかたちであれ共に助け合って生きていってほしいねえ。
    そしていつまでも太一くんはあずみちゃんに振り回されてニコニコ笑っててほしいなぁ。

    綺麗な星空が見たくなるお話でした。
    近々、プラネタリウムでもいってくるかな。

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著者プロフィール

愛知県安城市出身。2012年『一瞬の永遠をキミと』でデビュー。2015年末に刊行した『僕は何度でも、きみに初めての恋をする。』は累計25万部を突破しコミカライズされた。2018年には、『千年桜の奇跡を、きみに~神様の棲む咲久良町~』(原題『咲久良町シンフォニー』)がポプラ社ピュアフル小説大賞で金賞受賞。その他著書に、『喫茶とまり木で待ち合わせ』『雲雀坂の魔法使い』『神様の願いごと』『10年後、きみに今日の話をしよう。』『猫に嫁入り』シリーズなど、ヒット作多数。

「2023年 『怪異相談処 がらくた堂奇譚』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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