私はスカーレット (1) (小学館文庫)

著者 :
  • 小学館
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本棚登録 : 206
レビュー : 65
  • Amazon.co.jp ・本 (169ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094067002

作品紹介・あらすじ

林真理子が描く『風と共に去りぬ』第一巻!

〈小説『風と共に去りぬ』を読んだことがあるだろうか。私を作家へと導いてくれた小説である〉ーー自身の「原点」と語るあの名作を、ヒロイン、スカーレット・オハラの一人称小説として林真理子が鮮やかにポップに現代に甦らせた!
南北戦争時代の米国ジョージア州。「このあたりいちばんの美人」ということになっているスカーレットは、わがままでうぬぼれやで思慮浅く、華やかなドレスとパーティー、そして男の子たちにちやほやされるのが大好き。「他の娘の恋人を奪うのが趣味」だと、まわりの女子どころか実の妹にまで嫌われている。
そんな史上最強のヒロインの波瀾万丈な人生。恋あり、三角関係あり、冒険あり。最高に面白い、待望の第1巻!

感想・レビュー・書評

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  • ブクログさん、ありがとう。

    林さんが描く、あの超有名作品。初めて手に取ったけれど、さすが林作品、読みやすかった。女子の心理を描くのがほんとうに巧いし、ひきこまれる。

    ひとことで言うと、スカーレットは嫌な女子。
    自己中な考え、男子は皆、自分を中心に取り巻いている…そう、典型的な女子に嫌われる女子だ。

    しかも超プラス思考。ここはある意味うらやましい。
    そして飾らない心理描写も時には清々しい。

    そんな彼女が人生最大の屈辱から選んだ道。

    まさにジェットコースターのような展開に言葉が出ない。
    いや、でもこの時代って、こんなものなのかな。

    南北戦争、一面に広がる綿花畑、奴隷制度ももっと知りたくなる。そしてスカーレットがこの先、どんな人生を歩んで行くのか、追いかけていきたい。

    • けいたんさん
      またまたこんばんは(^-^)/

      朝ドラの原作かと思った(〃∀〃)ゞ
      風と共に去りぬのスカーレット?そのままなん?
      プラス思考は本...
      またまたこんばんは(^-^)/

      朝ドラの原作かと思った(〃∀〃)ゞ
      風と共に去りぬのスカーレット?そのままなん?
      プラス思考は本当に羨ましいね。
      ジェットコースターのような展開も好き。
      2019/11/02
    • くるたんさん
      けいたん♪おはよう♪

      そういえば朝ドラを思わせるタイトルだね(笑)

      そう、風と共に去りぬ…私、よく知らないから余計に 興味深く読めたよ(...
      けいたん♪おはよう♪

      そういえば朝ドラを思わせるタイトルだね(笑)

      そう、風と共に去りぬ…私、よく知らないから余計に 興味深く読めたよ(*∩ω∩)

      原作でも映画でもやっぱりこんなお嬢様だったのかしら。
      うらやましい性格〜♪って感心しちゃった。
      2019/11/02
  • 映画で有名な「風と共に去りぬ」の原作本を、小説家の林真理子さんが、ヒロインのスカーレット視点を抽出して描いた超訳小説第一巻。

    わがままで、自信家で、自己中心的で、考えることや本を読むことが大嫌いで、男たちを自分の周りに侍らしてチヤホヤされることばっかり大好きで、当然同世代の女たちの敵で、うまくいかないことは他人のせいで…。

    現実に周囲にいたら絶対に友達にはなりたくないというかなれない女・スカーレット。
    私は絶対、小説に出てくる脇役の女の子たちと同じように、彼女のいないところで「あいつ最悪」と言うに違いない。

    でもなんだか憎みきれない、単なる嫌な女に終わらないのは、若かりし頃に「風と共に去りぬ」にハマって作家になったと公言する林真理子さんの愛着と努力の賜物でしょうか。
    曰く、「たった一六歳は思慮深くなくてわがままなのはあたりまえだから、思いっきり客観性のない若い女の子を描こうと思った」んだそう。

    アメリカ南部で大農園を経営する地主の娘スカーレット。それほど美人ではないけれど気性が激しくも明るく蠱惑的な魅力に満ちた彼女は、男たちの憧れの的であり、同世代の女たちの敵。
    彼女はアシュレという青年に恋をしていたけれど、彼は、聡明で謙虚で理知的な、とことんスカーレットとは真逆といえる少女メラニーと婚約してしまう。
    スカーレットは結婚前になんとかアシュレを自分のものにしようと躍起になるが叶わず失意のドン底にいるときに、女の子たちの陰口に打ちのめされてしまう。
    彼女は失意と衝動と復讐心をないまぜにして、メラニーの兄チャールズと結婚するけれど…。

    いや、もう本当に客観性のかけらもない。
    でも、だからこそ、読みやすいし、単純にわかりやすい。
    アメリカ南北戦争時代を舞台にした作品なのだけど、スカーレット視点だけを採用しているので、原作にはあるスカーレットが登場しないシーンは省かれ、その分、政治や戦争の背景などもあまり描かれない。

    叶わなかった恋で頭がいっぱいのわがまま女子を描いた時代物ラノベといった感じになっています。

    舞台背景や当時の風俗も感じたい人向けでは決してないけれど、一時間ちょっとで読めてしまうので、原作に興味があるけどその長さに手が出せない人があらましや人物相関図を知るのにいいと思います。

    個人的には、展開も早くて読みやすいので、二巻も読みたいです。

  • 『風と共に去りぬ』高校生の時映画を見ました。
    スカーレット16歳だったんですね。
    一緒に見ていた友達が「レットバトラー素敵♡」と言っていたけど、私には彼もアシュレもどこがいいのかわかりませんでした。
    ぶっちゃけ、映画の内容をあまり理解していなかった私。

    でも今回、林真理子さんが小説にしてくださったことで、すっごくよくわかるし、面白い。
    アシュレの素敵さが伝わってきます♡
    さすが林真理子さん。

    小学館の雑誌月刊きらら(なんと200円)に連載されていて、こうやって文庫本で読める。
    というのも著者が亡くなって60年以上たち、著作権が切れたから。
    調べたらマーガレットミッチェルは飲酒運転の車にひかれ48歳で亡くなったそう。

    もしその事故がなかったら、私は『風と共に去りぬ』の面白さを知らずにこの世を去りぬ…ということだったかも…。
    ああ、いろいろな悲しい交通事故を思い出され、胸がものすごく痛みます。
    交通事故があっていいわけないじゃない。

    もちろん戦争も。
    でも映画『風と共に去りぬ』に出会って何年もたってから、こうして再会し、歴史事件としてしか認識なかった南北戦争を知ることができるのも僥倖かも。

    そして今、改めて映画を少しずつ見始めています。

  • 献本企画で頂きました。

    林真理子さんも、風と共に去りぬ、お好きだったとは。私が『風と共に去りぬ』を初めて読んだのは中学の時、新潮文庫の大久保訳で、見学ばかりだった体育の時間、こっそりかくしてまで夢中で読んだものです。ヴィヴィアン・リーの美貌が輝くような映画も観ましたし、宝塚でも観劇、ファンと言って差し支えないと思います。

    今年は『風と共に去りぬ』ブームのようで、新潮版も新訳なったところ。波に乗って、人気作家の林真理子さん、どうお訳しになるのかなと思って、わくわくと読み始めました。

    一言で言えば、痛快!スカーレットの心理が鮮やかに描かれていて、難しいところはありません。素直で激情家で、かなり思い込みは激しいですが、不思議と憎めないのはさすがです。格調という点では大久保訳に軍配が上がり、社会背景や文化なども味わうなら、そちらを推しますが、スカーレットのチャーミングさと、スッキリしてスピード感のある文章を好まれる方でしたら、断然こちらをおすすめします。

    ただ、もっとレットを際立たせて欲しかったでしょうか。そこまであの本の厚さで要求するのは難しいかな?肩の力を抜いて読むには、大変楽しい一冊でしたが、そこだけが惜しいのです。

    脇役の女性陣・スカーレットの妹・マミーやスカーレットのママまで、女性陣の心理はいきいきと見事に活写されていて、それは素晴らしい。林訳の醍醐味でしょう。美しく華やかな描写と、目の前にいるような鮮烈なスカーレットも、一気に読者を引き込むでしょうね。

    これから初めて読むけど、最後まで読み通せるか自信がない方も、安心してお読み下さい。午後だけで読み終わってしまいましたから。面白かったです。

  • 最初は中学一年生時に原作を読み、2回目は大学時代に映画館で、3回目は5年前にDVDで。今回はブクログの献本企画により、林真理子さんの1人称小説「私はスカーレット」で再読できるチャンスをもらいました。
    初見でスカーレットの強さに惹かれ、映画館で観た時は彼女ばかりをスクーリンで追いかけ、彼女のような生き方に憧れました。 1人称小説は苦手でこわごわと本を開きましたが、ヒロイン目線で描く本作はまるで16歳に返ったようで、スカーレットの気持ちに同化しながらの読了でした。
    2巻が出るのが楽しみです。
    5年前に観た映画感想は↓
    http://amegasuki3.blog.fc2.com/blog-entry-148.html

  • とにかく読みやすい。だいぶ前に新潮文庫版を読んで途中でくじけてしまったが、これなら最後まで読み通せる。

    女に嫌われる女の子、スカーレットのことが、いつのまにか大好きになってしまった。自信まんまんで楽しいことが大好きで、あと先考えない、行動的なスカーレット。
    今後どんなことが待っているのか、映画でおおよそ知っているけれども、この本のスカーレットから目が離せない。とても魅力的な女の子。失恋して可哀想?ザマーミロ? なんだか笑っちゃう〜 がんばれ〜!

    当時の社会情勢や南部の文化も描かれていて、勉強になります。

  • ブクログさんからの献本企画でいただきました。
    ありがとうございます。

    お恥ずかしながら、私は原作の『風と共に去りぬ』という作品をこの本で初めて知りました。
    それでも、スカーレットの魅力と世界観に引き込まれて一気読みしてしまったので、私と同じように原作を知らない方でも楽しめると思います。

    内容についてはネタバレをしてしまうかもしれないので、他の方のを見ていただいたほうが参考になると思います。

    しかしながら、微力ながらもこの本の面白さをお伝えするために私は読み方を書きたいと思います。
    題名にもなっているスカーレットという燃えるような情熱と若さでいっぱいの主人公。
    そして、メラニーという謙虚で優しさに満ちている少女との対比を感じながら読んでみると面白いと思います。

    どちらの女性も芯が強く、このような女性になりたいと思えるような素敵な2人です。
    次回作も楽しみにしております。

  • 映画「風と共に去りぬ」のスカーレット・オハラを主人公にした小説を一人称、スカーレット目線で書かれたものが本書である。実に、スカーレットは傲慢な女で、馬鹿である。頭の中は自分のことしかなく、全ての男を自分のものにしなくては納得できないという困った女で、彼女が好きになった男が地味な女と婚約すると、その娘の兄と電撃結婚、その男が戦争に行って妊娠、すごい財産の跡取りになるとか、もう、何じゃこりゃという展開で、このラッキーな展開に本人は不平不満。わけのわからん人なのでした。

  • 献本にて頂きました。
    この場をお借りしてお礼申し上げます。

    マーガレット・ミッチェル作「風と共に去りぬ」のヒロイン・スカーレット目線での物語。
    美人のスカーレットは男の子たちにちやほやされ、女の子を初め、妹にまで嫌われている。

    そんなスカーレットがどう人生を展開させていくのか。

  • 林真理子だ、と思って応募したら送られてきました。この有名作を私は読んでなくて、あらすじは知ってる、位。スカーレット、面白いです。

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著者プロフィール

林 真理子(はやし まりこ)
1954年、山梨県山梨市生まれ。山梨県立日川高等学校を経て、日本大学藝術学部文芸学科を卒業。コピーライターとして活動後、1982年エッセイ集『ルンルンを買っておうちに帰ろう』が、デビュー作ながら話題になる。1986年『最終便に間に合えば』『京都まで』で直木賞を受賞。現在、直木賞、講談社エッセイ賞、吉川英治文学賞、中央公論文芸賞、毎日出版文化賞の選考委員を務めている。2019年4月1日の新元号の決定・公表に先立ち、原案への意見を聴く有識者懇談会のメンバーにも選ばれた。またマーガレット・ミッチェルの名作『風と共に去りぬ』を、主人公のスカーレット・オハラの一人称で描くという大胆に超訳!現在も文芸誌「きらら」にて連載中(小学館文庫より2019年10月より順次刊行の予定)。

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