ぐるぐる問答 森見登美彦氏対談集 (小学館文庫)

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  • 小学館
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本棚登録 : 116
レビュー : 5
  • Amazon.co.jp ・本 (379ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094067071

作品紹介・あらすじ

森見登美彦氏初の対談集、完全版!

ただ正直に、出たとこ勝負で喋るだけである。だから私はたいていの対談でぐるぐるしてしまう――(「はじめに」より)。そんな森見登美彦氏が、ぐるぐるしながらも臨んだデビュー直後の人生初対談から、憧れの人との緊張のご対面、15周年を迎えての振り返りまで。現在では入手困難な対談を網羅した、ファン必読の一冊です。
対談相手は、劇団ひとり氏、万城目学氏、瀧波ユカリ氏、柴崎友香氏、うすた京介氏、綾辻行人氏、神山健治氏、上田誠氏、羽海野チカ氏、大江麻理子氏、萩尾望都氏、飴村行氏、本上まなみ氏、綿矢りさ氏という各界トップランナーの多彩かつ豪華な顔ぶれ。単行本収録の全16記事+“対談風小説”「今昔対談」を完全再録するほか、新たに伊坂幸太郎氏、辻村深月氏との対談を追加収録しました。本書だけで読める、書き下ろしコメントも満載です。
装画は『こぐまのケーキ屋さん』著者、カメントツ氏による描き下ろし。さらに、登美彦氏の仕事場突撃インタビュー漫画も特別収録!



【編集担当からのおすすめ情報】
気心の知れた相手との丁々発止、憧れの人との超緊張のご対面……登美彦氏のさまざまな表情が覗きます。デビュー以来の15年間の軌跡が詰まっているので、その時に刊行された作品との読み比べもオススメ。登美彦氏の書き下ろし注釈も多数!

感想・レビュー・書評

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  • タイトル通りの対談集。2006年から最近のものまで(ラストの辻村深月との対談は2019年6月で文庫のみの収録)基本年代順に収録。序盤はまだ森見氏もお若く、人見知りなのか会話がちょっとぎこちないので、読んでいるこっちまで緊張してしまう(笑)だんだん対談慣れしていくせいか年齢的なものなのか、後半になるほど対談内容が充実していたような印象を受けた。

    どうしても対談相手は京都関係者が多く、京都つながりがあると京都の話に終始してしまい、京都の話はもうええねん、と面倒くさくなってしまう私は京都出身者なわけですが。

    個人的には、異業種(アニメ監督の神山健治や、劇団「ヨーロッパ企画」の上田誠など)との対談のほうが思いがけない話題が引き出される面白さがあった気がする。神山監督いわく脚本の構造は「志村、うしろうしろ!」だというのはとてもわかりやすかった。観客(視聴者)には見えている危険に登場人物は気づいていないことで、観客はハラハラドキドキしながら進展を見守ることになる。

    あとは伊坂幸太郎が意外にも「後輩やっかみキャラ」を出してくるのが面白かったのと、羽海野チカさんは対談上手というか、作家の本質的な話を引き出すのと、例えのエピソードが上手いなあと。ご本人読んでないというバトルロワイヤルの話はすごく刺さった。最初に与えられた武器(=才能なり環境なり)はそれぞれ違っていて、たとえ自分に渡されたのがお鍋の蓋だったとしても人生を戦い抜かねばならない。あと本音でなければ読者は感動してくれないという話なども。

    ※対談相手
    劇団ひとり/万城目学/瀧波ユカリ/柴崎友香/うすた京介/綾辻行人/神山健治/上田誠/羽海野チカ/大江麻理子/萩尾望都/飴村行/本上まなみ/綿矢りさ/伊坂幸太郎/辻村深月

  • 興味深い対談相手と興味深い対談。
    産みの苦しみを味わう方々が、今までに出会ってきた本や作家の名前を惜し気もなく注釈付きで紹介。
    おかげでまた積読が増えること必然。
    対談相手の著作にもがっつりロックオン。
    新天地が拓けるに違いない。
    読んで良かった。

  • 今の森見と院生時代の森見の対談だけでも読む価値はあるかと思われた。
    他の対談相手も知っている人が多かったので面白かった。
    俺も大江アナとうすた京介好き。

  • 森見登美彦氏の周囲には、同じような奇人が集まっている。
    そこがいい、面白い。
    特に万城目学氏との、きゃきゃ、きゃきゃとか。
    伊坂幸太郎氏との丁々発止も含まれている(笑)
    第二団もぜひ、こんな感じにして、早めに出して欲しいものである(^^)

  • 森見登美彦の対談集が文庫化。
    対談の相手は幅広いと思うのだが、何となく、ノリが似ているというか、ぱっと見、森見登美彦と並んでいても違和感が無いタイプの人が多かった。対談自体も良い意味でユルく進んでいて、読んでいて気持ちが良かった。

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著者プロフィール

森見登美彦(もりみ とみひこ)
1979年奈良県生まれの作家で、京都を舞台にした作品が多い。京都大学農学部卒、同大学院農学研究科修士課程修了。2003年、『太陽の塔』で日本ファンタジーノベル大賞を受賞しデビュー。2006年に『夜は短し歩けよ乙女』で本屋大賞2位、山本周五郎賞などを受賞し注目を集める。2010年『ペンギン・ハイウェイ』で2010年日本SF大賞、2014年『聖なる怠け者の冒険』で第2回京都本大賞、2017年『夜行』で第7回広島本大賞をそれぞれ受賞。2010年に『四畳半神話大系』がTVアニメ化、2018年8月に『ペンギン・ハイウェイ』が劇場アニメ化された。2018年11月に『熱帯』を刊行し、第160回直木賞、2019年本屋大賞にノミネートし、第六回高校生直木賞受賞。

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