TEN (下)

  • 小学館 (2021年2月5日発売)
4.23
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感想 : 10
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Amazon.co.jp ・本 (352ページ) / ISBN・EAN: 9784094068801

作品紹介・あらすじ

企業社会に蔓延する「男の嫉妬」を描ききる

男の嫉妬ほど、恐ろしいものはない――。仕事に夢を持てるかどうかで、サラリーマンの人生は大きく変わる!

ドヤ街で荒んだ暮らしをしていたテンこと小柴俊太は、幼馴染の麻生寛司との再会でチャンスを掴み、ムーンヒルホテルで働くことになる。日本最大のホテルチェーンを目指す月岡光雄社長の下、テンは次々に実績を挙げ、異例の出世を遂げる。さらに、球団買収の難題を解決した俊太は、中卒、途中入社のハンディを乗り越えて、本社の取締役に抜擢される。
社内に渦巻く男たちの嫉妬、嫉妬、嫉妬。
そんなある日、重大な不祥事が発覚し、会社は上場廃止の危機に陥ってしまう。実は、一連の騒動の背後には、思いもよらぬ人物の裏切りがあった・・・。

昭和のニッポンを駆け抜けた、汗と涙と歯ぎしりのサラリーマン奮闘小説の傑作が誕生。

【編集担当からのおすすめ情報】
【著者・楡周平氏からのメッセージ】
IT技術の進化に伴い、ビジネス環境が凄まじい勢いで変化していく時代ですが、振り返って見ると、昭和もまた同じであったのです。そして、新しいビジネスを考案するのも、新事業を確立するのも人間なのは、昔も今も、そしてこれからも変わりはありません。だからこそ、そこにドラマが生まれるのです。ホテル業界の変遷を元に、昭和を全力で駆け抜けた男の波瀾万丈の一代記を、ビジネスパーソンの先達には感謝の気持ちを、現役世代へはエールを込めて書きました。

感想・レビュー・書評

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  • 上巻からの続き。

    ※TEN (上)
    https://booklog.jp/users/noguri/archives/1/4094068791#comment

    上巻では、ドヤ街から抜け出した主人公がどんどんチャンスを掴んでいったサクセスストーリーを味わえましたが、
    下巻ははてどんな進行に?と思って読んでいましたが、
    いい意味で予想を裏切られる展開で、面白く読めました。

    てっきりバブル崩壊を通じて会社が危機に陥るものかと思っていたのですが、
    そんな展開ではなく、男の嫉妬をテーマに闇の部分がえぐり出されるものでした。
    あれ、●●ちゃんってそんなに度量狭かったっけ?と思いながら読んでいましたが、
    まぁ小説の設定だから仕方ないですね。
    最後の終わり方も中々の自分好みの分かりやすい展開。

    小説のストーリー自体には満足なのですが、
    あえて言うと、これくらい1冊にまとめてくれやー、と出版社に言いたい。。笑

    とは言え、次の楡さんの小説も楽しみにしてるんですが。

  • 前職ホテルマンだった事もあり、
    キツくて辛いことも多かったけど、それよりも好きだった事を思い出してふけてました。
    楡周平先生の作品はマジで仕事がしたくなる。
    まさにこれに尽きる。
    運が良いと感じる自分になろう。
    出会いは一期一会。


  • ★★★
    今月2冊目。
    まさかのカンちゃんが裏切りに。
    ドヤから這い上がってついに社長に。
    しかし、私娘をテンと呼び、息子カンちゃんだし、名前同じでびびった本だったな

  • 月岡光隆社長の下、小柴俊太は次々に実績を挙げる。さらに球団買収の難題を解決、本社の取締役に抜擢。そんなある日、重大な不祥事が発覚し、会社は上場廃止の危機に陥ってしまい…。

  • とても心に響く金言が散りばめられていた。人生は『ご縁』ですね。

  • 自分にここまでの行動量はあるだろうか。常に考え続け行動量を増やさなければならない。

  • 知恵者知恵に溺れる。

    施しを与える存在だと思っていた者が実は自分を凌駕すると知った時、心の安寧が破られる。
    でも、そこで自分を諦めることが正解なのだろうか?

  • 48

  • 202103/上下まとめて。絶対面白い楡作品、今回はサクセスストーリー的エンタメビジネスもの。動物の貂に似ていることからテンとあだ名された中卒で横浜ドヤ街育ちの主人公が、料亭下足番から始まり出世の階段を昇っていく。戦後のホテル業界を舞台にした現代版秀吉(草履の逸話の真偽はさておき)ってかんじで信長や光秀的なキャラも登場。血の通った登場人物達の描写と、危機→解決、の展開なので一気読み必至。カンちゃんがああなってしまうのは悲しかった…。各章タイトルが内容に沿ったテンという漢字(「貂」「転」「典」…)で構成されてるのも見事。ラストが9章で、10(TEN)章じゃないのは惜しい笑。

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著者プロフィール

1957年生まれ。米国系企業に勤務中の96年、30万部を超えるベストセラーになった『Cの福音』で衝撃のデビューを飾る。翌年から作家業に専念、日本の地方創生の在り方を描き、政財界に多大な影響を及ぼした『プラチナタウン』をはじめ、経済小説、法廷ミステリーなど、綿密な取材に基づく作品で読者を魅了し続ける。著書に『介護退職』『国士』『和僑』『食王』(以上、祥伝社刊)他多数。

「2023年 『日本ゲートウェイ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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