殺した夫が帰ってきました (小学館文庫 さ 40-1)

著者 :
  • 小学館
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本棚登録 : 264
レビュー : 2
  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094070088

作品紹介・あらすじ

やっと手にした理想の生活だったのに……

都内のアパレルメーカーに勤務する鈴倉茉菜。茉菜は取引先に勤める穂高にしつこく言い寄られ悩んでいた。ある日、茉奈が帰宅しようとすると家の前で穂高に待ち伏せをされていた。茉奈の静止する声も聞かず、家の中に入ってこようとする穂高。

その時、二人の前にある男が現れる。男は茉奈の夫を名乗り、穂高を追い返す。男は茉奈の夫・和希に間違いなかった。しかし、茉奈が安堵することはなかった。なぜなら、和希はかつて茉奈が崖から突き落とし、殺したはずだったからだ。

戸惑う茉奈をよそに、和希は茉奈の家に上がり込む。改めて話を聞いてみると、和希は過去の記憶を一部なくしており、茉菜と一緒に暮らしたいという。茉菜は渋々それを受け入れる。

かつての和希はとても暴力的な人間だったが、いざ暮らしはじめると、暴力的な影は一切見られず、平穏な日々が過ぎていった。

しかしそんな矢先、茉奈のもとに一通の手紙が届く。手紙には一言だけ「鈴倉茉菜の過去を知っている」と書かれていて……

記憶をなくし帰ってきた、殺したはずの暴力夫。謎めいた正体と過去の愛と罪を追う、著者新境地のサスペンスミステリー。

感想・レビュー・書評

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  • 桜井美奈『殺した夫が帰ってきました』小学館文庫。

    テレビドラマになりそうなサスペンスミステリー。

    大昔に読んだジョイ・フィールディングの『優しすぎて、怖い』のような味わいの作品。展開が急過ぎて、ちょっと強引過ぎるミステリーかな。

    プロローグで主人公の鈴倉茉奈がおよそ5年前に暴力的で女性関係に問題のあった夫を崖から突き落として殺害する場面が描かれる。

    仙台を離れ、都内のアパレルメーカーで働く鈴倉茉奈は取引先の穂高という男に執拗に迫られていた。ある日、茉奈が帰宅しようと家の前に辿り着くと、家の前に穂高が待ち伏せていた。茉奈から家の鍵を奪い、勝手に家の中に入ろうとする穂高を追い返したのは死んだはずの夫だった。

    夫の出現に戸惑う茉奈だったが、夫から話を聞けば、九死に一生を得た夫は記憶を失ったという。再び夫と一緒に暮らし始めた茉奈の元に謎の手紙が届く……

    その後、仙台で夫の白骨死体が見付かり……一体、戻って来た夫の正体は……

    本体価格680円
    ★★★

  • 20210411

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著者プロフィール

2013年、第19回電撃小説大賞で大賞を受賞した『きじかくしの庭』でデビュー。主な作品に『落第教師 和久井祥子の卒業試験』『嘘が見える僕は、素直な君に恋をした』『塀の中の美容室』『居酒屋すずめ 迷い鳥たちの学校』などがある。

「2021年 『幻想列車 上野駅18番線』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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