殺した夫が帰ってきました (小学館文庫 さ 40-1)

著者 :
  • 小学館
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本棚登録 : 357
レビュー : 14
  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094070088

作品紹介・あらすじ

やっと手にした理想の生活だったのに……

都内のアパレルメーカーに勤務する鈴倉茉菜。茉菜は取引先に勤める穂高にしつこく言い寄られ悩んでいた。ある日、茉奈が帰宅しようとすると家の前で穂高に待ち伏せをされていた。茉奈の静止する声も聞かず、家の中に入ってこようとする穂高。

その時、二人の前にある男が現れる。男は茉奈の夫を名乗り、穂高を追い返す。男は茉奈の夫・和希に間違いなかった。しかし、茉奈が安堵することはなかった。なぜなら、和希はかつて茉奈が崖から突き落とし、殺したはずだったからだ。

戸惑う茉奈をよそに、和希は茉奈の家に上がり込む。改めて話を聞いてみると、和希は過去の記憶を一部なくしており、茉菜と一緒に暮らしたいという。茉菜は渋々それを受け入れる。

かつての和希はとても暴力的な人間だったが、いざ暮らしはじめると、暴力的な影は一切見られず、平穏な日々が過ぎていった。

しかしそんな矢先、茉奈のもとに一通の手紙が届く。手紙には一言だけ「鈴倉茉菜の過去を知っている」と書かれていて……

記憶をなくし帰ってきた、殺したはずの暴力夫。謎めいた正体と過去の愛と罪を追う、著者新境地のサスペンスミステリー。

感想・レビュー・書評

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  • タイトルに惹かれて購入。
    読みやすく、先が気になってスラスラ読めた。
    だけど答え合わせは、とにかくややこしい。複雑。混乱した。
    なになに?どうゆう事?とだいぶ盛り上がった。
    でも伏線回収も最後はしっかりされているんだけど、おー!なるほど!!という感じではなく、へぇ〜あ〜だからか…。という感じ。
    いつも最低な方、最悪な状況を考えてしまう癖。とても共感出来た。私も小さい時からの癖だなと思った。

  • 桜井美奈『殺した夫が帰ってきました』小学館文庫。

    テレビドラマになりそうなサスペンスミステリー。

    大昔に読んだジョイ・フィールディングの『優しすぎて、怖い』のような味わいの作品。展開が急過ぎて、ちょっと強引過ぎるミステリーかな。

    プロローグで主人公の鈴倉茉奈がおよそ5年前に暴力的で女性関係に問題のあった夫を崖から突き落として殺害する場面が描かれる。

    仙台を離れ、都内のアパレルメーカーで働く鈴倉茉奈は取引先の穂高という男に執拗に迫られていた。ある日、茉奈が帰宅しようと家の前に辿り着くと、家の前に穂高が待ち伏せていた。茉奈から家の鍵を奪い、勝手に家の中に入ろうとする穂高を追い返したのは死んだはずの夫だった。

    夫の出現に戸惑う茉奈だったが、夫から話を聞けば、九死に一生を得た夫は記憶を失ったという。再び夫と一緒に暮らし始めた茉奈の元に謎の手紙が届く……

    その後、仙台で夫の白骨死体が見付かり……一体、戻って来た夫の正体は……

    本体価格680円
    ★★★

  • ややこしや、ややこしや

    殺した(と聞いた友だちの)夫が(友だちを名乗る私の家に)帰ってきました 

    私は殺されたという人の顔を知らないんです
    帰ってきたのは、
    殺されたという人?
    それとも別人?
    もしかして幽霊?

  • ラストの二人の気持ちの推移が分かりづらかったけれど、ホラー寄りのドロドロの人間関係を予想させるこの題名からこういう着地に持っていけるのかといい意味で裏切られた。
    生きてる間は散々妻に暴力を奮い、ろくでもない生き方をしていた夫。崖から突き落としたはずのその夫が、5年ぶりに帰ってきた時には記憶を失い優しい性格に豹変していたら…。夫の抱えている秘密の正体に迫っていくにつれ、妻の抱えている秘密や過去も存在感を増してきて憎しみよりも悲しみの感情が強くなっていく。
    辛い生い立ちに寄り添った光、松木さんの存在が好きだった。

  • 先を色々考えながら読めたのもあってか
    めちゃくちゃ一瞬で読み終えてしまった

    帯に伏線が〜って読み終わってから見たら
    全然違うことになってああああってなった(笑)

    最後の終わり方、希望ない後味悪いの好きやけど
    この本ではこの主人公はこの終わり方でよかったんかなって珍しく希望もたせてても嫌やなってならんかった
    まあでも都合良すぎな気もするけど(笑)

    これも似たようなん見たことある気もするけど
    最近じゃなかったからか楽しめた、おもしろかった

  • 小説久しぶりに読みました!
    仕事終わりにめちゃくちゃ続きを読みたくて、疲れていても読んでしまいました。

    続きが気になる
    なぜ?なんで?なんだろうと常に考えさせられて
    答えが気になる小説でした

    ハマれる人にはハマれるかなと思います

  • すごく面白かったー!素直に騙されて楽しめました。
    やっと手にした理想の生活だったのに、ってなるほどー!そういうことかー!希望が見えるラストもいい!

  • うーん
    悪くはない。悪くはないがもうちょいホラー要素を期待してしまった自分がいる笑

    後半一気に伏線を回収した感じがあってちょっとせわしなかったかなぁ

  • 2021年06月06日読了。

  • 複雑だったけど、面白かった。

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著者プロフィール

2013年、第19回電撃小説大賞で大賞を受賞した『きじかくしの庭』でデビュー。主な作品に『落第教師 和久井祥子の卒業試験』『嘘が見える僕は、素直な君に恋をした』『塀の中の美容室』『居酒屋すずめ 迷い鳥たちの学校』などがある。

「2021年 『幻想列車 上野駅18番線』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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