本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
Amazon.co.jp ・本 (288ページ) / ISBN・EAN: 9784094070507
作品紹介・あらすじ
20年間しゃべり続けるコアラのぬいぐるみ
小さな出版社で校正の仕事をしている森星太朗は、幼いころ他界した作家で母の文子が残してくれたコアラのぬいぐるみを大事にしていた。
ムッシュ、と名付けられたそのぬいぐるみは、母が亡くなったその日、なんと突然しゃべりだし、以来、無二の親友になっていた(もちろん、世間には内緒のままにして)。
そんなある日、しゃっくりがとまらなくなった星太朗は、自分が母と同じ死に至る病に罹っていることを知ってしまう。ムッシュは、星太朗に思いがけないある提案をした。
温かで、名付けようのない思いに満たされる感動作。
【編集担当からのおすすめ情報】
装画/松本大洋
みんなの感想まとめ
温かくも切ない友情の物語が描かれています。幼い頃に他界した母が残したコアラのぬいぐるみ、ムッシュとの会話を通じて、主人公の星太朗は深い絆を育んでいきます。淡々とした二人のやり取りはユーモアを交えつつも...
感想・レビュー・書評
-
大好きな一冊。
切ない。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ムッシュ、いいなぁ。私にも、ムッシュのような友達がいたらなって思いつつ、
星太朗とムッシュの会話が、淡々としていて面白くて、自分も混ざりたくなりました。 -
「ヌイグルミと会話する」そんな設定に惹かれ手に取りました。
優しくて切なくて愛おしい作品。ファンタジー要素のあるこの世界観、個人的に大好きです。
幼くして母を亡くした日、初めてしゃべり出したムッシュと親友になった星太朗。もちろん周りにはヒミツ。
二人の会話にほっこり和みつつも、因果を感じる展開に悲しくなりました。
星太朗の、ムッシュへの思い。
ムッシュの、星太朗への思い。
ただ一つの二人の願い。
二人が育んできた絆。
お互いが思い合う姿に何度も涙ぐみました。
ラストはしんみり泣き笑い。
笑いと夢と優しさの詰まった素敵な作品でした♪ -
最初はぬいぐるみが喋って動くというファンタジー設定に戸惑いもしたけれど、読了すればなんとも切なくて余韻が悲しい作品。20年一緒にいた星太郎とムッシュ。ハッピーエンドともバッドエンドともつかない最後に少し泣いた。いい作品でした。
-
ムッシュが堪らなく可愛過ぎる。
昔の曲が大好きで家の中で熱唱したり、本が好きで物知りなのに、ちょっとおバカなところもあって、そして何より星太郎が大好き。
個人的には、体をあわわわとされるところがお気に入り。
星太郎が一番辛い時にそばにいてくれ、家族として、友達として、星太郎と一緒に過ごしてきた。
そして大人になった星太郎は、小さい人形のムッシュの様子に、子供を愛おしく思う親のような気持ちも持っているように感じる。
「死ぬのが怖いのは、大切な人を守れなくなるから。」
この言葉に二人の築いてきた絆の深さ故の、星太郎の苦しさが詰まっている。
余命宣告を受け、死への準備をする話なのに、ムッシュと星太郎が今のうちにやらないと!と決めたことに奮闘する様子は思わずクスっとしてしまう。
悲しくも心温まるお話だった。 -
号泣。
-
なんとなくタイトルから結末は…なのが想像つくのだけど、静かで温かくてジーンと心に響く。ぬいぐるみがしゃべるなんて、はぁ!?とか思う人もいると思うけど、私は全然ヘンに思わなかった。自分いい歳だけど、ぬいぐるみって好きだし。匂いとかかんじゃうし。星太朗の境遇は一般的な他人と比べたら孤独だったかもしれないけど、優しい人たちの深い愛情に包まれて幸せだっただろうなって思えたから、充分救いは感じられた。星太朗が西野さんと過ごした一夜のところが好き。「がんばれ、せいたろ」と願うムッシュに西野さんちのワンちゃんが…!
-
最近読んだ本で1番泣いた本
設定はかなりファンタジーで子供向け感はあるけど、ムッシュが偶に言うセリフが刺さってよかった。
死ぬまでにしたいことを考えるきっかけになった -
森星太朗とムッシュの叶えられた夢の一つに私も参加できた事を嬉しく思う。読者みんなで星太朗の部屋に大きな花まるを付けに行きたい。
子どもにも読んで欲しいなと思った本。 -
読んでるんだけど悲しくなって途中で止まったりした。
-
あまりにもスッと内容が入ってきて読みやすいので一気読みしてしまったけど、じっくりと噛み締めて読みたい小説。
-
森星太朗は、幼いころ他界した作家で母の文子が残してくれたコアラのぬいぐるみを大事にしていた。ムッシュ、と名付けられたそのぬいぐるみは、母が亡くなったその日、なんと突然しゃべりだし、以来、無二の親友になっていたのだ。そんなある日、しゃっくりがとまらなくなった星太朗は、自分が母と同じ死に至る病に罹っていることを知ってしまう。ムッシュは、星太朗に思いがけないある提案をした。温かな思いや切なさに満たされる友情物語。(e-honより)
著者プロフィール
片岡翔の作品
本棚登録 :
感想 :
