犬も食わねどチャーリーは笑う (小学館文庫 い 51-1)

著者 :
  • 小学館
3.06
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本棚登録 : 77
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094071740

作品紹介・あらすじ

大切な人との絆を取り戻す絶妙のコメディ! 香取慎吾・主演の同タイトル映画の小説化。監督により、香取に当て書きされ、「大切な人との関係性を見つめ直すもの」、そして、「情けない、だらしない、自己中心的な香取慎吾」が描かれている。結婚4年目を迎える田村裕次郎と日和(ひより)。表向きは仲良し夫婦だったが、日和がこっそり投稿していたSNS「旦那デスノート」をきっかけに、少しずつ小さなすれ違いがつまびらかになっていく。二人にとって大切な関係を取り戻そうとする裕次郎と日和。コミカルな悪口が並ぶ「旦那デスノート」とは対照的に、シリアスなシチュエーションにもがく夫婦。崩れかけたメロドラマは「ホラーです、いい意味で」。ユーモアと狂気は紙一重だと気付かされる。誰にでも起こりうることだからこそ誰もが痛感し、共感できる絶妙のコメディだ。

感想・レビュー・書評

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  • 結婚4年目を迎える夫婦・田村裕次郎(香取慎吾)と日和(岸井ゆきの)。表向きは仲良しな2人だったが、日和は鈍感夫・裕次郎にイライラする毎日。
    積もりに積もった鬱憤を、SNS〈旦那デスノート〉に日々吐き出していた。
    そこには旦那たちが見たらゾッとするようなエグイ投稿がびっしり。
    そんなある日、ひょんなことから同僚の蓑山(余貴美子)から裕次郎が〈旦那デスノート〉の存在を知ってしまう。
    気になる投稿のペンネームは“チャーリー”。
    実は田村家で飼っているフクロウの名前もチャーリーだった。
    やがて、裕次郎vs日和の引くに引けない夫婦喧嘩が始まり……。
    「凪待ち」の香取慎吾主演、「箱入り息子の恋」の市井昌秀が監督・オリジナル脚本を手がけたコメディ映画。

    裕次郎が、日和の書いている「旦那デスノート」に書かれた「あなたの殺人級の寝相といびきで眠れなくて、朝早くから掃除してんのに、うるさいから起きちゃったよって、なんだよ」など、裕次郎が悪気なく吐く配慮のない言葉を見て動揺してしまう冒頭のあたりなど最初のうちは夫婦間の愚痴をユーモラスに描かれていて、最初のあたりは夫婦あるあるに笑えるけど、裕次郎が日和に歩み寄ろうとしてもお互いの意地や言葉足りずでますます拗らせて日和が一番許せなかった裕次郎の言動が明らかになる中盤は「夫婦というのは他人が一緒になることから始まるから、ズレが大きくなると歩み寄りが難しくなってしまう」ことを痛感してしまう辛い展開からの、裕次郎と日和が溜まりに溜まった思いをぶつけ合うカオスすぎるクライマックスは一見ハチャメチャなようで世間に罷り通る「性差の役割やあるべき」などに異議を唱えつつ「他人でひとりの人間としてどう向き合うのか」を問いかけるものになっていて、仕事ができるけどどこか鈍感な裕次郎がドハマりしている香取慎吾は良かったし余貴美子や的場浩司が良いキャラしていたけど、なんといっても日和を演じる岸井ゆきのの表情やセリフのリアル感が表情豊かで雄弁で惹きつけられる夫婦ラブコメディ映画。
    ノベライズ本のレビューですが、DVDが発売してからそちらにも同じレビュー上げます。

  • 夫婦に限らず、自分以外は他人なのですべてを理解する、理解してもらうというのは難しいなと思いました。それでも相手を思いやり紡いでいく関係は本当に凄いなと改めて思いました。 映画のノベライズ的な感じなのか、全体的にあっさりしていたのでもっと深く読みたかったなと思いました。

  • 映画化されたのでアマプラ鑑賞。岸井ゆきの、香取慎吾どちらも演技が上手い。倦怠期夫婦の鬱憤を晴らしてくれる作品、

  • 映画をみましたが、登録は本で代用。
    岸井ゆきのさんは作品に恵まれづらいんですかね。
    後半の脚本は見てられない展開でしたね。

    そして香取慎吾さんやばいですね。涙出ないなら俳優業やらないでほしいです。

  • コメディとしてもいまいち

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