緑の花と赤い芝生 (小学館文庫 い 49-2)

著者 :
  • 小学館
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感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094072709

作品紹介・あらすじ

だれかにはなれない、永遠に。 大学院を修士課程まで修了し、大手飲料メーカーに勤めて独身のままキャリア街道をひた走る今村志穂子。本音を隠してでも夫や姑と「理想の家族」を築いていきたい桜木杏梨。まったく異なる27年間を生きてきた二人が、とあることをきっかけに一つ屋根の下で暮らすことになる。微塵もわかり合えない二人は、うまくいかないことがあるたびに苛立ちを募らせる。自分にとって本当に居心地の良い場所は、自分が素でいられる場所は、いったいどこにあるのだろう。家、職場、友達、恋人……それとも実家? 思い悩むたびにお互いの姿を思い浮かべるようになった彼女たちは、誰のためでもなく自分のための答えに辿り着く。解説は、作家の寺地はるなさんです。

感想・レビュー・書評

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  • 【今週はこれを読め! エンタメ編】正反対っぽい女子ふたりの同居生活〜伊藤朱里『緑の花と赤い芝生』 - 松井ゆかり|WEB本の雑誌(2018年11月21日)
    https://www.webdoku.jp/newshz/matsui/2018/11/21/154643.html

    Web東京創元社マガジン : 白岩玄『たてがみを捨てたライオンたち』、伊藤朱里『緑の花と赤い芝生』…「ミステリーズ!92号」(2018年12月号)書評 瀧井朝世[文芸全般]その1
    http://www.webmysteries.jp/archives/14855641.html

    緑の花と赤い芝生/伊藤 朱里【レビュー】 | わたしは栞を挟まない|よつばの読書ブログ(2019-02-06)
    https://bookmark-clover.com/book/review-449/

    伊藤朱里さん「きみはだれかのどうでもいい人」インタビュー 突き放されることで得られる解放感|好書好日(2019.12.04)
    https://book.asahi.com/article/12916855

    緑の花と赤い芝生 -伊藤朱里 著|単行本|中央公論新社
    https://www.chuko.co.jp/tanko/2018/09/005117.html

    緑の花と赤い芝生 | 書籍 | 小学館
    https://www.shogakukan.co.jp/books/09407270

  • バリキャリな小姑と、ゆるふわな嫁のマウントの取り合いというレディコミみたいな設定なのに、中身は全然違う!
    世間に「正反対」とカテゴライズされる2人の内面に触れるにつれ、私たちはみんな、望まないまま無自覚に戦わされている、選ばされているということをジワジワと自覚してしまう。
    それは、誰かにというよりも、自分自身をがんじがらめにしている、どうしようもなく偏った価値観とかコンプレックスとか罪悪感にそうさせられているような気もして、自分の人生を正解だと信じるために他人を傷つける必要なんかどこにもないのに、どうして私は私のままで生きられないのかと苦しくなる。
    母親のしんどさもリアルで辛い。2人の娘がそれぞれの母を呼ぶ時、志穂子が「ママ」で、杏梨が「お母さん」なとことか、キャラクターイメージとは逆で、母親がそう呼ばせてきたんだろうな…ってジワ怖なの辛い。
    現代女性の生きづらさの答えが全部書いてある気がするけど、上手く言語化はできません。悲しい。

  • ・いい意味で。便利な言葉だ。自分にとって都合のいい意味で、という本音を、さも一般論のごとく置き換えられる。

  • タイプの違う2人の女性。自分はどっち側かなと思いながら読み進めていたけど、最終的にはどちら側も分かるしどちら側も理解できない部分がある。それぞれ相容れない部分はそのままに少し歩みよったかもしれない(?)二人で終わったのはベストだったのかもしれない。
    女の人特有の「あるある」が上手に表現されてて面白かったです。

  • 出来の良し悪しは分からないが、すごく好きな作品。杏梨の家族の話が特に心をめちゃくちゃにした。終盤の杏梨の母親やマリーの描写、それから氷の女王の言葉に泣いてしまった。最近の作品では久しぶりだと思う。ぜひ再読したい。

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著者プロフィール

1986年、静岡県生まれ。2015年、「変わらざる喜び」(「名前も呼べない」に改題)で、第31回太宰治賞を受賞。他の著書に『稽古とプラリネ』『緑の花と赤い芝生』『きみはだれかのどうでもいい人』『ピンク色なんてこわくない』がある。

「2022年 『名前も呼べない』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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