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Amazon.co.jp ・本 (224ページ) / ISBN・EAN: 9784094073065
作品紹介・あらすじ
京博を100倍楽しめるマンガエッセイ!
京都に生まれ育った著者が、京都国立博物館(略して京博) を丸ごと深掘りする、という斬新な一冊。
第1章は、京博の敷地と建物の話。京博は方広寺の大仏殿の旧境内に位置し、そこには奈良の大仏より大きな大仏があったこと、今でも発掘調査が続けられており、地下からは大仏殿の屋根瓦が発掘されているという話。さらに、京博のシンボル煉瓦造りの建物「明治古都館」の装飾技法についてや、東の庭にある謎めいた石仏群の話など、ツウな話題が次から次へと描かれます。非公開の書庫の内部も詳しく描かれ、京博にいかに多くの歴史的書物や資料が保管されているかを教えてくれます。
第2章は、京博で働く人々を深堀り。博物館には「衛士」という職名があり、警備や展示作品の監視をしていること、館内の電気や空調機を監視する環境整備係の日常や、展覧会の企画などを行う学芸部企画室のハードなスケジュールなどが働く人々にスポットを当てます。
第3章では、非公開の文化財保存修理所の仕事に迫ります。日頃知ることができない貴重な内容ばかり。
文庫化にあたって加筆された「グレりんコラム」「特別ふろくまんが」も必読。京博と周辺散策に必携の一冊です。
【編集担当からのおすすめ情報】
来館者が展示を見ている足元に大仏殿の焼瓦が連なっている場面など、歴史と現在が交差する、まんがエッセイならではの描写がそこかしこにあるのも本書の魅力です。また、博物館の仕事ならではの苦労話や「職業病」逸話、歴史ある建物ならではの怪談話など、裏話ももりだくさん。
ツウが読んでも唸るような高尚な話題から、ミーハーな話題まで。
博物館や美術館に興味のある方にも大変面白い仕上がりです。
もちろん、京都に興味のある方なら、京都文化の根源となる京博のすべてがわかる、とても味わい深い一冊です。読んでから訪れれば、京博を、そして京都を100倍楽しめること間違いなしです!
みんなの感想まとめ
テーマは、京都国立博物館の魅力とその裏側に迫る深掘りの旅です。著者が描くこのマンガエッセイでは、京博の歴史や建物、さらにはそこで働く人々の姿が生き生きと描かれています。特に、敷地内にある歴史的な遺物や...
感想・レビュー・書評
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大好きなグレゴリ青山さんが描く京都国立博物館の深掘り話。京博の依頼で描かれたものなので、あらゆる場所に案内してもらい、その道の専門家にレクチャーされている。
京博の敷地は、あの徳川家康にいちゃもんをつけられた鐘銘事件で有名な方広寺の跡。方広寺は縮小されて、梵鐘も現在も残っているそうだ。
我々一般人は展示室で展示品を鑑賞して回るだけなのだが、その裏であまたの人々が真摯に職務を全うされているのがわかった。
文化財の修復は、敷地内の「文化財保存修理所」というところで行われているのだが、中にはいくつもの民間の修復業者が入っており、専門分野の修復をされているそうだ。
それが、気の遠くなるような(グレゴリさんが時折ふっと気が遠くなったりする)緻密な作業で、和紙なら紙漉きから、布なら手織りから始めたりするそう。職人さんたちの待遇がどのようなものかは知らないが、国から援助があればいいなと強く思う(公務員に準ずる待遇にするとか)。
この漫画は京博のWebからも見られるので、また読んでみたい。
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文庫だけど中は漫画です。
京都国立博物館の詳細が分かる一冊で、こういう内容は漫画の方が視覚的に掴めるので、良かった。
博物館で働く様々な部署の紹介がされるのだけど、何気に印象に残った「衛士」(警備)。
警備員じゃないところが、なんだかカッコいい。
作者グレゴリ青山氏の母の作品を、写真で撮り、内容の説明を3カ国語に翻訳するくだりも、面白い。
自分の作ったものが「展示物」になる過程を見られるって、ものすごく貴重だなーと思う。
シリーズ化して欲しい。 -
京博によく行っていた時期があった。朝早くに自宅を出て1時間ほど電車にゆられ、午前中からじっくり鑑賞し、トラりんと写真を撮り、レストランで食事をし、退館したら夕方でびっくりしたことがある。京博の館内は、なんというか、時間の流れ方が外の世界とはまるでちがう。ずっと館内にいたのに、頭と心はどこか遠くまで行って帰ってきたみたいに、充実感とほどよい疲労感とがないまぜになっている。京博の特別展は多くの人を惹きつけてやまないが、本書で、文化財の展示や保護のための裏方が大勢いることを知り、ますます京博のファンになった。
子どもができてからなかなか京博まで足を運べていないけれど、京博はわたしが一番好きな博物館であり、いつかまた絶対に絶対に行きたい場所です。 -
京都駅で深夜バスを待つ間に読もうとたまたま購入したが、京博行かずに後悔(しかも、三十三間堂拝観に間に合わず、がっくりして素通り…)。
人類学海外考古専門の自分には、研究、展示、保存科学、修復、ミュージアムグッズ企画、どれをとっても面白く、語り口やふとした感想も良かった。
東博バージョンも作って欲しい。 -
美術館に比べるとあまり足を運ばない
京都国立博物館、略して京博。
そこのウェブサイトで連載されていた
エッセイを文庫にまとめたもの。
番子さんのカッチリした絵もいいけど
(『博物館ななめ歩き』)
グレさんのフリーハンドで味のある絵で
語られる京博の見どころ案内がまた楽しい。
特に後半の「文化財修復」に関する部分が
とっても力が入っていて
読んでいると修復後の作品たちに会いに
実際足を運んでみたくなります!
今度は古都館と知新館だけじゃなく
東の庭の謎の石仏も見に行ってみようかな。 -
京博サイト連載漫画の文庫化。京博に限らず博物館の裏側でどのような作業が行われているかをかなりのところまで知ることができる。ミュージアム・文化財等に興味がある人は必読か。マンガなので読みやすい。
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京都国立博物館にまた行きたくなった。
文化財保護の技術がすごい。 -
愛と芸術が詰まってた!!
どの話も興味深く読んだけど、多言語翻訳者の話は初めて知ったなぁ。この話をさらに深堀して調べようと思ったぐらいに刺さった
恥ずかしながら京博に行ったことなかったけど、京博の纏う空気だって、重要文化財となりえると気づかせてくれた本。今度京博目当てで行きます -
単純に京都に京博に行きたくなった!!!
京都に行っても、
「あーこんな展示やってるんだぁ…」
と一応チェックするだけ。
次回は京博を目的に京都に行こう! -
京都国立博物館のWEBに連載されていた漫画エッセイをまとめた本。
京都国立博物館では、通常みることのできない裏方の仕事にスポットをあてたもので、我々が見ている博物館の展示や展示品が、どれだけの多くの人達の力で成り立っているのががわかる。
文化財が今に伝わっているのは、これまでの先人たちの努力があってこそ、そして我々もまた未来に人達のために伝えていくべきものは、伝えていかないといけない。それは文化財、芸術品とともにそういった技術もしかりである。最近、どうも文化財や芸術品を現代の我々だけの消費で終わりそうな感じで今だけお金を儲けれればいいや的な感じがするのがすごく危険な気がする。
なんか嫌な風潮になってきた。
博物館や美術館がどれだけの人達の努力で守られてきているのか、また、これからどう活かそうとしているのかがわかる本である。 -
2024/01/13 読了
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p.2023/12/7
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最高に面白かった!
ゆるい空気感だが、京都国立博物館で働く人々へのリスペクトが充満している。
警備員さんとか、空調担当の方とか、意外な職種の方々が取り上げられているのも、なおよい。 -
OPACへのリンク:https://op.lib.kobe-u.ac.jp/opac/opac_link/bibid/2002364074【推薦コメント:あの広い京博の秘密が明かされる!?読めばもう1度京博へ行きたくなる一冊。】
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京都の展示物、展示会、働く人々盛りだくさん、な
京都博物館について。
漫画なのでわかりやすく、どういう作業をしているのかも
理解しやすかったです。
何かを守る、という作業は、根気がいるのだな、と。
失敗は許されない状態ですが、やりがいがあって
目に見えて成果がわかる、というのは、楽しいかと。
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グレゴリ青山の作品
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