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Amazon.co.jp ・本 (320ページ) / ISBN・EAN: 9784094073485
作品紹介・あらすじ
シリーズ既刊が続々重版、待望の第3弾!
どこかミステリアスな青年・宝田硯が店主を務める文房具店「四宝堂」。品揃えの良さはもちろんのこと、オリジナルのブックカバー制作やインク調合のワークショップなども好評の知る人ぞ知る銀座の名店だ。
そんな店を一人で切り盛りする硯のもとには、今日も様々な事情を抱えたお客が訪れて――。
ずっとそばで支えてきた若旦那から暇を出されたベテラン職人。家事や子育てに追われ疲れ果て、プライベートが充実する友人をつい羨んでしまう女性など。モヤモヤを抱えた人々の心が思い出の「文房具」の魔法でじんわり解きほぐされていく。
大人気シリーズ、待望の第3弾!
感想・レビュー・書評
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シリーズ3作目。
今作も真面目に働く素敵な社会人がたくさん登場して、胸に沁みました。
短編集なのですが、今作では一人一人の歴史が色濃く描かれていて、長編を読んだような満足感を何度も味わわせてもらいました。
その分、四宝堂の硯ちゃんや幼なじみの良子ちゃんの出番は少なく、2人の行く末を見たい私にとってはモヤモヤもありましたが、それはまた4作目で期待しましょう。そして、2作目で出てきた登場人物も顔を出したりして、どんどん輪が広がっていきそうでそこも楽しみです。
それにしても、今作は色々な人達の働く姿や思いが描かれていて、読み応えがありました。
追いかけていきたいシリーズです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
シリーズ第3弾。
今回もとても心に染みる良い話だった。
文房具店なので「文房具」に纏わることから話は始まるのだが、短編ながらどれも濃くて深みのある内容で、これも話を上手に聞く店主の宝田硯の人柄なのかもしれない。
○ブックカバー〜中学女子の悩みは、母との会話が億劫になってきたこと。だがワークショップで作ったブックカバーにセットしたノートを使ったやりとりで気持ちを伝えることが。
○シール〜社内結婚で子どもが生まれてから専業主婦をしていた妻が、夫に頼まれた商品を受け取りに行ったら…それは、小学生になる息子の名前シールと自分にも手紙とシールが…。
○原稿用紙〜今や大きな会社を経営するまでになった自分が、心を開いたのは中学時代の恩師であり、修学旅行に行けなかった自分にも作文を書くように言われ、それを解説付きの一冊だけの文集に仕上げてくれたこと。
○フィールドノート〜宮が『兎堂』に集団就職で勤めた頃は、大旦那様が九代目店主でそのあとを坊ちゃんだった旦那様が十代目、そして若旦那が十一代となり社長交代と同時にお役御免となる。
若旦那を子どものように思い、世話をし、海外へ旅立つときには「野帳」を渡したこと。
「四宝堂」の2階でいつもの文箱を開けてみると真新しい「野帳」に見慣れた若旦那の文字で二人の思い出が綴られていた。
○模造紙〜部下もできたが何かとハラスメントが気になり、つくづく難しいと思っていたときにお世話になった勝田さんが、早期退職推進研修に。
部長昇進のお祝いににボールペンを贈ってくれたことを思い出し…。
手柄を人に渡し、自分はいつも大変なところの立て直しに動いてばかりいて、昇進もせずに早期退職対象者だなんてと。
勝田さんのために送ったのは模造紙。
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何気無い文房具に纏わる家族や個人の思いが暖かく描かれていて、とても心地良く読めるシリーズ。
ただ今回は手作りのブックカバーや工作用の模造紙と、ネタ切れかと心配になってしまった。調べてみると次作も出ているようなのでホッとした。硯と良子の進展も気になり、まだ楽しめそう。 -
この巻は過去の回想と起業する人が多かったな。
どれも良かったけど。
起業ね。
起業なんて大それたレベルではないけど、一応私は個人事業主の扱いでね。
第二子出産の時にその時いた所を辞めてるの。
その際に恩師に細くていいから、細く長く続けていなさい。って背中を押してもらった。
恩師の言う通り、本当に細く細くやってきた。
まだまだ1ミリの糸がたこ糸になったくらいだけど、これだけは手放さないぞって心に決めてる。
私の相棒はサラサの赤いボールペンとクーピー。
クーピーって削らなくても良いから使い勝手がいいんだよね。 -
シリーズ3作目。今回も良かった!
名品の文房具がさりげなく登場するところや、それを絡めたエピソードが、今までよりも洗練された気がした。
特に好きだったのは「原稿用紙」。
棚田先生が、心から生徒のことを思っているのが伝わってきた。その気持ちに応えるかのようにまっすぐ大人になった矢的さんも素敵。
文房具という切り口で、こんなに温かな気持ちになれるんだなと不思議な感じがする。
まだシリーズは続きそうなので、次も楽しみ♪ -
今回は文房具に託された想いの物語だったように思う。
短編の登場人物たちが願いや想いを込めて
文房具を贈る。
その傍らには主人公の宝田硯さんがそっといる。
そんな場所が私にもあったらと、何だか登場人物たちが羨ましくなった。
こういう本に触れると思うのは
デジタルも便利だけど、アナログも消えないでほしいということ。
私のお気に入りの文房具は、A5サイズのノート。
思い付くままに何かを書いてみたり
人事考課を書きなぐったり
友達の祝辞を書いたこともあった
新婚の頃は献立や買い出しリストなんかも…。
ノスタルジーを感じるにはぴったりの作品。 -
今回も四宝堂のもとに悩めるお客様が来店する。
ブックカバーは関係がギスギスしてしまった親子の絆を取り戻すきっかけにノートが登場するお話。最後は関係が深まっていることがわかる。ブックカバーの手作り講座があれば是非参加したい。
フィールドノートの回では硯さんの子供の頃のお話が少し出てきて可愛かった。その頃から服装が今とあまり変わらないのね。
フィールドノートといえば、最近はコラボだったり、カラーバリエーションが豊富でおしゃれなデザインが増えたな。持ってないから今度買ってみよう。
模造紙のお話は最後に前作の方もチラッと登場していた。 -
シリーズの中でも1番良かったです。
文房具店に来る人が自分の生活や人生を振り返る時間を持つ事が出来るお手伝いをお店がしてくれます。
それぞれの人生にちょっと寄り添ってくれる文房具。
そんな時間が持てたら素敵ですよね。
意気込みの良い場所、そこで過ごす自分だけの時間、そんな場所は中々見つからないです。
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今回は四宝堂の中でのエピソードは少ないように感じましたが、いつも通り心温まる良いお話ばかり。
ボールペンやメモ帳など品名が出てくる度、どんな商品が調べながら読みました。
ああ、また文房具屋さんをぐるぐるしたい。 -
☆4.8
(☆5にするか…かなり悩みました!)
シリーズ第3弾
大好きな「四宝堂」シリーズなのですが、今作は今まで以上に素敵なお話ばかりで感動しました!
特に「原稿用紙」と「フィールドノート」がお気に入りで、何度も読み返したいと思えるとても心温まるお話でした❁⃘*.゚
「四宝堂」シリーズを読んでいると必ず気になる文房具が登場するのですが、今作ではコクヨの野帳が気になりました!
調べてみると表紙が可愛らしいデザインの物もあったりするので、文房具屋さんに行った際には是非とも探してみたいと思います(*´˘`*)
次回はどんな文房具との出会いがあるのか、今からとっても楽しみです!
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シリーズ第三弾。嬉しくてたまらない。
今作はこれまで以上にウルっときて、ふと自分を振り返る事が多かった。
特に「原稿用紙」「フィールドノート」「模造紙」に原点を感じ、思い出したから。
「シール」も夫婦の原点に触れた気がして、これはキュンとした。
苦しい時、自分を信じてくれた人や言葉は心に強く刻まれると思う。日常の中で忘れがちだが、立ち返るとそこからまた歩み出せる。
四宝堂の雰囲気、硯や良子の人柄のおかげか、素直な気持ちになれて、大切な事を思い出させてくれる私の癒し本。シリーズが長く続きますように。-
みんとあめさんが星5つにしている本と
自分の本棚の本たちがとても似ていることに
共感と感動をおぼえます。
いつもみんとあめさんのコメントを
...みんとあめさんが星5つにしている本と
自分の本棚の本たちがとても似ていることに
共感と感動をおぼえます。
いつもみんとあめさんのコメントを
にわかに楽しみにしてます。2024/11/12 -
葡萄酒麦子さん、ありがとうございます⭐︎私も感想楽しみにしています♫
今後もよろしくお願いします⭐︎葡萄酒麦子さん、ありがとうございます⭐︎私も感想楽しみにしています♫
今後もよろしくお願いします⭐︎2024/11/12
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3巻も良かったです。
毎回、登場する文房具が欲しくなってしまいます。1巻のシステム手帳で登場した「クロス クラシックセンチュリー」に憧れて、先日やっと手に入れました。普段は消せて便利なフリクションを使っていますが、クラシックセンチュリーを手にすると何となく背筋がピシッとする気がします^ - ^ -
シリーズ3作目。
今回は、
ブックカバー
シール
原稿用紙
フィールドノート
模造紙
という並びでした。
今作も手紙が書かれたシーンがあるのですが、それがとても優しくて温かくて、もう相手への想いで溢れていて、初っ端から涙、涙でした。
手紙に込められた想いに、これほど心が揺さぶられて染みるとは思ってもいませんでした。
読んでいるこちらも優しい穏やかな気持ちになりました。
今作は既刊の作品の登場人物がチラッと出ていたりして、それも嬉しかったです。
心温まる優しい物語でした。
続巻も期待したいです。
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硯さんの原点を想像しながら読み進めましたが、幼少の頃から硯さんだっでしょうか。
四方堂を支える頬杖は文字通りの支えでありながら、ため息が出る頬杖でもあるのではないかと思う。硯さんの鈍感力は無意識なのか意図的なのか・・まだ興味津々。
類は友を呼ぶというが、四方堂を訪れるお客さんは例外なく他人を慮るお人柄の持ち主なのは店主が引き寄せたように思う。心掛け次第で良い出会いがあるのは現実社会でも同じだったらどんなにありがたいことか。 -
優しいお話がいっぱいで、さらっと読めるので好きです。
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銀座「四宝堂」文房具店シリーズ第3弾!
「四宝堂」店主:宝田硯のもとに様々な悩みを抱えたお客が訪れる。ときに硯の幼馴染みで「四宝堂」の近くにある喫茶店の看板娘:良子も加わり、その悩みを・・・
本シリーズの大きな特長として、
・いわゆる悪人が登場しない
・人情味溢れるストーリー展開
・心地よいエンディング
(文房具がいい働きをしています)
があり、安心して読み進めることが出来ます。
また、人の温かさと同時に強さも感じ、読んでほっこりすること間違いないでしょう。
(青山美智子さんの作品に通じるところがあります)
更に、70ページ程×5話で構成された連作短編集となっており、ほど良い時間とペースで読むことが出来る点もありがたいですね。
本書も、第1弾、第2弾と同じように上記の特長を備えており、とても面白くて楽しい時間を過ごすことが出来ました。
とりわけ、3,4,5話は本シリーズの特長が際立った私が求めている物語で、5話では第2弾3話『名刺』の主人公「登川」がラストで登場するというサービスまで盛り込まれていました。
このシリーズ、本当に面白くて好きですね。
第4弾が出版されたら、本屋さんの店頭に並べられる日に買いに行きます!
*それにしても、いつになったら硯と良子は結ばれるのでしょうか? -
シリーズ3作目。
原稿用紙とフィールドノートが特に印象的だった今作。
人との関わり方について考えさせられるシリーズ。
まだまだ続編も出ているので楽しみ。 -
四宝堂シリーズ3巻め。
硯さんと良子さんの接遇は毎回見習いたいというか、自分は店主になれないけれど、2人の人間性に惹かれました。
また、原稿用紙、フィールドノート、模造紙に登場する登場人物にも感情移入してしまいました。一生懸命、でも創意工夫もしながら自分も生きていきたいと思わせてくれる本でした。 -
ブックカバー、私の体験と重なるところがあって涙が出てきてしまった。あの時の母とのノートはもう捨てちゃったかな…お母さんの手書きのおかえりなさい♪を読むの、好きだったな。交換ノートしてた友人のことも思い出したりして、やっぱり書くの好きだなぁって思った。
上田健次の作品
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