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Amazon.co.jp ・本 (560ページ) / ISBN・EAN: 9784094073614
作品紹介・あらすじ
稀代の恋愛小説家が描くドラマ世界を一冊に
主人公・逢原雨は、夢を追って上京したものの、辛い過去から自分に自信が持てず、人に心を開けずにいた。しかし、故郷の長崎に戻ったある日、高校時代にただ1人心を通わせ、今もなお忘れられない男性、朝野太陽と再会する。ところが、再会を喜んだのも束の間、太陽が事故に遭ってしまう。
深い悲しみに包まれる雨の前に、あの世からの“案内人”と名乗る男が現れ、告げる。「君が“心を差し出す”ならば、今から奇跡を起こしてあげよう」。 その「奇跡」とは、「雨の五感を差し出す代わりに、太陽の命を助ける」というものだった――。そして雨は、太陽のためにその“奇跡”を受け入れることに。あまりにも過酷で不条理な宿命。雨はそれをどのように受け入れ、立ち向かうのか。
深い切なさと純粋さに包まれた美しくも切ないドラマとして恋愛小説の名手・宇山佳佑が書き下ろしたオール脚本を掲載。オリジナル短篇2編と、主演俳優2人(永野芽郁さん、山田裕貴さん)へのインタビューも収録。
「心」に刺さる純愛と、光る言葉たちをいつでも見返すことができる一冊。話題をさらった名ドラマの世界にいつでも立ち返ることができる、まさに永久保存版。
【編集担当からのおすすめ情報】
著者・宇山佳佑さんと言えば、繊細で美しい言葉の数々や想像力を掻き立てる鮮やかな描写で読者を魅了する、恋愛小説の名手。そんな宇山さんが脚本を手掛け、大好評を博した月9ドラマ『君が心をくれたから』(フジテレビ系)。ストーリーの切なさもさることながら、一語一語、言葉をとても大切にして紡がれた描写の数々は、まさに「心」に刺さります。そして、この脚本コンプリートブックには、ドラマで印象に残った台詞はもちろんのこと、その世界観を完成させる書き下ろしの短篇も収録。この短篇が加わることで、主人公の雨と太陽、そして彼らを取り巻く人物たちやエピソードの数々がより一層輝きを増します。
また、その他にも、主演の永野芽郁さん、山田裕貴さんがこのドラマのセリフについて答えてくれたレアなインタビューも掲載。2人の中で印象に残った台詞とは、何話のどんな台詞だったのでしょうか。
この1冊でしか読むことのできない、貴重な内容を多数盛り込み、ドラマの中で印象深かったフレーズやエピソードをいつでも携えておくことができる、宇山作品の魅力がぎっしり詰まった珠玉の一冊です。
感想・レビュー・書評
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50代半ばにして恥ずかしながら人生で最も印象に残ったドラマだった。
全話ともに辛すぎる内容で永野芽衣さんファンである家族が見れないほどだった。
そのシナリオ本をたまたま見つけたため、すぐさま手に取りあらためて読んでみたが、細かな描写に隠れていた作者の考えが分かり一気に読了した。
何しろ雨ちゃんと太陽君の愛情深さと強さに感動した。
私の感想を読んでくれる方がいらっしゃったら、是非ともドラマを見てからこのシナリオ本を読んでいただけると嬉しいです。
私はこの後ノベライズも読んでみたいと思っています。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
大切な人太陽の命を救うために五感を失うことを受け入れる雨の物語。自分のことを「世界に必要」と言ってくれる人は必要だと思うし、誰もがそのような自尊心を持てたら幸せだと思う。結局のところ太陽はなくなり、雨は五感を取り戻しパティシエの道で一人前になり、世界に羽ばたき世界中の人をお菓子で幸せにします。この物語の収穫は時間や命を大切にすることに気づけた。
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ドラマも見ました!!まさかのラストにこれはちょっと悲しすぎるなって思ってしまって泣きすぎて大変でした。1番泣いたかも知れないってぐらい感情移入させられました。
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【請求記号:913.6 ウ】
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内容はおもしろい。
ただ、台本みたいなセリフと場面の書き方が読みにくいなぁと感じた。 -
①2024/06/13読了
“これまでの人生に満足できてないこと、これからの人生は満足したいこと
主人公と照らし合わせて実感した”
宇山圭佑著『君が心をくれたから』
友人・太陽の命を助ける代わりに、五感を失うことを受け入れた主人公・雨。二人の恋愛ドラマ脚本。
ドラマを敬遠し、先に本作を読んだ。数年てって記憶が曖昧な状態になってからドラマを見たいと強く思っている。
五感を失っていく過程で過去を後悔する雨や五感全て失った以降の話によって、未来に後悔を残す生き方はしたくないし、そのためには今に精一杯しがみ付くことの重要性を教えられた。
太陽の妹・春陽の明るく溌剌とした人柄に、読書中とても救われた。本当に真っ直ぐでいい子。
また、初めて脚本というものに触れて、出演者もこれと同じ或は近いものを読んでいたんだなぁと感慨深くなった。とてもいい経験でした!尚、最後まで脚本の形式にはなれませんでした!笑
著者プロフィール
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