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本 ・本 (368ページ) / ISBN・EAN: 9784094074116
作品紹介・あらすじ
隠れキリシタンの島で起きた、密室殺人!
相続鑑定士の三津木六兵の肩には人面瘡が寄生している。毒舌ながら頭脳明晰なその怪異を、六兵は「ジンさん」と呼び、頼れる友人としてきた。
今回、六兵が派遣されたのは長崎にある島、通称「人面島」。村長の鴇川行平が死亡したため財産の鑑定を行うのだ。道中、島の歴史を聞いた六兵は驚く。ここには今も隠れキリシタンが住み、さらには平戸藩が隠した財宝が眠っているらしい。
一方、鴇川家にも複雑な事情があった。行平には前妻との間に長男・匠太郎、後妻との間に次男・範次郎がいる。だが二人には女性をめぐる因縁があり、今もいがみ合う仲。さらに前妻の父は島民が帰依する神社の宮司、後妻の父は主要産業を統べる漁業組合長という実力者だ。
そんななか、宮司は孫の匠太郎に職を継ぐべく儀式を行う。深夜、祝詞を上げる声が途切れたと思いきや、密室となった祈祷所で死んでいる匠太郎が発見された。ジンさんは言う。「家族間の争いは醜ければ醜いほど、派手なら派手なほど面白い。ああ、わくわくするなあ」戸惑いながらも六兵は調査を進めるが、第二の殺人事件が起きて――。
毒舌人面瘡のジンさん&ポンコツ相続鑑定士ヒョーロク、今度は孤島の密室殺人に挑む!
【編集担当からのおすすめ情報】
発売即重版となった『人面瘡探偵』第二弾、ついに文庫化!
こんどは隠れキリシタン&埋蔵金伝説のある島で、遺産をめぐりさまざまな事件が勃発。ついには台風の襲来に遭い、ライフラインも途絶えた完全孤立状態に。極限状況で、毒舌&頭脳明晰な人面瘡探偵・ジンさんは真実を見出せるのか。
帯には中山七里ファンでもある谷原章介さんがコメントを寄せてくださいました。お二人の貴重な対談も特別収録!
感想・レビュー・書評
-
やっぱり、今年の締めは、中山七里さんで!
間に合ったわ〜!(^◇^;)
しかし、これ読んだら、1冊しか手元にない。
しかも、いつも読んでる文庫は、世の中には後数冊や(多分、「静おばあちゃんと要介護探偵」関連ぐらいか…)
シリーズ第2弾!
人面瘡か…
安楽椅子探偵でもないな。付いてる人の方が動くから。
しかし、肩が、ベラベラ喋られても困ってしまうけどな。
読んでると安楽椅子というより、バディもんって感じ。
主人公が大人し過ぎる分、人面瘡が毒舌という名コンビ!
主人公である三津本六兵さんは、相続鑑定士。
相続といえば、
もめる遺産相続
もめる遺産相続といえば
ドロドロした血縁関係
ドロドロした血縁関係といえば
横溝正史さん
(凄い、こじつけ感^^; )
人面島という、時代錯誤な島での歪な関係の中、実力者が1人死亡。
ここから、ドロドロがはじまる…
相続鑑定士として、相続関連のお仕事を島まで来て、鑑定していくんやけど、
あちこちで死んでいく。
まさしく、横溝正史さんの世界!
でも、真相は!
大どんでん返しあったけど、何となく分かりそうな…
しかし、こんなとこあったら、怖い!
なかなかでした。
あとがきというか、対談で、中山七里さん、携帯電話に苦労してるみたい。
携帯電話の電波が届かない状況を設定しないと、横溝正史的な世界にならないと。
令和の時代に横溝正史的世界を作る意気込みは買う!
けど、やっぱり、スマホとか、Googleとかあったら、あの時代のドロドロ感は、実験できんか…
みなさん!
今年一年、ありがとうございました!
来年も、コメント乱しにいくと思いますけど、よろしくお願いします!
良いお年を!!!!! -
ジンさんとヒョーロクの会話にドキドキ
人面島の住人と閉ざされた環境にドキンドキン
犯人はこの二人か?と何となく思いながら読んで
地下の情景に素敵なイメージを持って読んで
途中でヤッタと思ったのに、
またまた最後で ええっ?ホント?と がっくり で 本を閉じた -
中山作品は「さよならドビュッシー」ともう一作以降追ってなかったので、10年ぶりに手に取りました。面白くないわけじゃなかったのに、何となく追わなくなっちゃう作家さんってミステリに限らず時々いるよね。まあ単純に私のアンテナの問題なんだけど…。
だけど今作は!
久しぶりの想定外の装丁買いです!(嬉
というのも、YouTubeで「ほんタメ」っていう「本のエンタメ」に特化したチャンネルに出会って、久しぶりに読書熱が高まったんですよね。MCの1人であるたくみさんがめちゃくちゃミステリ推してて、よっしゃ久しぶりに読みたくなったぞ〜!って思わせてくれて、もう本当に感謝。動画もいいけどさ、やっぱ本はいいね…。
閑話休題。
本作を購入したのは、そんなほんタメに背中を押されたお陰でもあるんですが。
石に眼球が埋め込まれた装丁が平置きされてたから、もう買うしかなかった(物騒
「人面瘡探偵」
「絶海の孤島で密室殺人」
そんなん買うしかないじゃない(大事なコトなので2回言う)。
本作のテイストを一言で言うと、
「すーごい読みやすくなった横溝ワールド」
です。
排他的な島民、アクセスの悪い孤島で起こる連続殺人、一族の遺産争い、胡散臭い隠れ財宝の伝説…。
めちゃくちゃ古風な要素てんこ盛りなのに、読み心地は終始軽い。良く言えばスルスルと読み易いんですが、言葉を変えれば横溝なおどろおどろしい雰囲気を期待して読むと肩透かしを喰らいます。
容疑者が少なくて、早々に犯人に検討が付いたのもちょっと残念。寡黙な使用人とか、正体不明の謎の人物とか、無駄に装飾過多なキャラがいたら最高だったな(めんどくさいミステリ読み
それでも、久しぶりにミステリミステリした(?)ミステリを読めて大満足。
不穏なエピローグも、大団円では終わらせません次巻乞うご期待!なサービス精神に溢れてて最高でした。
とりあえず一作目読むべ…。
【内容まとめ頑張った】
財産の鑑定を行う為に長崎の小島、仁銘島こと通称「人面島」に派遣された三津木六兵(ヒョーロク)。権力者である村長が死亡した島では、村長の息子達による権力争いが始まらんとしていた。そんな中、宮司の継承の儀式が行われるが、その最中に儀式を行っていた長男が何者かに矢を射られて発見される。現場は密室。動機を持つ一族達には、「儀式の進行を見守っていた」という鉄壁のアリバイがあった。
そして折しも島を台風の猛威が振るう中、第二・第三の殺人が起こる。
お人好しの鑑定士ヒョーロクと、彼の肩に取り憑く人面瘡ジンさんが、隠れキリシタンの財宝が眠る島で起こった連続殺人に挑む! -
オチは分かっていても何となく嫌な気持ちになります。
-
なんか前作より愛着が湧いてしまうなあ。
このコンビはキャラが真反対だから読んでいて楽しい。
善と悪、静と動、無能と有能。
そんな相反する二人(?)が向かうは人面島と称される孤島。
骨肉の争いに巻き込まれ、密室殺人に遭遇し、隠れキリシタンや埋蔵金の話も飛び込んできたりと何とも慌ただしい。
愚鈍な六兵を罵るジンさんも良いな。
そんで既知とはいえ、最終頁の真実が一番不気味なんだよな。 -
物語としては複雑な人間関係やら
岩明均の「寄生獣」を彷彿させるジンさんの存在などユニークな内容。
しかし相続税の申告どうしたんだろう?
鴇川行平は不動産収入あったなら所得税の準確定申告もあるだろうし
普通申告が絡む不動産評価は税理士がするでしょと
島民と同じように主人公に対し疑問を持ちながら読み進める。
ラスト付近になり税理士ではなく
相続鑑定士(土地家屋調査士?)じゃないといけない理由が判明。
だって測量などしない税理士では気づかんでしょ。あれは。
わたくしからみなさんに伝えたい大事なことは、
申告書は期限内に提出すること、
それと台風の日は出歩かないことです。殺人事件が起こります。 -
まさかの続編だった。順番逆でも楽しめそうなので、「人面瘡探偵」も読んでみようと思う。何となく設定が古いなぁと思ったら、先生自身も令和の横溝正史になったとおっしゃっていた。まさに金田一耕助っぽい。
-
最後の子供達の会話から
主人公のやばさがあぶり出されて
怖いような笑えるような
著者プロフィール
中山七里の作品






最新技術ですか…
お安く購入する方法とかですかね?
なんぼでも、私の分かる範囲であれば、答えますけど、わか...
最新技術ですか…
お安く購入する方法とかですかね?
なんぼでも、私の分かる範囲であれば、答えますけど、わかる範囲が狭い〜!(^◇^;)
中山七里さん、結構読まれてますよね?
まぁ、死ぬほど新刊出るんで、追いかけるのしんど〜ですけど!
今年も、つまらんコメントしますけど、遊んで下さいね!
改めまして、積読協会会長に
謹んで新年のご挨拶をさせていただきます。
今年も「...
改めまして、積読協会会長に
謹んで新年のご挨拶をさせていただきます。
今年も「積読」の普及啓発、
お互いに頑張っていきましょうね(・∀・)
今年は中山七里さんの作品をたくさん読みたいと思ってます!
あけましておめでとうございます!
中山七里さんの文庫のは、後数冊しかないので、ツラい気分です。
まぁ、すぐ文庫出るよいな気もしま...
あけましておめでとうございます!
中山七里さんの文庫のは、後数冊しかないので、ツラい気分です。
まぁ、すぐ文庫出るよいな気もしますけど。