出来事と写真 増補版

  • 小学館 (2025年3月6日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (368ページ) / ISBN・EAN: 9784094074444

作品紹介・あらすじ

写真家は東日本大震災とどう向き合ったのか

本書は2016年1月に赤々舎より単行本として刊行された書籍を文庫化するもの。元本は東日本大震災から4年にわたり、写真家 畠山直哉と文筆家 大竹昭子が重ねた対話を集めたもの。未曾有の災害で母を失い、無力感に苛まれながら、震災で跡形もなく失われた故郷陸前高田の姿に写真家はどのように向き合い、時の変化とともに、未来にどのような希望を見出したのか。
今回は、「出来事」を契機に始まった、畠山・大竹の対話をまとめた赤々舎版に、写真集『津波の木』の刊行を受けて行われた新たな対話を加えて、文庫版の増補版として刊行します。当初の心づもりとは裏腹に、時を経ても、出来事を冷静に受けとめきれない写真家畠山直哉は、さらなる世界の混沌に直面しながらも誠実に世界と向き合い、アーティストとしてなにが出来るのか、アートの果たすべき役割についてみずからに問い続けます。
文庫版の「おわりに」には、2012年水戸芸術館現代美術ギャラリーで開催された「3・11とアーティスト 進行形の記録」展の図録に収載された、アートの社会的役割に関して考えを巡らした、畠山直哉氏の「震災とアート」に関する文章を再録いたします。

AIがまとめたこの本の要点

プレミアム

みんなの感想まとめ

震災という未曾有の出来事と向き合う姿勢が深く掘り下げられた本書は、写真家と文筆家の対話を通じて、アートの役割について考察します。震災前後の故郷の写真を通じて、作品が現実とどのように重なるのか、また、写...

感想・レビュー・書評

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  • 畠山直哉、大竹昭子『出来事と写真 増補版』小学館文庫。

    陸前高田市出身の写真家の畠山直哉と文筆家の大竹昭子との極めて哲学的な対談集。

    畠山直哉は東日本大震災で故郷を失ってから、作風をガラリと変えたようだ。対談の内容はその辺りの経緯をまるで言い訳するかのように難しい表現で語るばかりで、極めてつまらない内容だった。

    畠山直哉の発言を見ても、故郷を失ったことに対する悲しみは感じられず、個人的なアートの世界での発言に終始する。大竹昭子にしても、畠山を評価しているが故にその発言に靡くばかりなのだ。

    はっきり言って、サンドイッチマン、カンニング竹山といった震災芸人というのが嫌いだ。

    サンドイッチマンは東日本大震災の当日にたまたま気仙沼市でロケをしていたことから、14年間そればかりをネタにしている。さすがに飽きた。確かに多大な義援金を集めたり、寄付を行なったりしたのだろう。それも4、5年なら解る。

    カンニング竹山に至っては東日本大震災後にそれまで縁の無い福島県に擦り寄って来た。地方の冠番組で福島県内を食べ歩き、鼻高々な高飛車な態度を目にする度に吐き気がする。未だにそんなハイエナ芸人に冠番組を与えて使い続けている地方テレビ局にも問題があるのだろう。

    話が長くなったが、畠山直哉という写真家にも震災芸人と同じ匂いを感じたのだ。東日本大震災が起きるまでは日本でも都会や海外の風物を写真の題材にし、陸前高田市など相手にしていなかったのだろう。それがいきなり手のひらを返したように震災をアートの題材にするなど理解出来ない。

    どんなに綺麗事を言おうと悲劇はアートにはならない。

    本体価格770円

  • 写真と震災。安易にすり寄ることを許さない言葉。この遠回りを見習いたい。

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著者プロフィール

1950年東京生まれ。小説、エッセイ、ノンフィクション、批評など、ジャンルを横断して執筆。短編小説集としては、本書は『図鑑少年』『随時見学可』『間取りと妄想』に続く4冊目。人間の内面や自我は固定されたものではなく、外部世界との関係によって様々に変化しうることを乾いた筆致で描き出し、幅広いファンを生んでいる。
写真関係の著書に『彼らが写真を手にした切実さを』『ニューヨーク1980』『出来事と写真』(畠山直哉との共著)『この写真がすごい』など。他にも『須賀敦子の旅路』『個人美術館の旅』『東京凸凹散歩』など著書多数。
部類の散歩好き。自ら写真も撮る。朗読イベント「カタリココ」を主宰、それを元に書籍レーベル「カタリココ文庫」をスタートし、年三冊のペースで刊行している。

「2022年 『いつもだれかが見ている』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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