コスメティック(小学館文庫)

著者 :
  • 小学館
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本棚登録 : 990
レビュー : 133
  • Amazon.co.jp ・本 (460ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094080131

作品紹介・あらすじ

化粧品業界の裏側で繰り広げられる働く女たちの闘い!

バブル後のキャリア女性を取り巻く現実に直面し、打ちひしがれる主人公・沙美だが、自らの人生をあきらめられない。「仕事でも恋でも百パーセント幸福になってみせる」そこから沙美の“闘い”が始まった。嫉妬、裏切り、不倫…化粧品業界を舞台に繰り広げられる“女たちの闘い”は圧倒的なリアリティを持って描かれ、単行本発刊時には「暴露小説では?」と美容業界を騒然とさせた。人気作家、林真理子のベストセラー小説、待望の文庫化。

感想・レビュー・書評

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  • 化粧品PRの仕事に奔走する女性の生き方の葛藤を、林真理子さんだからこそ描くことのできるリアルさでもって伝える一冊。

  • 化粧品PRの仕事に奔走する女性の生き方の葛藤を、林真理子さんだからこそ描くことのできるリアルさでもって伝える一冊。

    男女が同様に働く権利を持つ時代とはいえ、女性に出産という生物学的事象があることは変わりがなく、そういった人生の分岐点で女性は自分にとっての仕事の在り方や家庭の持ち方を考えざるを得ない。これからの人生、仕事に重きを置くのか、家庭での幸せを手に入れるのか、悩む20~30代女性はこの作品を読めばヒントを得られるかと。

    自分が「女性としての幸せ」を手に入れるべき性質の人間なのか、仕事で大成することを幸せに感じる性質なのか、主人公も自分自身でわかっていなかったことに非常に共感。岐路に立たされた時は素直に自分の中の喜びの音を聴き、身体が求める方向へ人生を進めるようになりたいと思う。

  • 90年代版の「anego」!企業の中で揉まれながら生きる女というのは林真理子本当にうまい。生々しくっておもしろかった。化粧品が欲しくなりました。

  • 再読。

    化粧品会社のPRという女性誌お馴染みの花形職業を描いた
    林真理子らしい、ゴシッピーな楽しさ満載の一冊。

    エリート銀行員、コリーヌ化粧品の重役、ワイン好きの装丁家
    三人の男達との恋愛も絡めて、ヘッドハンティングされたり
    沙美の女同士のあるあるな駆け引き等、お仕事奮闘記。

    冒頭あたりの男にグレードアップしてもらって感激した初めてのビジネスクラスから、33歳になったあたりの自分で手配するビジネスクラス、
    この辺がやっぱりリアルでねぇ、上手いわ、やっぱ林真理子は(笑)

    そして装丁家からの「このまま自立した大人の男と女の関係で…」
    みたいな事を自分もそう思ってたのに相手にそう言われると腹正しい、
    ってのにあるあるあるあるとボタンを連打!連打!

  • 久々の林真理子さんの小説を読んでみました。
    (anego以来かなぁ。。)

    いわゆるキャリアウーマンといわれる主人公(女性33歳)が
    外資系化粧品業界のPR部署に転職し、
    自社の化粧品をアピールするために奔走するストーリー。

    この小説は化粧品業界の暴露小説か!?と
    裏表紙に書かれていたように、
    当時の化粧品業界のPRと雑誌編集者の仕事関係が
    リアルに描かれています。

    後半部分から恋話がたくさん占めていき、
    少し個人的には残念なのですが、
    働く女性には仕事をバリバリこなすのか、
    幸せな結婚を手に入れるのか、
    はたまたそのバランスを取るのか(取れるのか)、
    感情移入できるのではないでしょうか。

    期待していたより、かなり良かったです。

  • 久々に林真理子読みました。
    「女性」を書くのがうまい人。
    美容業界のネタバレ?的なところも面白かったです。

    恋愛一色だけじゃなくて、仕事に一生懸命な主人公。
    キャリアウーマンってやつ?
    でもバリバリできる面だけじゃなくて、
    ちゃんと弱いところも描写されてるので共感できました。

  • キャリアウーマンなんて言葉じゃなく、がむしゃらに頑張る女の話。
    読んでいて、頑張ろうと思えた。

    仕事ってこういうもんだ。
    頭下げて、失敗して、必死で、まっすぐ向き合う。ただそれだけ。

    男女の話もついてくるけど、私には単なるオプションに見えた。
    この本は、働くと言う事を教えてくれる。

  • 再読。
    すごく面白かった。なのに案外ストーリーを覚えていないものだな。
    化粧品業界暴露もの? コスメ好きなら特に楽しめる。
    コリーヌ化粧品って、オルラーヌがモデルなのか? ゲラン説もあるみたいだが。

  • おもしろかった
    私にはムリなんだけど、でも私も こんな風に生きてみたいかも

  • だれかモデルがいるんじゃない?と思わせるくらい具体的な内容。
    化粧品業界は、こんなことになっているのか、と感心してしまいました。
    私も、段ボールひと箱分の化粧品が欲しい(笑)

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著者プロフィール

林 真理子(はやし まりこ)
1954年、山梨県山梨市生まれ。山梨県立日川高等学校を経て、日本大学藝術学部文芸学科を卒業。コピーライターとして活動後、1982年エッセイ集『ルンルンを買っておうちに帰ろう』が、デビュー作ながら話題になる。1986年『最終便に間に合えば』『京都まで』で直木賞を受賞。現在、直木賞、講談社エッセイ賞、吉川英治文学賞、中央公論文芸賞、毎日出版文化賞の選考委員を務めている。2019年4月1日の新元号の決定・公表に先立ち、原案への意見を聴く有識者懇談会のメンバーにも選ばれた。またマーガレット・ミッチェルの名作『風と共に去りぬ』を、主人公のスカーレット・オハラの一人称で描くという大胆に超訳!現在も文芸誌「きらら」にて連載中(小学館文庫より2019年10月より順次刊行の予定)。

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