フルスウィング (小学館文庫)

著者 :
  • 小学館
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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (203ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094080445

感想・レビュー・書評

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  • 野球を題材にした小説が6編あります。個人的には「ぐでんぐでん」と「さよならのチャンス」が印象に残りました。解説が唯川恵さんだったのが意外でしたが、それもまた良しと思います。

  • 野球をテーマに趣向を変えた物語を集めた短編集。傘を互いに隠したエピソードが印象的。

  • ストレート、カーブ、フォーク・・・
    多彩な球種を見せてくれる6編の野球短編集。

  • 野球にまつわるショートストーリー6編が詰まった1冊。


    "野球"小説と言うと
    直球ど真ん中のスポ根もの!と思いがちですが、
    この作品は、野球が絡んでいるだけ。
    シュールなものもあれば、恋愛ものもあって、
    自由な感じの色々なストーリーが入っています。

    直球、カーブ、フォーク、、と色々な"投球"があるので、
    ある意味、1冊を通して野球を楽しめる、手の込んだ作品。

    個人的に"直球ど真ん中"な感じが好きなので、
    巻頭の「ビリケン打撃投手」が楽しく読むことができました。

  • 野球にまつわる短編集。いろんなタイプのお話があって飽きませんでした。これぞ野球、これぞ人生!

  • 野球がテーマの短編集。
    正統派な作品以外にもミステリや犯罪ものなど変化球があって面白い。
    気に入ったのは「ビリケン打撃投手」、「ぐでんぐでん」、「さよならのチャンス」の正統よりの方。
    「ビリケン打撃投手」、「さよならのチャンス」は敗者の再生がテーマなので元々好みの路線。
    普段、あからさまにカップリングを狙っているような作品は逆にひいてしまって興味が失せるのだけど、「ぐでんぐでん」の顕一と剛の関係はすんなりと受け入れられた。

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著者プロフィール

1964年、東京都生まれ。駒澤大学文学部卒業。スポーツ誌の編集者などを経て、1999年第5回小説新潮長篇新人賞を受賞し、作家デビュー。おもな作品に、『おれたちのD&S(デマンドアンドサプライ)』『どまんなか1~3』『セキタン! ぶちかましてオンリー・ユー』『3年7組食物調理科』『小説の書きかた』『走れ! ヒットン』(講談社)、『消えた大関』(PHP研究所)、『デッドヒート 上・中・下』(角川春樹事務所)、『スクールセイバー 学園危機一髪!』『フルスウィング』『押し出せ青春』『セコンドアウト』(小学館)、『俺はどしゃぶり』(光文社)などがある。

「2019年 『スポーツのおはなし 柔道 柔道がすき!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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