口中医桂助事件帖 南天うさぎ

著者 :
  • 小学館
3.42
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本棚登録 : 169
感想 : 24
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  • Amazon.co.jp ・本 (317ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094080568

作品紹介・あらすじ

虫歯で命を失うこともあった江戸時代。庶民に歯の大切さを説き、虫歯で悩む者たちを長崎仕込みの知識で次々と救う口中医・藤屋桂助。幼なじみで薬草の知識を持つ志保と、歯ブラシ・房楊枝職人の鋼次は、ともに力を合わせる若き仲間同士である。が、桂助のまわりでは謎の事件が次々と起こり、得体の知れない大きな流れに巻き込まれていく。続発する謎の事件の真相とは……。口中医桂助事件帖シリーズ第一作!

感想・レビュー・書評

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  • 作品紹介・あらすじ
    虫歯で命を失うこともあった江戸時代。庶民に歯の大切さを説き、虫歯で悩む者たちを長崎仕込みの知識で次々と救う口中医・藤屋桂助。幼なじみで薬草の知識を持つ志保と、歯ブラシ・房楊枝職人の鋼次は、ともに力を合わせる若き仲間同士である。が、桂助のまわりでは謎の事件が次々と起こり、得体の知れない大きな流れに巻き込まれていく。続発する謎の事件の真相とは……。口中医桂助事件帖シリーズ第一作!

    平成30年9月22日~26日

  • 命を落とすほどの病気。虫歯や歯槽膿漏。食が豊かになって出てきた病か。

  • 口中医桂助事件帖シリーズ1巻。虫歯で命を失うこともあった江戸時代、日本橋随一の呉服問屋の若旦那で江戸の名歯科医・藤屋桂助と幼なじみで薬草の知識を持つ志保、江戸の房楊枝職人の鋼次が、ともに力を合わせ庶民たちに歯の大切さを説き、虫歯で悩む者たちを長崎仕込みの知識で次々と救う。「料理人季蔵捕物控」シリーズと同じく、歯科医・料理人という職業からの着眼点で、主人公の周りで起こる事件を解決していく事件帖。女性作家らしくきめ細かな心理が描かれ江戸時代の歯科状況がわかる。「白牛酪」に興味アリ。次巻「手鞠花おゆう」

  • 口中医。
    まさに、私の職業…って思ったけど、今の歯医者と比べて、医科の知識ももっともっと必要な仕事だったんだなと思った。
    そして、口腔内の病気が、清掃不良からくるもので、更にそれが全身に悪影響を与え得るってことを、現代の人たちより身に沁みて感じてて、何だか、嬉しいような気もした。
    結構読みやすいです。

  • 可もなく不可もなく、結局ちょっと時間を損した気分になった作品。
    もっと大胆に切り込んでほしい。

  • コンセプトコーナー2012年 7月「主人公はお医者さん~医者として、人として、医療と向き合う人々~」の選書です。

  • おもしろい

  • 最初の事件で残っていた謎が最後にきれいさっぱり片づけられました。桂助・志保・鋼次・岸田各々の人柄が魅力的。

  • 1 口中医
    読みやすいが特に感慨深い内容もない。ほのぼのし過ぎて退屈気味。事件自体は小さくないのに何故?さらっと終了するからか、危ない目に合わないからか。事件は陰謀めいているのにそれには触れずに先延ばし。…桂助がぼんぼんだから興味なしか。呉服屋が高級品を手に入れすぎなような気も。違和感。

  • 面白いシリーズを見つけた。
    江戸時代、虫歯で命を落とす事も多々あるご時世。
    役者さながらの男前な藤屋桂助は商家の出ながら蘭学を修め
    歯痛に苦しむ人々を救うべく「いしゃ・は・くち」の看板を掲げ
    日々奮闘している。
    幼馴染でずば抜けた美貌と賢さを兼ね備えた 志保と
    江戸時代の歯ブラシ、房楊枝職人の鋼次は
    桂助の良き理解者となり次々に降りかかる難事件を協力し解決してゆく。
    初版は6年前。出遅れた感はあるがなにせお江戸の事。
    じっくりシリーズを読破して行こう。

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著者プロフィール

東京都生まれ。日本女子大学大学院修了。「料理人季蔵捕物控」「口中医桂助事件帖」「鶴亀屋繁盛記」「余々姫夢見帖」「お医者同心中原龍之介」「鬼の大江戸ふしぎ帖」「はぐれ名医」シリーズなどの時代小説を精力的に執筆するとともに、現代ミステリー「青子の宝石事件簿」シリーズ、『わらしべ悪党』も刊行。

「2023年 『花人始末 椿の花嫁』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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