- Amazon.co.jp ・本 (276ページ)
- / ISBN・EAN: 9784094080933
感想・レビュー・書評
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子というのは親を選べないのに、盲目的に信じてしまうものなのだなあと、泣きたくなった。
そして彼に親切にする人が周りに一杯いたのに、誰も助けることができなかったのが悲しい。幼児虐待ならともかく、少年が周りに助けを求めないと、閉ざされてしまうよなあ。
これがデビュー作って、この人はすごいなあ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
悲しすぎる。
こんな親でも子供にとってはやっぱり親なんだよね。
これがデビュー作と知り驚き。 -
苛酷な環境の中で純真に母を愛した少年。まだ中学三年生なのに、こんな環境でも希望を持っていたのに…
先生や友人の小野、小野の家族、専売所のおじさん、用務員、隣の野々村さん。せめて田口潤の中に彼らがいて良かった。
いつか子どもができた時にはしっかり愛したいと思った。そして別の田口潤に出会った時には野々村さんくらいには彼を救える人間でいたいと思う。 -
虐待。そしてタイトルどおりです。
どうして子供を見捨てるような親をかばうのか。どんなに酷くても、情けなくても、親を思う気持ち、愛されたいと願う気持ちはなかなか変えられないものなのだと思う。とても可哀想で悲しいお話ですけど、多くの人に読んでもらいたい本です。 -
なんか読まされた感じがしますね。内容自体イイのですが、何か引き込まれる力があります。
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日記形式でスルスルと、一気に読んでしまった
この話はフィクション。果たしてそうだろうか?
今もどこかで同じようなことが起こっている。
運命と一蹴するには、あまりにも、哀しい。 -
日記から事実がわかるとは。
日記に書かれていることが事実とも限らないこともあるんだろうけど。
母親って難しいね。