千里眼背徳のシンデレラ (下) (小学館文庫)

著者 :
  • 小学館
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感想 : 18
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  • Amazon.co.jp ・本 (652ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094081039

感想・レビュー・書評

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  • 最後は分かり合えるけど、死んじゃうパターン。
    成瀬さんと、進展する?

  • 長かった。
    いつ岬美由紀が登場するかと
    いつもながら無理な展開
    最後は歩美か
    ハッピーエンドと言えるかな?

  • 鬼芭阿諛子のおこす事件がヤマ場。
    さいしょの事件や、町内会のはなしもちゃんと回収してくれる。

    C0193

  • 1

  • 臨床心理士・岬美由紀は謎の神社の境内に、日本経済を復興させる鍵となる発明が隠されているの知る。それは友里佐知子の意志を受け継いだ鬼芭阿諛子の、国家転覆に賭ける恐るべき計画の決め手だった。紅白玉の予言や生体時計の秘密を暴き、真実に一歩ずつ近づく岬美由紀を待っていたのは、運命を根底から覆す逆転劇だったー。千里眼の系譜に決着をつけるべく、ヒロインは恒星天球教との最後の戦いに向かう。

  • 友里の行動原理に強引さを感じたけれど、後半はらしさが出ていて楽しめた。ダビデは要所要所でアクセントになっていました。

  •  白紅神社に隠されていたSDカードには、友里佐知子のことだけではなく、その娘(正確に言えば友里佐知子の影武者・澤木百合子の娘)をどのように育て上げていったのかまでが克明に記されていた。

     三億円事件やよど号ハイジャック事件など、実際にあった出来事の犯人が実は友里佐知子(とその仲間)だったという展開だったのには驚いた。友里佐知子の影武者が産んだ子供・鬼芭阿諛子への教育、そして意志を受け継いだ鬼芭阿諛子が国家に挑み、そして自分の出生に関する真実を知って美由紀の前で自殺するまで。興味深くはあったけど、政治や歴史の話も多く、やっぱり長すぎたかなぁ。そして最後、またなぜか美由紀の味方のような動きをするダビデ。全編を通してこの人の動向も描かれていたけれど、そんなに優秀な人物だったとは。

  • あまりにもおもしろすぎて心が打ち震えた。
    松岡圭祐の千里眼シリーズ集大成といってもいいんじゃないだろうか。

    伏線の回収っぷりが凄まじい。
    特に500ページ以降あたりは鳥肌がたちっぱなしだった。
    ストーリーのバックグラウンドの説明があんまりないから他の千里眼シリーズを読んでから読むべき作品だと思う。

  • 友里佐知子の遺志を継いだ鬼芭阿諛子は,武器と特殊なクルマを入手し,国会議事堂を襲撃しようとする。岬美由紀と蒲生刑事がこれを防ぐ。

    面白くないわけではないが,長すぎて最後まで読むのが辛い。

  • 読み終わってふうっと息をついた。ボリュームと起伏に富んだ内容の両方に対して。
    (下)の前半のメフィストコンサルタントに操作された歴史の分析と鬼芭阿諛子の行動にはついていけなかった。
    岬美由紀が再登場してからは良かった。特に鬼芭阿諛子が新しい名を得るに至るやりとりが心に残った。


    作成日時 2006年10月18日 07:07

  • 臨床心理士・岬美由紀は謎の神社の境内に、日本経済を復興させる鍵となる発明が隠されているの知る。それは友里佐知子の意志を受け継いだ鬼芭阿諛子の、国家転覆に賭ける恐るべき計画の決め手だった。紅白玉の予言や生体時計の秘密を暴き、真実に一歩ずつ近づく岬美由紀を待っていたのは、運命を根底から覆す逆転劇だった―。千里眼の系譜に決着をつけるべく、ヒロインは恒星天球教との最後の戦いに向かう。シリーズ最長となる圧倒的なボリュームと壮大な規模で描かれた著者渾身の書き下ろしエンターテインメント下巻。

  • 読み応えたっぷり。
    上下巻あわせて12時間かかった。

    ネタは最初から出ているのに
    そのトリックに気付くのはいつも直前。
    そんな面白さ。

    多分このシリーズを全て読んだあとなら
    もっと楽しめるだろう、な昔話多数。
    飛ばし飛ばしで読んでいる私は
    それらを今後読むたびに楽しめるだろうな、と期待させられました。

  • 鬼芭のクーデタを美由紀が止めることができるのか…。ドキドキハラハラです。
    最初に出てきた話題が、ここにつながっていたのか…って感心させられました。
    読者の心理をつかんではなさない作品です。

  • <内容>
    友里の日記に書かれた、驚愕の昭和裏面史。宿命の敵、友里佐知子からつづく千里眼の系譜に決着をつけるべく、戦う臨床心理士・岬美由紀は鬼芭阿諛子率いる恒星天球教との想像を絶する最期の戦場に立ち向かう。
    大津波で日本列島が海に沈んだ耐震強度偽装疑惑の当事者・音無耕市は海上の小島で名誉挽回を企てる。だが事態は急変。臨床心理士の岬美由紀は驚愕の現場に直面。一方で、捜査一課の蒲生誠警部補によると、鬼芭阿諛子という名の人物が石川県の白紅神社で宮司を務めているという。蒲生らとともに白紅神社に急行した美由紀は、そこでかつての師であった鬼芭阿諛子の母・友里佐知子の日記を入手。日記には彼女の波瀾万丈の生涯が綴られていたメフィスト・コンサルティング、ダビデ、マリオン・ベロガニア、前頭葉摘出手術ノノ日記で初めて知る新事実。友里の教えを受け、知識や技能を受け継いだ鬼芭阿諛子が、白紅神社を隠れ蓑に、いま国家転覆のテロを実行する友里佐知子からつづく千里眼の系譜に決着をつけるべく、岬美由紀は恒星天球教との最後の戦いに向かう。

  • 上巻に同じ。

  • いやぁー、空飛ぶ自動車まで繰り出して、国会議事堂へのクーデター!!とうとうやってくれました。。。と思ったのも束の間。あっと驚くドンデン返しには、上巻の早いうちに、ちゃんと伏線がいっぱい用意してありました。<BR>
    また、上巻から延々と続いた友里佐知子の日記の回想部分も、いつのまにかダビデの視点で書いてあったりして、少々イライラさせられる部分がありましたが、これも最後に、なるほどの落とし前をつけてくれるという、コリコリのエンターテーメント小説でした。<BR>2006/5/30

  • 友里が戦後事件の殆どを画策していた? 辻褄合わせは巧く行ったか? 上下巻の写真は反対の方が期待を持たせて良いのになあ・・・でも大した活躍を岬はしていない。友里の話が主になっているから・・・。耐震偽装事件なんぞ確かにどうということのない問題だろう。大地震が来たら殆どのビルが倒壊するだろうからね。

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著者プロフィール

1968年、愛知県生まれ。デビュー作『催眠』がミリオンセラーに。大藪春彦賞候補作「千里眼」シリーズは累計628万部超。「万能鑑定士Q」シリーズは2014年に映画化、ブックウォーカー大賞2014文芸賞を受賞。『シャーロック・ホームズ対伊藤博文』は19年に全米翻訳出版。NYヴァーティカル社編集者ヤニ・メンザスは「世界に誇るべき才能」と評する。その他の作品に『ミッキーマウスの憂鬱』、『ジェームズ・ボンドは来ない』、『黄砂の籠城』、『ヒトラーの試写室』、「グアムの探偵」「高校事変」シリーズなど。

「2023年 『高校事変 16』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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