- Amazon.co.jp ・本 (323ページ)
- / ISBN・EAN: 9784094081176
感想・レビュー・書評
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フリーライター、クローン、
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昔提供した卵子によって生まれた子供を押しつけられたフリーライターの主人公が、出生の真実に迫る。意外な結末でおもしろかった。いじめた元同僚がいいアクセント。
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フリーライターの主人公が仕事の依頼で待ち合わせしたら、いきなり「あなたの子です」と赤ちゃんを押しつけられた…そんなことが現実にあったら発狂しそう(笑)
タイトル「転生」は何を意味しているのか?と思いながらストーリーを追っていきました。
お、重い…
人間の業といいましょうか、軽はずみなことはしちゃぁアカンというか、なんというか…。
生まれてきた赤ちゃんに罪はないけど、けど…いろいろ考えさせられる内容でした。 -
巻末の解説で「ジェットコースター・ノベル」と評していました。
読み終わった後でその記述を目にして、なるほど、と納得。
この著者の本はコレが初めてでしたが、一気に読み終えました。
最初は主人公の性格(目的のためなら手段を選ばない)などに嫌悪感を覚えていたのですが、終盤にかけて上手く成長させていって、最後は良い読後感でした。
前作の「感染」の方が有名みたいですので、そちらもいつか機会があれば読んでみたいですね。
そう思わせてくれるミステリーでした。 -
この作者は始めて読みました。フリーライターだった主人公が急に自分の子供だという赤ちゃんを押し付けられて、その親を探していく過程で徐々に母性に目覚めていくといった感じでしょうか。割とスピード感があったのか、サクサク読めました。ちょっと最終的に良い人になりすぎている気はしたけど。
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「その子はあなたの娘だ。引き取ってもらいたい。」
フリーライターの岬は仕事の依頼で待ち合わせたホテルのロビーにいる時に1本の電話で目の前のベビーカーに乗ってる赤ちゃんを押し付けられてしまう所からスタート。
最初は、産んでもいない赤ちゃんを押し付けられた事に激怒する岬。
まぁ、『女→男。』の構図じゃなくて『男→女』やから激怒するんも分かるけど・・・。
でも、その時に岬はお金欲しさに違法って分かってながら提供した自分の卵子の事を思い出す。
手違いで生まれてしまった赤ちゃんのミチル。
なんで、自分の所にミチルが来たんか?
その謎を解明するために走り回る岬。
最初は、ミチルを押し返そうと思ってた岬やけど色々な事が分かっていくウチにミチルへの気持ちが変化して最終的に自分の子供として育てようって決心する。
でも、岬は色々と調べてる間に殺人事件に巻き込まれててラストシーン直前に殺人犯と一悶着があったり。
ハッピーエンドのようで、そうじゃないような終わり方やけど、読みやすくて面白かったよぉ。 -
まあまあかな。
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面白かったです。ただ、主人公がかなりイヤな女なのですが、それは作者が意図してそう描いているからで、そういう女だから最後の展開が活きてくるのだろうとは思うのですが、やはり主人公はもっと魅力的な方がいいなあという気がします。
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ラストがとても良かった。