国芳一門浮世絵草紙 侠風むすめ (小学館文庫)

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  • 小学館
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レビュー : 13
  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094081671

感想・レビュー・書評

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  • 「チャンバラしない時代小説が読みたい」と、
    とある本のオススメをしてくれる本屋さんに聞いたら
    オススメしてくれた本。

    時代は天保、歌川国芳(猫の擬人絵とかの)の娘が主人公で、
    比較的短めの話が幾つか入っています。
     
    チャンバラしない江戸物、というと、
    高田郁さんの「銀二貫」や、「みをつくし料理帖」が思い浮かびますが、
    比較的上品な町人がメインなのに対し、
    こっちはチャキチャキの江戸っ子、って感じで色々破天荒。
    もしかしたらちょっとえっ、、ってなっちゃう人もいるかもしれない 笑
     
    話自体は短めの話を幾つか、という連作短編の体で、
    それぞれさらさらっと読めちゃいます。
     
    作者が江戸風俗を描いた画家に弟子入りして勉強した、
    ということもあり、江戸ってこんなかんじやったんや!と、
    トリビア的にも楽しいです。
    個人的には彫り物の扱いが興味深かった。
     
    シリーズ物かつ、大きな書店にもあまり置いていない本なので、
    Amazonなどのサービスで買うのがいいかもしれません 笑

  • 江戸の天保期といえば
    ヨーロッパではモーツァルトが活躍していたころ

    日本にも
    魅力的な人たちがいました
    はい 北斎、広重、英泉、国貞、貞秀、
    そして、国芳さん
    江戸の町を舞台に
    国芳さんの娘、登鯉さんの目線から
    見た
    浮世絵師たちの暮らしが
    描かれる

    いゃあ
    面白いなぁ

    そういえば
    少し前に読んだ「おもちゃ絵芳藤」
    の絵師 芳藤さんも 国芳一門
    でした

    もちろん、
    この一冊にも登場されます

  • 国芳一門のあれこれを娘登鯉の視点で,これでもかって言うぐらいの江戸っ子ぶりで描かれていて,とってもおかしくてホロリとさせられる.それにしても,江戸っ子でいるのも大変だ.

  • 国芳一門の話。
    「ヨイ豊」で豊国一門の話を読んだ翌日に読んで、清太郎(4代豊国)がひどい奴に書かれていたので、びっくり。

    国芳を筆頭に、登場人物が魅力的でテンポも良く、話が進んで面白かった。
    章毎に関係する浮世絵が載せてあるのも良かった。

    ただ、国芳の娘 登鯉(とり)が、あまり絵に向かっていない(のに上手い設定)で、男に夢中なのがどうも好きになれなかった。

  • 浮世絵師・歌川国芳の娘・登鯉(とり)15歳を主人公として登鯉の視点から国芳一門や天保改革を見た物語。ダイナミックな国芳の娘だけあって、読んでるこちらまで元気になりそうな生きの良さ。各章の始めに章に関係する浮世絵などの挿絵があり、江戸の風俗が物語中分かりやすく溶け込んで、笑いもあり面白かったです。シリーズになっているのでこの後も期待します。

  • 【本の内容】
    前作「笹色の紅」が評論家に絶賛された新鋭が、鉄火肌の浮世絵師国芳と、脳天気な弟子たちの浮世模様を娘の女絵師登鯉の目から描いた、ほのぼのおかしくて、ちょっとせつない書き下ろしシリーズ第一作。

    国芳の娘登鯉は、刺青が大好きで博奕場にも平気で出入りするような“侠風”な美少女。

    一方で、天保の改革を鋭く諷刺した国芳は、とうとう北町奉行所に召喚されてしまう。

    [ 目次 ]


    [ POP ]
    柴又生まれの江戸っ子作家、河冶和香さんの書き下ろしシリーズ第1作である。

    今回のは江戸末期を代表する浮世絵師の一人、歌川国芳一門の活躍を娘登鯉(とり)の眼から描いた作品である。

    登鯉は入墨が好きで吉原や博打場にも平気で出入りする”侠風(きゃんふう)むすめ”。この早熟な娘を通じ、当時の江戸の風俗がとても生き生きと描かれており、その映像が目に浮かんでくるようである。

    遠山の金さんも脇役の一人に名を連ね、物語に華を添えているあたり、時代小説ファンにとってはたまらない展開である。

    まだ書き尽くしていないところがあちこちに見られ、今後のシリーズ作品で明らかにされていくのが楽しみでならない1冊。

    [ おすすめ度 ]

    ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
    ☆☆☆☆☆☆☆ 文章
    ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
    ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
    共感度(空振り三振・一部・参った!)
    読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

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    [ 参考となる書評 ]

  •  歌川国芳の娘•登鯉(とり)を主人公に据え、国芳の作品、人柄を中心に描かれる登鯉の成長譚である。当時の風俗や政治情勢なども絡めており、国芳のことだけではなく、風俗史の勉強にもなる。
     彫り師と文学というと、谷崎潤一郎の『刺青』(しせい)ぐらいしか思い浮かばなかったが、そこで描かれるおどろおどろしい彫りのイメージを、より身近のものとして、当時の風俗として描いているのに驚いた。

  • 国芳が大好きです。
    その国芳や弟子達、作品がたくさん出てくるので、それについてはワクワクもしますが。
    小説としては、出来の良い部類ではないと。
    複線の張り方も拾い方も微妙。
    読んでて、ページ抜かしたのかとすら思いました。
    登場人物も、似たような境遇の人が多く、こんなにいらないのでは。
    主人公の登鯉ちゃんは全く好きなれません。

  • これに出てくる周坊ってのちの河鍋暁斎か。読み終わってから気付いた。国芳と弟子ーズがかわいい奴らです ただ主人公の娘が好きになれずじまい

  • とにかくおもしろい!
    国芳一門の連中のおかしさったら。そして登鯉ちゃんの大人びた、ある種冷めたようなものの見方がいいです。
    そんな登鯉ちゃんも、やっぱりまだまだ子供な部分があって、そういうところがまた可愛いんだよなァ~って、もう、出てくる人みんなバカで情に篤くて、ニヤニヤしてしまう。
    江戸の風俗、異常な取締りの強化などもおもしろおかしく書かれていて。
    作者さん、粋です。

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