ネグレクト〔小学館文庫〕: 真奈ちゃんはなぜ死んだか (小学館文庫 す 2-1)

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  • 小学館
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  • Amazon.co.jp ・本 (299ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094081954

感想・レビュー・書評

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  • 専門職なのだから、知らない・わからないではすまされない。
    もっとプロ意識を持たねば。

    育児で悩んでたり、辛くなったりしたら、とりあえず誰かに相談してほしい。
    東京都にお住まいでの、子どもに関する相談は、TEL0333664152、夜間・土日祝日の緊急の場合、TEL0359372330。

  • 子供の虐待。時折ニュースになる事件の数々ですが、それは特殊なことではなくて、
    今の日本社会で起こるべくして、起きている事実であるということが、この著書のテーマです。
    確かにこの著書で取り上げられた夫婦が、家族三代、
    満足に子育てが出来ない家庭に育てられた子供という事実はあります。
    しかし、旦那や親などを頼ることが出来ずに、子育てをしなければならない状況にある母親が多数存在することこそが、
    虐待が発生している大きな要因であることを考えさせられました。
    自分自身、男として女性に対しての接し方にも多数の教唆を得た文庫本でした。

  •  虐待報道があとをたたない。
     いったいどうなっとるん? 思いつつ、やはりこのあたりに行き着く。
     非常に冷静に、ルポされている。冷静に、公正に、この事件をとらえている。書き手の視点が、好き。
     「慈愛」のカテゴリーにいれてもいいくらい。

  • 続編も読みたい

  • 実際にあった虐待についてのルポ。
    虐待の多くはネグレクトではないかという投げかけが心に残る。
    情報過多の社会でありながら、支援を求めることすら思いつかなかった両親。それが、病理だと言ってしまえば、おしまい。病理であれなんであれ、虐待はなくならない事実がある。
    専門職を増やして支援を地域のつながりで早期発見をというが、そもそも、子育てができない人(自分も含む)が増えている事がこの国の教育(人としての)貧弱さを物語っているような気がする。

  • 両親の育児放棄により餓死に至った「真奈ちゃん事件」。自身も親との関係を上手く築けず、経済的破綻に加え、頼るべき周りの人に恵まれず、次第に我が子への関心を失くす親たち。

    子育てに正解はない、とはよく言われるがやはり一番身近なお手本は自分の親だろう。親やその親までもお手本とは言い難い村田夫妻は、自分の気持ちすら表面に出せず子とも向き合えず、ゲームやネット通販に逃げることしか出来なかった。

    ぞっとする反面、自分もいつか母になり夫や周りに頼れない状況で経済的にも余裕がなく、子の発育についても悩んでいたら、、、子に苛立ちを向けてしまわないとは限らない。

    改めて親になることの責任について思わせられた。

  • <>正直なところ‥理解ができない。昨日はこれを読みさしで寝たため、ものすごく夢見が悪かった‥。

  • ノンフィクション大賞

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