ミシン (小学館文庫 た 1-4)

著者 :
  • 小学館
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本棚登録 : 1024
レビュー : 93
  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094082258

感想・レビュー・書評

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  • 久々に嶽本野ばら気分だったので。ていうか昨日からこれ読んでたからうっかりヴィヴィアンウエストウッドのお財布買ってしまったと思われる。
    「世界の終わり〜」素敵すぎた。嶽本野ばらのすごいところはあそこまで作り込んだ美意識の高い世界のなかに、しっかりとほころびの伏線を紛れ込ませているところ。絶対に美しくはあれない、生きることへの執着や狡さを曝け出すところ。非常に高等な自己批判に感じる。

  • 初読みは20歳頃。30歳を過ぎてから再読。

    「世界の終わりという名の雑貨店」
    20歳頃は何の違和感もなく読み、美しい世界観にうっとりしつつも、ラストは作者が何を言いたかったのか腑に落ちなった記憶があります。感涙はしたんだけども。

    30歳すぎて再読し、女の子にすぐに手を出しすぎなあたり、こんな男いたら、かなりひくわ…と主人公に対して若干嫌悪感を抱いたり、いきなり駆け落ちが成立するなど話の展開が突拍子でついていけなくなりそうでしたが(ずっと店内で一緒に過ごしていたから突拍子ではないのか?)、ラストに向けて疾走していく心情の極みは迫力があり、最後の一文がいかに残酷であるかという切なさが理解できました。
    良いですね。

    「ミシン」
    20歳の時に読みましたが、内容全く覚えてませんでした。当時は「こういう世界観もおもしろいなぁ」くらいな感想。

    で、10年以上経過した今、再読しましたが、一気読みでした。おもしろい。ミシン属するバンドの特徴も細かく描かれていて想像しやすい。それに主人公のとる行動がおもしろい。なんやかんやしながらも最後はファンの一人として終わるんだろうと思っていたら、まさかのメンバーに。しかも最後の約束が極めている。読み終わり冒頭へ戻ると、ちゃんとつながっている。
    これはおもしろいです。

    たしか続編も読んだ記憶がありますが、そちらも全く内容覚えてないので、純粋に楽しんで読めました(笑)

  • 嶽本野ばら先生はエッセイと映画しか見たことが無かったのでついに小説に手が出せて良かったです。乙女のカリスマと呼ばれるに相応しい文章で惚れ惚れしてしまいました。

    世界の終わりという名の雑貨店
    最初ミシンが気になりすぎて、ミシンのあとに読みました。ですがこれはこれでとても良い作品でした。いきなりキスをしたシーンには少し驚きましたが、お互い好き合っていたので良かったです。「ヴィヴィアンウエストウッドを着るために生まれてきたのです」かわいいお洋服は武装のために着るものという野ばら先生の意見には共感します。最後はハッピーエンドではなかったけれどいいお話でした。

    ミシン
    これを読んでいる時NANAがずっと頭の中にありました。NANAが大好きな私はあっという間に虜になりました。美心と書いてミシン、なんて素敵な名前なんだと思いました。でも私が好きなのはミシンじゃなくてカサコ(ここでは名前出てきませんね)の方でした。カサコの乙女なところがたまらなく大好きです。ミシンへの執念でバンドのメンバーになれたところもすごいです。最後はすごく怖かったけど、ミシン2/カサコ があったので取り越し苦労な気分でした。

    (嶽本野ばら先生の感想を書くとなんだか自然に敬語になってしまいます。)

  • すっごく綺麗な純愛。おとぎ話みたいなのに引き込まれてしまう。いちいち文章も人物も美しい。
    読み終わってから夢中で『MILK』について調べてサイトを見ながら世界観に浸ったことが忘れられない。高級な砂糖菓子のような、栄養にならなくて可愛くて甘い話。短編ふたつとも甲乙つけがたい愛しさです。
    とろけるほど魅了されました。

  • 自分は乙女ではないと実感させられた
    自分の周りの見慣れた景色
    洋服 バンド 出待ち…苦笑
    これだけ共通するものがあるのに
    なぜ共感はできないのか
    乙女ではないと思うのか
    楽しく考えられました

  • なんだかすごく良い。
    とても気に入った本。

  • 図書館で借りてきて読んだものだからハードカバー持ってなくて、文庫版買ってまた読みました。中学生以来よんだけれど、やっぱり美心も傘子もすきで。きっと野ばらさんの書く美心がかっこよくてきれいじゃなかったらMILKとはもっと遅く出会ったか、好きじゃなかったかもしれないね。誰かとMILKでお揃いを買うのが夢、って言いたくなるしそうしたいとおもうお話

  • 好き。

  • 世界の終わりという名の雑貨店/ミシンの二編。

  • 大好きな野ばら先生の処女作
    本当に脆くて透明な短い短い物語
    世界の終わりという名の雑貨店にあなたも訪れてください
    ストーリーは若干異なりますが
    映画も是非・・・
    ストーリーは若干違いますが
    そんなことは特に問題ではありません

    いいとか悪いとか
    関係なく私を変えた1冊でした

    ごめんなさい・・・本編ミシンには全然触れてない汗

著者プロフィール

小説家。エッセイスト。京都府宇治市生まれ。1998年『それいぬ――正しい乙女になるために』(国書刊行会、後に文春文庫)で、エッセイストとしてデビュー。2000年『ミシン』(小学館文庫)で、小説家デビュー。同作は、単行本と文庫を合わせて16万部に達するベストセラーとなった。03年『エミリー』、04年『ロリヰタ。』が、二年連続三島由紀夫賞候補となる。04年には映画化された『下妻物語』(単行本は02年刊行)が大ヒットした。この他の弊社刊行の小説作品は以下のとおり。01年『鱗姫』、『カフェー小品集』、『ツインズ -続・世界の終わりという名の雑貨店』、03年『デウスの棄て児』、『カルプス・アルピス』、04年『ミシン2/カサコ』、05年『下妻物語・完 ヤンキーちゃんとロリータちゃんと殺人事件』、07年『変身』、08年『タイマ』、『おろち―olochi,super remix ver.』。公式ホームページURL http://www.novala.quilala.jp/

「2015年 『破産』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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