- Amazon.co.jp ・本 (416ページ)
- / ISBN・EAN: 9784094082272
感想・レビュー・書評
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優勝!読了後、自分がサクラを飼ってるんじゃないかと勘違いしました。サクラかわちい。現在進行形の日記感。変化と気づきと癖(個性)の様が生々しくて、信じられないぐらいどっぷりと共感します。
8回くらい泣きポイントがあり、しばらく記憶に残り続ける本になるだろうなあ詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
年末の休みに読みしました。
愛おしく、切なく、とても優しい家族の物語
前半の何気ない日常してと書かれてい
後半で一気に繋がっていく西加奈子さんってやっぱり面白い!
うん◯までしっかり回収(笑)
また今年の年末読んでみようかなと思います。
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何だかすごいパワフルな話だった。
でも内容が深いことは分かる。
家族とは、恋愛とは、性とは、マイノリティとは、生きるとは…様々な内容が盛りだくたさん。
家族に何が起きても、いつも変わらずそこにいるサクラは、主人公が考える神様に一番近い存在なのかなと思った。
お兄さんが切ない。 -
「さくら」は私の愛読書になった。
和室に表紙もなく転がってる本を見つけた。
これは何か母に聞くと、以前父が買った本をどこからか弟が持ってきて表紙を剥ぎ取ったらしい。
私の弟はいつもそうだ。よく表紙を外す。
そんなボロボロの状態な小説を、パラパラとめくり
読み進めていった。気づけば最後まで読み終えていてこの小説のファンになっていた。たまらなく愛おしく、失ったものは戻らない。言えなかった言葉は言えぬまま自分の中に留まり続けること。
わかっていた、つもりだったのかもしれない。
それらを痛感させられる。
それでいて愛おしさを感じる。
「エモい」なんて一言で済ませたくない。
こんなありふれた家族を丁寧に丁寧に言葉を紡いでいる。この本と出会えたのは、表紙を剥いで和室にほったらかしにした弟のおかげだと思うと癪だ。
だが、そんな些細な日常も愛おしく感じる日が来るのかな。 -
フッ、と笑っちゃうくらい面白くて、思わずページをめくる手が止まる程悲しくて、心がぎゅっとする程切なくて。
ハチャメチャだけど、素敵な家族と一匹の犬の話でした。 -
ある一家の家族にスポットを当てた物語だった。
どの登場人物も個性的で特に美貴が自由奔放で
淡々と颯爽としているのが面白かったし読んでいて清々しい気持ちにもなった。そんな性格だ唯一尊敬し恋焦がれていたのが長男の一であったりと
複雑な感じではあるけれども気まずく鬱々とした
感触を全く感じさせる事ない様子からも妹のそんな存在が確率されてるように思える。
しかし、ある日から皆んなの羨望を受ける長男に事件が起きて家族は身も心も近づいたり離れたりするのだけど、そんな時にもいつでも幸せの愛想を振る舞うサクラの大きな存在のたんび感動したりと色々と詰まっている作品でした。
色々な物事や心情に対し多彩な比喩で表現されていて情景が浮かびやすく読み入りました。 -
家族
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勢いで描いた感みたいなのがあった
でもなんか素敵、なかんじもする