追憶の課外授業 (小学館文庫 し 5-2 なぎさの媚薬 2)

著者 :
  • 小学館
3.13
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本棚登録 : 114
感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・本 (167ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094082494

感想・レビュー・書評

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  • 今回は中学時代の先生への想い に対しての物語でした。
    設定自体には無理がありますが、その頃の男子学生の想いをストレートに描いています。
    また教師の人間像や家庭環境も描いています。
    主題がはっきりしているので、官能小説というだけではない、重松氏の作品としてぶれることのない作品になっています。
    200P足らずの作品なので、すぐに読めます。
    全8巻のシリーズですので、次の作品も順番に読んでいきたいと思います。

  • 【読間】
    シリーズ第2弾。
    約2/3をやや過ぎたあたり。

    今度の舞台(過去篇の)は、新興の中高一貫進学校。26歳の主人公が遡る過去は、中学2年時代。

    ・・・・まさしく中学生男子が夜な夜な妄想に浮かべているかと思われる設定に、苦笑。作中ではそれが妄想でなく現実だという驚き(笑)。
    が、しかし、14歳の自分が見た現実には、そんな爽やかな(?)“蒼い性”ではない、おどろおどろしい裏側が・・・というところ。

    「重松清の官能小説」との触れ込みだが、そこはやっぱり重松作品。官能描写よりも、物語の結末が気になって気になって、、、、残り半分、急いで読まねば。


    【読了】
    後半、かなりドロドロと…。
    気分が悪くなりげんなり思い気分となる読書史上最低な読後感だった「疾走」を思い出した。

    ・・・ものの、物語の落としドコロは、なかなかイイね。“先生”の救われたその後もさることながら、なんのかんのと最後は奥さんとしっかち向き合うという点に、安堵。

    ★2つ、5ポイント半。
    2018.03.02.古。

    さて……「渚の媚薬」シリーズ……、続刊どうしようか、悩むなぁ。

    古本屋で300円未満で見かけたら、買うかも。

  • 前作と比べて性描写が減り、登場人物の過去がより掘り下げられて個人的にはグッド。何カ所かほろりとされるところもあった。ただ、性描写が減ったためなぎさの存在感が希薄になっていた。

    「圭の青春」の最後の一文・・・あまりにも安っぽすぎる。これはいただけないね。

    『なぎさの媚薬1&2』を読んだ感想としては、これらを読むぐらいなら、他の重松作品を読んだ方がいい。

  • 2017年12月8日読了。
    2017年113冊目。

  • 中高一貫進学校の高校教師の悦子が、難関大学に合格したご褒美にあんなことやこんなことを体験させてあげる。
    それを知ってしまった中等部の研介、悦子に対して想像を廻らせ悶々とする日々。嫉妬に耐え兼ねた研介はマスコミに暴露、悦子は学校を追われることに。
    月日は流れ、研介は結婚するが新妻に悦子の影を見てしまい性的不能に陥る。
    そんな時、なぎさの噂を聞く。まだ癒えぬ悦子への思いと蟠りからなぎさに会いに行く……。

    悦子と義父と研介の絡みが、疾走のアカネとみゆき、新田の描写に似た感じがしました。

    内容的には理解出来ない状況ではあるが、気持ちはわからないでもない。

  • 2013年6月

  • このシリーズは合わない

  • 1巻、6巻と読んだけど、2巻のこれはちょっとダメ。
    状況設定があり得ない。
    ストーリーもよく分からないし、イメージできない。
    感情を重ね合わせて読むことが最後までできなかった。

  • こんな先生に会ったことがない自分が不幸
    です。

  • 裏切っているのは、意志よりもさらに深いところにある心なのだろうか

  • 「もう一度戻ることが出来たならば」をテーマに書かれていると思う。過去を振り返るという行為はとても辛いこと、そして忘れていることも取り戻す。そんな印象を与えられた。ただの官能小説ではないのだろう。

  • 覚えてる度:★☆☆☆☆

    あんまり覚えてないけど、一言でいえば
    気持ち悪い。

    友達に気持ち悪いから読んでみて!って言われて読んだ。

    内容的にもあまり宜しくない感じだった。
    最後もよくわかんない微妙な感じだったし。
    ほんと最後よくわかんないまま終わった。

    気持ち悪いから読んでみて!笑

  • 評価4.0

  • 1よりこっちの方がツボでした。
    穴の方が底がない分快感も深いwww
    腐的に使えそうな内容でしたよwww

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著者プロフィール

重松清
1963年岡山県生まれ。早稲田大学教育学部卒業。91年『ビフォア・ラン』でデビュー。99年『ナイフ』で坪田譲治文学賞、『エイジ』で山本周五郎賞、2001年『ビタミンF』で直木三十五賞、10年『十字架』で吉川英治文学賞を受賞。著書に『流星ワゴン』『疾走』『その日のまえに』『カシオペアの丘で』『とんび』『ステップ』『きみ去りしのち』『峠うどん物語』など多数。

「2023年 『カモナマイハウス』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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