P.S.アイラヴユー〔小学館文庫〕 (小学館文庫 ア 5-1)

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  • Amazon.co.jp ・本 (555ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094082937

作品紹介・あらすじ

ホリーに突然おそいかかった夫ジェリーの死。泣き暮らす彼女の元に、ある日手紙が届く。中身は開封すべき月が指定された10通の手紙、そして文末にはいつも「P.S.アイラヴユー」の文字が……。それは絶望にくれる妻への思いがけない贈り物だった。家族と友人に見守られながら、徐々に生きる力を取り戻していくホリーを通し、愛の喪失と再生を描いた感動作を林真理子が翻訳。本作は著者の処女作ながら全世界で500万部以上のベストセラーを記録、数々の賞を受賞した。ヒラリー・スワンク主演による映画は2008年10月より日本全国ロードショー。

感想・レビュー・書評

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  • 映画のファンで原作も読んでみたかったので読んだ。
    映画の脚本はよく出来ているなと。
    これは原作よりも映画の方が面白い。
    キアラは映画には出てこなかった気がする。

    ダニエル何してくれとんねん(笑)
    最後モヤモヤしてしまった(笑)
    ——————————————————
    久しぶりに映画を見返した。
    学生の頃に観たときはボロボロ泣いたことを覚えているのに、全く心揺さぶられず。
    人間の心は不思議すぎる。
    そのときに置かれている状況でここまで感じ方が変わるのか。

    映画の設定ではアメリカだった。
    キアラも出てきてた。
    弟と兄達が出てきてなかった。
    映画脚本の方がよくできていると思ったけど、これだったら小説の方が好き。

  • 終わり方がちょっと拍子抜けだったけれど、主人公ホリーを取り巻く友人や家族等の人間関係が亡くなった夫ジェリーを通じて、とても読みやすいストーリーになっていて、個人的には良い内容だったと思う。
    妹のキアラけっこう好き。ホリーとダニエルは……そうなったか〜という感じ。

  • たしか新作映画の時にレンタルして、めちゃくちゃ感動したのを覚えていて、
    時を経て本で読んでようと思って購入したけど、
    すんげえつまらなかった笑

    序盤はまだ良かった
    中盤の失速感に惰性で読むしかなく
    ラストは中途半端

    映画はもの凄く昇華されていたんだと思う笑

  • 全世界で500万人が涙した・・・

    なんてキャッチに捕まってしまった。
    ちっとも悲しくない、かわいそうでもない。。。

    まったく、つまらないストーリーで惰性で読んでただけなので、随分時間がかかってしまった。
    良いところを無理矢理探すと、ストーリーとは全く関係ない所での小ネタぐらいなもんか。
    でも、日本人の私の感覚にはわからないやり取り、感情、ユーモア・・・だったりする。

    映画は綺麗な映像っぽいし、役者も良さそうだし、脚本もちょっとはマシかもしれないね。

    ってなわけで、さっさと次の本に行きます。

  • 林真理子だから・・・と思ったのに
    やっぱりねえ
    イマイチでした

  • ジェラルド・バトラー   好き。。。



    命が尽きる間際に
    自分以外の人を思って、ここまで行動できるものなのか。
    アイルランドの男の人ってみんなそう?なんて幻想もっちゃいそうです(笑)

    コメディ要素も満載。
    あちこちで笑い、ヒラリー・スワンクがまたうまくて、一緒に泣きました。

    好きな映画がまた増えて嬉しい。

  • 2016.1/18〜22。滅多に読まない恋愛小説。親友のシャロンにデニーズ、兄のリチャードなどのキャラクターが良かった。最愛の夫を失ったあとの前向きに進みたい気持ち。相反してやってくる忘れたくない夫との思い出。それが交互に現れ、妻ホリーの心の不安定さが伝わった。少し冗長なように感じたが。

  • 配置場所:摂枚文庫本
    請求記号:933.7||A
    資料ID:95130028

  • ラブストーリーをどう語るのか、これは愛を自由に語ることができるようになった現代小説において、頻出のテーマといって良い。普通は生きている二人が障害を乗り越えながら結ばれる姿を描いていく。セシリア・アハーンなら、そんな安易な書き方はしない。

    最愛の人を亡くしたホリーが、彼への愛を再確認しながら立ち直っていく物語。「手紙」がこの小説の重要な着想になっているのだが、筆者は、この10通の手紙に、愛を再確認するツールであり、加えて舞台を廻していく装置としての役割を担わせている。そして彼女を取り巻く家族や友人たち。静かに彼女をいたわりながらも、彼らなりの人生の渦に主人公を巻き込んでいく。そういうインタラクションを丁寧に、しかしぶしつけに描いていくところが、この作者の魅力でもある。そして、立ち直るほどに自覚される主人公の悲しみ。まだ20代だった人の作品とは思えないほどに、心の襞が丁寧に描かれる。

    それにしても、林真理子の訳文の評判が悪い。私は原文で読んだ訳でも、映画を観た訳でもないので本来何とも言えないのだが、淡々としすぎて作者らしい情感やテンポが感じられないのが気になる。

    まぁ、セシリア・アハーンと林真理子では世代が一回り違う。この本が出た時点ではデビューしたばかりのアイルランドの首相令嬢と日本の人気作家だけれども、10年経ってこのコメントを書いている時点では見え方が違って、訳者が自分の作風に合わせてしまったような感が残る。「訳者あとがき」では「悪ふざけ」と苦言を呈されたいくつかのシーンも、原作者が二本の映画化を成し遂げた現在にあっては、それが彼女の作品の魅力なのだとわかる。

  • ホリーは、ジェリーからの月ごとの手紙が終わったとき、ついに、自分の感情が思うとおりに生きていくことを決心した。
    要は、手紙とか以上に、生身の人間(の繋がり)のパワーはすごいということ。

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