遊ぶ奴ほどよくデキる (小学館文庫)

著者 :
  • 小学館
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本棚登録 : 436
レビュー : 59
  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094083262

作品紹介・あらすじ

経営コンサルタント、大学教授、経営者として超多忙な日々を送りながら、一方でオフロードバイク、スノーモービル、スキューバ・ダイビング、さらにはクラリネット演奏や電動自転車での街探訪まで、多彩な趣味を楽しんでいる大前研一氏。そういう充実した「オフ」が、日々のエネルギーになり、老後への不安を一掃しているという。では「時間が無い」「カネが無い」「(心の)余裕が無い」サラリーマンは、どうすれば有意義なオフを手に入れることができるのか?大前氏が人生を二倍楽しむための「遊び術」を指南する。

感想・レビュー・書評

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  • タイトルだけだと、チャラ男の話かと思った。
    大前研一って実はチャラいのか?と笑いそうになったな。笑

    タイトルで抱いた印象はそのようなモノだったが、内容は意外と(やはり?)いいものだった。
    無駄な休日を過ごさず、また休日を決して浪費せず、クレバーな休日を過ごそうというのは本当に大切!
    自分自身、予定がなければダラダラ過ごしたり寝るだけで終わる日も多いので、本当に見直さないといけない。

    途中の「大前研一の過ごし方講座」的なところは正直まったく興味が湧かなかったが、休日に対する考え方や向き合い方は重要視しなくちゃいけないなぁ。
    いやー、「Thank Godness! It's Friday!」とは、本当に良い言葉だと思った。

    また、大筋からは逸れていたが、子どもの教育環境やイジメ対策については、本当に素晴らしい内容だったなぁ。
    子どもができたら、そういう選択肢も用意しておいてあげたいものだ。

    下記「総論」にもまとめたが、「オンと同じくらいオフにも神経を使う」事が人生をより充実したものにするのは間違いない!!
    休日やプライベートの時間をもっと大切にしなくちゃいけないね!


    【内容まとめ】
    総論:「オン」と同じくらい「オフ」にも神経を使い、クレバーに時間・金・余裕を生み出して大いに人生を楽しむ!
    →「デキる奴」で、仕事がデキる奴という範疇を超えて、人生そのものを謳歌できる奴に!

    1.週末をごろ寝して過ごすのは、接待ゴルフ以上に最悪

    2.趣味は「狭く、深く」が基本。深めること。
    →イメージとしては、1時間は語れるくらいに1つの趣味を追いかけるべき!

    3.「Thank Godness! It's Friday!」よい週末を!!

    4.私立に行かせて進学率やいじめ対策をするのではなく、様々な生徒の様々な家庭環境を目の当たりにさせて、思いやりや本当の優しさというものを学ばせる。
    →いじめの標的にされた場合、「学校に行きたくなければ行かなくてもいい。」という選択肢を与える。

    5.アメリカではリタイアが近づくと、資産運用の勉強を始めるのが常識。


    【引用】
    「オン」と同じくらい「オフ」にも若いうちから神経を使い、クレバーに時間・金・余裕を生み出して大いに人生を楽しむ。

    「デキる奴」で、仕事がデキる奴という範疇を超えて、人生そのものを謳歌できる奴に!


    p11
    週末をごろ寝して過ごすのは、接待ゴルフ以上に最悪だ。
    次に何かやるための準備としての短時間睡眠を除き、時間の浪費以外のなにものでもない!


    p13
    今こそサラリーマンはオフを充実させる絶好のチャンス!
    とはいえ、仕事での成功を諦め、競争社会から降り、のんびり生きよう、趣味に生きようなどと、スローライフ的な生き方を薦めているわけではない。


    p16
    ・年間100万円のオフ資金を作る方法
    子どもの教育費をすべて公立にする
    マイカー所有をやめ、必要時のみレンタカーやカーシェアにする


    p34
    ・趣味は「狭く、深く」が基本
    多芸多趣味で大抵の話題についていける人がいるが、じっくり話を聞こうとすると、5分10分で話の種が尽きる。
    これじゃあ雑学だ。
    イメージとしては、1時間は語れるくらいに1つの趣味を追いかけるべき!


    p60
    仕事で辛いことがあって思い詰めてしまいそうなとき、「あそこに行ってみよう」と思えるような、
    視点をガラリと切り替える「馴染みの場所」を持っているかいないかでは雲泥の差がある。
    前の週に溜まったストレスを引きずることなく、月曜日に爽快な気分で出社できるかどうかの分水嶺になる。


    p69
    ・TGIF
    Thank Godness! It's Friday!
    アメリカで金曜日の夕方から夜にかけて飛び交う、1週間を無事に過ごせたことを感謝する言葉。
    「よい週末を!」という表現になったり、残業を笑顔で婉曲に断ったり、メールの末尾につければ「今週送る最後のメールです」というメッセージになる。


    p130
    ・雨の休日にはPCで「自分史」を整理する
    読書、ビデオ鑑賞、音楽鑑賞が悪いとは言わないが、あくまでも受け身型の楽しみである。
    では、より能動的に何かを行い、雨の日を充実したものにするためにはどうすればいい?

    自分の音楽資産や写真資産、映像資産の整理と編集に時間を使おう。(=自身の棚卸し)
    新たな趣味を模索しよう!


    p239
    ・「小遣い廃止」から始める子供のマネー教育


    p243
    ・受験失敗、いじめ、窮地の子供はこう救え
    受験勉強だけでなく、好きなことを徹底的にやらせれば良いのである。
    また、私立に行かせて進学率やいじめ対策を講じるだけではなく、様々な生徒の様々な家庭環境を目の当たりにさせて、思いやりや本当の優しさというものを学ばせる。

    ・いじめの標的にされた場合
    「学校に行きたくなければ行かなくてもいい。」という選択肢を与える。
    行きたくないのなら無理に行く必要はない。
    ただ、家にいてもやるべきことだけは分かっているはずだ。
    試験の時だけは学校に行って、とにかく1番になろう!
    見返してやれ!!


    p267
    アメリカではリタイアが近づくと、資産運用の勉強を始めるのが常識だ。
    外国の金融商品をうまく運用して経済的な不安をなくし、豊かで充実した老後の土台を築く。

  • 印象に残っている箇所抜粋。?仕事で辛いことがあって思い詰めてしまいそうなとき、「あそこに行ってみよう」と思えるような、視点をガラリと切り替える「お馴染みの場所」を持っているかいないかでは雲泥の差がある、と。自身では、高いところから東京を見下ろせる場所がこれに当たるのかなと思う。東京タワーだったり、六本木ヒルズの展望台だったり。最近行っていないから違うかもしれないが。?哲学書や自然科学書を読む意義。どんな状況でも変わることのない生きる姿勢、この根本の部分を考えさせてくれるから、とのこと。また、大前氏の読んだ本のタイトルが載っていたので、今度買おうと思う。ファラデーの『ロウソクの科学』、ダーウィンの『進化論』等々、あとソクラテスの『ソクラテスの弁明』などである。?イギリスのパブの語源。その語源は、「パブリック・ハウス」から来るとのこと。この語源から、自身がなんとなく居酒屋よりもパブの方が性に合っていると感じる理由がわかった気がした。

  • 著者は、大前研一氏です。読むきっかけとなったのは、前回読んだ
    サラリーマン「再起動」マニュアルに影響を受けた事です。まだ読んでいない
    氏の作品を読もうと物色していたら、なかなか良さそうだと感じて、
    そのまま購入へ。

    内容は、遊べ!真剣に遊べ!仕事の段取りをするように、遊びも真剣に段取りをして
    年間「遊び」スケジュールを組み、家でダラダラと過ごすような時間は作るな!
    聞く、見るといった受動的刺激も良いが、もっとよいのは能動的な遊びだ!
    という感じになっています。

    今月の政府発表の統計によると、二人以上の世帯で消費支出が約29万円、
    その内教養娯楽に使っているのは、約3万円という結果になっています。また平均的
    な可処分所得は約40万、しかし、富裕層にデータは引っ張られるため代表値を
    単純な平均値とせずに考えれば、恐らくもっと金額的には下だと考えられますよね。

    そうなると、本書に書かれている事はなかなか厳しのではないかと個人的には思います。
    毎週末は、どこかへ遊びに行き、年に数回は国内・国外問わず旅行に行く。時間を作って
    散歩に行き、夫婦で外食に毎月一回は行く。仕事が終われば、仕事以外の友人達と飲みに行く
    それを毎月3〜2万円のお小遣いの中でやれと・・・。

    ただ、「遊びも真剣に計画してやれ!」というメッセージはとても大切だと
    思いました。もし、だらだらと休日を過ごしてしまうのならば、ここで心機一転
    活動的に、外へ出ましょう!

    また、本書は遊び方・子供の教育の仕方と幅広い内容を網羅しているので、とてもお薦めです!

  • タイトルからはちょっと想像しにくい内容。
    というのもデキる、の定義が仕事でなく親孝行・子育て・夫婦円満とか、生活に寄った話だからか。
    欧米のやり方がいかに優れているかをうたっているようでもありついていけないと感じるところもあったが、気づきや納得できるところもあった。

  • 何事にも主体的に向き合っている大前さんの考え方が具体的に書かれている。どの年代の人にも参考になる本ではないだろうか。

    思い返せばこれまで目の前のことに追われがちで受動的になり、進む方向がちぐはぐになっていたように思う。定期的に時間をとって仕事のこと、家族のこと、遠い将来のことを考えながら進まなければ。書斎が欲しくなった。

  • 大前氏の遊びにかける思いに脱帽。彼は遊びも本気である。やはり仕事ができるビジネスマンは遊び上手でもある。自分の周りにも遊び上手な人が少なくないので彼らから有意義なオフの過ごし方を学びたい。これは社会人になったら是非とも手元に置いておきたい一冊。

  • ・オフの計画はきちんと立てること
    ・金曜日の夜は土曜日・日曜日を満喫するための助走期間
    ・一人になる時間をスケジュールに組み込んで習慣化する

  • 大前さんによる「オフの遊び方」徹底論本。
    ぶっちゃけ、「遊ぶやつほどよくできる」とはこの本では納得できず、「仕事においてパフォーマンスが高いような、何でもしっかり考えてやれるようなやつが→結果的に遊ぶことも全力でできる」ような、逆因果のような気はしなくもない。

    この本の面白さは、日本でもトップレベルの付加価値を出しているであろうビジネスパーソンが「遊べ!家族との時間を作れ!」と説くことにあろう。

    誰もが、大前さんほど忙しくないし、価値も出せていないののに、遊べてもいなけば、家族との時間も創りだせていない(大前さん自身がスーパーマンだからできるのかも)。その上で、自分の仕事の仕方、余暇の過ごし方を見直すきっかけになる。

    *オフの年間計画を最初に立てている。

    *日本ほどマリンスポーツが後進国である国はない。もっと、海をレジャーのために開放するべき。

    *川の散策は楽しいぞ。

    *マッキンゼーで働きすぎて体調を崩した。3週間、パラオで時間を忘れてぼけーっと過ごしたら、見事に回復。そのような時間をつくるべき

    *定番アイテムをもて。「ブランドに興味がない」と「モノに興味がない」では意味が違う。高いものを保つ必要はないが、自分のニーズを満たせる商品をこだわって買え。

    *難関私立中学、難関私立高校、難関大学で育った子どもなんて、大成しない。今は先行きのわからない時代である。積極的に自然や多くの世代の人の中に放り込み、ストリート・エリートを育てるべき。

    *忙しいから予定が組めないはおかしい。家族との時間こそ一番の優先順位の高い課題として、先にスケジュールに組み込んでおくべき。

    *父親の書斎が無いのに、子ども部屋があるのがおかしい。書斎をつくって子どもに勉強する姿を見せよ。

    *子どもの悩みはあるきながら聞こう。対面だと話しづらい。

    大前さんの親孝行ぶりがすごい
    *年間スケジュールは母に全部渡している。出版物もすべて送っている

    *テレビを見ながらの食事が家庭を崩壊させる!p177
    ・これは、完全に同意。私も見を持って経験していることだ

    *子どもの小遣いをテストの勉強で比例させるな。あくまで家庭における貢献度合いで小遣いの配分を決めよ。家庭内の家事・労働を手伝うことによって、金銭を与えたほうがいい。勉強は他人のためではなく、自分のためにするものだ。

    *大前氏の通った中学は下町にあり、いろんな環境の子どもが通っていた

  • 大前氏がオフについてまとめた本。

    「遊び」だけでなく、家族や子育て、
    老後など、仕事以外の生活面について、
    広く述べられている。

    どこかの連載をまとめたのか?
    若干重複もあるような気がしたが、
    話は、とても具体的である。

    氏の本は、自慢話に聞こえる部分もあるが、
    そこは大人になりましょう。

    コミュニティとのつきあいや、
    趣味の話などは、40歳を過ぎた私には参考になった。

    新しい趣味をスタートさせたいと思う。

    [more]
    (目次)
    序章 「勝ち組」の条件はオフにあり!
    1章 年齢不相応の精神を持て!
    2章 ブルーマンデーを撃退せよ
    3章 旅に出よう
    4章 オフのIT活用術
    5章 酒場はこう楽しめ
    6章 家族マネジメント術
    7章 目から鱗の子育て術
    8章 老後は今から備えよ

  • 何事も楽しむためには自分から積極的に動かないといけない。時間ができたら、定年後に、という考えでは実現できないし、いざ時間ができた時に楽しむすべがなかったりする、と。意識的にオフの時間を楽しもう。

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著者プロフィール

1943年、福岡県生まれ。早稲田大学理工学部卒業後、東京工業大学大学院原子核工学科で修士号を、マサチューセッツ工科大学大学院原子力工学科で博士号を取得。(株)日立製作所原子力開発部技師を経て、1972年、マッキンゼー・アンド・カンパニー・インク入社。 以来ディレクター、日本支社長、アジア太平洋地区会長を務める。現在はビジネス・ブレークスルー大学学長を務めるとともに、世界の大企業やアジア・太平洋における国家レベルのアドバイザーとして活躍のかたわら、グローバルな視点と大胆な発想で、活発な提言を行っている。

「2018年 『勝ち組企業の「ビジネスモデル」大全』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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