- Amazon.co.jp ・本 (204ページ)
- / ISBN・EAN: 9784094083361
感想・レビュー・書評
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このシリーズでは初めてウルッとした。
前2作が記憶の彼方にしまうにはまだまだ新しい事件をモチーフにしており、非常に陰惨で痛々しかったのに比べて、本作はフィクショナルなファンタジー性があるストーリーで、まだ救いが感じられた。
小説よりも悲惨な事件が後を絶えないだけに、せめて創作の中くらいは「そして、幸せに暮らしましたとさ。めでたしめでたし。」で終わりにして欲しいというのがここ最近の気分。 -
若い頃に別れた娘がAV女優になった後、自殺で生涯を終えたことを知った週刊誌記者の章。愛する人の人生を変えるため、街で噂のなぎさを探す。異色の官能シリーズ第7弾。
家庭と仕事の両立は難しい。仕事のストレスを家で吐き出すことは最低だが、苦しみを理解してくれる家族であれば甘えてしまう。だからこそ、ラストの記者会見のシーンは奥が深い。 -
2013年6月
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勝負を投げないことと、負けを認めないことは、似ているようで違う。夢を持つことと、夢を見ることも、違う。
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自分は変わらなくても身近な人が変わるほうが嬉しい。それが本当の娘ならばなお更だろう。最後のシーンはなかなかよい。