虹色天気雨 (小学館文庫)

著者 :
  • 小学館
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本棚登録 : 233
レビュー : 37
  • Amazon.co.jp ・本 (237ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094083385

作品紹介・あらすじ

こんな素晴らしい友だちに囲まれていたい!

早朝に電話で起こされ、幼なじみの奈津の一人娘・美月を理由もわからぬまま預かることになってしまった市子。家に連れてこられた美月から、奈津の夫・憲吾が行方不明となり、奈津が憲吾を捜しに出かけたことを知らされる。 2日後、戻ってきた奈津は心当たりの場所をすべてまわったが憲吾を見つけられなかったと語る。憲吾の失踪には女性が関係しているとにらむ市子と奈津のまわりには続々と仲間が集まってきて……。「現代に生きる女性読者には心強い応援歌なのではないか」(解説・北上次郎)こんな友達に囲まれていたい。女性たちの友情を描いた名作小説。

【編集担当からのおすすめ情報】
女性たちの友情を丹念な筆で描いた珠玉の小説

感想・レビュー・書評

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  • 友だちのご主人がいなくなったらそりゃあ大変だけど、なんだかんだと集まりすぎ。
    実際は個々に仕事があったりするものだけどそういう背景があんまり書かれていなくて、いい大人が四六時中女子会を開いている気がする。

  • NHKでドラマの再放送を見て、読んでみた。ドラマは本作と続編の「ビターシュガー」をまとめて作ってあるそうで、読んでみたらドラマはかなり原作に忠実に描いていた。ドラマでカンニング竹山が演じていた、主人公の友人のダンナの、妻子を棄てた理由が、かなりムカッと来た。これもドラマでやるのかなあと思うと、「もう見ない」と感じてしまうくらい。これが、今の人間関係なのだと思うと、哀しいね。

  • 大人の女の友情って憧れるな。
    そしてそこには子供の美月も含まれているような気がする。

  • 女同士の友情、いいなあ。
    誰かが結婚したり、子供が出来たりすると、別の人間関係の方が育ってしまって、幼なじみでも、仲良しの仕事の同僚でも疎遠になって行くことも多いけれど…
    こんな関係はうらやましい。
    そして、10才に育った子供が女の子だったから、もう、この女子会に加わっているような感じがするのも面白い。

    気になるキャラは三宅ちゃんだ。
    オネエやゲイのキャラが、主人公の人間関係に登場する作品は割と多い。
    そして、何故か、人情に厚く、面倒見が良かったりする。
    だいたい、私はそのキャラクターを、いいな、と思う。
    何で、オカマっていいなあ~ってことになるのか、今回考えてみて、ふと思ったんだけど…
    そういうキャラは、なんだか『おっかさん』みたいな感じがするのだ。
    どーんと構えていて頼もしく、自分の子よその子わけへだてなく抱擁する…そういう、大きい女性。
    最近、おっかさんって絶滅危惧種なんじゃないかと思う。
    みんな、“おっかさん”じゃなくて“ママ”になりたいのだ。
    あれ?
    脱線。

  • 女子会ノリで、一気読み。テンポいいです。

  • 本当に音楽的に言葉を操る人。大好きだなあ。

  • 再読
    39歳の女友達、市子と奈津とまりの友情を描く
    元モデル・奈津の夫が行方不明になった事から急遽奈津の娘・美月を預かる事になった市子。

  • 2013 8/22

  • 学生時代からの女友達3人や彼女達の周囲の人々、それぞれの家庭や恋愛の事情や友情が書かれる。
    過去や人間関係の詳細が思い切りよく省かれた潔い文章・展開で、少し戸惑うところもあったが、読みやすかった。
    ベッタリ一緒にいなくても、人生の色々な出来事を経ていく自分を、近くでみていてくれる友達の存在は、その存在だけで力をくれる。
    私にも長い付き合いの友達がたくさんいるが、それぞれの旦那や恋人よりも長く付き合い、お互いをよく理解し合っている友達がいることを、改めて感謝したくなる…そんな小説だった。

  • 2012.5

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著者プロフィール

大島真寿美(おおしま ますみ)
1962年名古屋市生まれ。92年「春の手品師」で文学界新人賞を受賞し同年『宙の家』で単行本デビュー。『三人姉妹』は2009年上半期本の雑誌ベスト2、2011年10月より『ビターシュガー』がNHKにて連続ドラマ化、2012年『ピエタ』で本屋大賞第3位。2014年『あなたの本当の人生は』で第152回直木賞候補に。主な著作に『水の繭』『チョコリエッタ』『やがて目覚めない朝が来る』『戦友の恋』『空に牡丹』『ツタよ、ツタ』『モモコとうさぎ』など。『渦 妹背山婦女庭訓 魂結び』で第161回直木賞を受賞。

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