親指の恋人〔文庫〕 (小学館文庫 い 30-1)

著者 :
  • 小学館
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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094084368

感想・レビュー・書評

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  • 20140815全く理解できない世界のお話。
    二人が全く違う環境の人間で知り合うべきではなかった同士だとしたら、それを理解できない私もまた別の世界の人間。
    理解不能。

  • 救いようがなくて辛いだけ

  • 話としては悪くない。
    でもこの結末は如何なものかと首をかしげる。
    はっきり言って澄雄の父が正しいよ。
    ジュリアは不幸だし可哀想だと思うけど澄雄はただの甘ったれで世間知らずで子供すぎる。

  • 最初のページの新聞記事で知らされる結末。
    破滅に向かう若い恋人達、
    スミオとジュリア。
    現代版ロミオとジュリエットだった。
    読み終わるまで、名前がかぶっていることも、ロミオとジュリエットに似ていることも、気づかないくらいこの暗い話しに入り込んだ。
    こんな結末はつらく悲しいけど、
    最期の2人は幸せそうだった。

  • まるで生きている世界が天と地ほどちがう二人が出会い、恋をするお話。石田衣良さんの書く恋愛小説は重たいんですけど好きです。
    ふかい。。。

  • 好きな人のために死ぬ覚悟ができる恋は、本物だと思う。私はまだそんな恋をしたことがない。
    恋に時間は関係ないし、どんな出会い方をしたって死ぬほどの恋ができるなら最高だ。いったい何人の人が、最高の恋をしてるんだろう。恋愛を常識に、無理やり組みこもうとする人に読んでほしい。恋愛は常識のなかにカテゴリーされないことが分かるはずだから。

  • ハッピーエンドですよね?

    石田衣良さんの作品の中で
    一番最初に読んだ作品。

    ミステリー小説しか読まなかった
    高校生の頃の私が、それ以外の
    小説を自分で手に取るようになった
    きっかけの作品です。

    現代版ロミジュリと言われつつも
    ハムレットの作品よりは
    救いがあると思いました。

  • 現代版ロミオとジュリエット。

    感情移入することもなく
    とても客観的に読んだ一冊。

    「死」への幸せもあるのかもしれない。

  • あっという間に読めます。石田衣良さんの本の中で1番にオススメです。あくまで個人的な見解ですが。あとは美丘も私は好きです。私も家庭環境で苦労してきた方なので、主人公に共感する部分が多くありました。本当に素敵な恋愛小説でした。石田衣良さんの小説は情景描写が綺麗だと思います。

  • 結末があまりすっきりしなかった。
    ハッピーエンドでなくても、もっと違う結末もあったと思う。

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著者プロフィール

1960年東京生まれ。成蹊大学卒業。代理店勤務、フリーのコピーライターなどを経て97年「池袋ウエストゲートパーク」でオール讀物推理小説新人賞を受賞しデビュー。2003年『4TEEN フォーティーン』で直木賞、06年『眠れぬ真珠』で島清恋愛文学賞、13年 『北斗 ある殺人者の回心』で中央公論文芸賞を受賞。他著書多数。

「2022年 『心心 東京の星、上海の月』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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