ミラクル三年、柿八年 (小学館文庫)

  • 小学館 (2010年1月8日発売)
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感想 : 2
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  • 本 ・本 (400ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094084665

感想・レビュー・書評

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  • この作者の作品は「38万人の仰天」「水素製造法」などを、むかーし読みました。当時の惹句は「ハチャメチャ」とか「ドタバタ」とか、そんな感じ。発想の奇抜さが印象に残っていました。
    久しぶりに店頭で名前が目に留まり、読んでみました。ラジオ番組を担当した間のもろもろを、ノンフィクションではなく(なんだか妙な二重否定になっちゃった)小説として再構成した、ということだそうです。
    相変わらず文章は読みやすく、ラジオ局の裏側みたいなものも描かれていて結構面白く読みました。ただ、ところどころで「理屈」が顔を出します。以前も理屈っぽい面はありましたが、それも芸のうち、みたいな感じでした。この作品ではその理屈が粘りつくような感じで、作者も年をとったのかな、と感じました。

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著者プロフィール

1948年生まれ。兵庫県出身。関西学院大学社会学部卒業後、広告代理店勤務を経て、SF同人誌『NULL』に参加。74年『決戦・日本シリーズ』でデビュー。77年『サイコロ特攻隊』で第8回星雲賞、86年『笑い宇宙の旅芸人』で、第7回日本SF大賞を受賞。幻想、ユーモア、怪奇、ギャグ、諷刺、ナンセンス、言語実験、そしてSFとあらゆる要素を駆使して創られる奇妙な世界には定評がある。

「2021年 『公共考査機構 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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