黒澤チルドレン (小学館文庫 に 19-1)

著者 :
  • 小学館
3.00
  • (0)
  • (0)
  • (3)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 15
感想 : 1
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (263ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094084887

作品紹介・あらすじ

日本映画最大の至宝・黒澤明。彼が世界の映画界に与えた影響は計り知れない。スティーヴン・スピルバーグ、フランシス・コッポラ、山田洋次、宮崎駿ら、彼を師と仰ぐ映画人は、その作品の中に黒澤へのオマージュを捧げ、彼の継承者であることを表明している。そこに表出されているのは、彼らに映画人という人生を決断させた父・クロサワへのリスペクトと愛慕である。偉大なる黒澤の遺産は、どのように受け継がれているのか。著者自身が親しく交わった世界の映画の最前線で活躍する監督、俳優の作品、エピソードから、「クロサワ」の遺伝子を探る異色の現代映画論。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 先日、熊井啓の評伝を読んだばかりだが、今回の本はそこまでの深みがない。影響を与えた監督に「踊る」の本広監督が出てくるのはどうなんだろう? リメイク版を撮った二人の監督が挙げられているが、他にも「野良犬」の森崎東監督とか、テレビ版を演出したディレクターとか、取材すればよいのに。

全1件中 1 - 1件を表示

著者プロフィール

ノンフィクション作家、映画評論家、音楽評論家。1951年佐賀市生まれ。早稲田大学第一文学部演劇科を卒業後、「キネマ旬報」パリ駐在員。帰国後、映像ディレクターとしてビデオ作品を演出。1985年から古湯映画祭(佐賀市富士町)の総合ディレクターを務め、その功績により「佐賀新聞文化奨励賞」を受賞。現在佐賀大学で教鞭をとる。佐賀新聞のコラム「シネマトーク」は45年目を超え、新聞単独連載の記録を更新中。2010年、モスクワ国際映画祭の「黒澤明シンポジウム」に招待され、日本代表として講演を行った。著作は『黒澤明 音と映像』(立風書房)、『シネマ・ミーツ・クラシック』(音楽之友社)、『映画でクラシック!』『殉愛 原節子と小津安二郎』(共に新潮社)、『巨匠たちの映画術』(キネマ旬報社)、『輝け!キネマ 巨匠と名優はかくして燃えた』(ちくま文庫)、『君は「七人の侍」を見たか?』(ヒカルランド)他多数。

「2023年 『北の前奏曲 早坂文雄と伊福部昭の青春』 で使われていた紹介文から引用しています。」

西村雄一郎の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×