国芳一門浮世絵草紙 4 浮世袋 (小学館文庫 か 4-5 国芳一門浮世絵草紙 4)

著者 :
  • 小学館
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (278ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094085280

作品紹介・あらすじ

遠山の金さんと国芳は、恋のライバルだった!?

黒船来航、団十郎(だんじゅうろう)の謎の自殺と揺れる世の中で、江戸っ子浮世絵師国(くに)芳(よし)は吉原でトロロ事件を巻き起こしたりしながらも、機転とユーモアで話題作を次々と生みだしてゆく。
娘の登鯉(とり)は、歌舞伎役者の坂東しうかに刺青(ほりもの)をつけて言い寄られたり、新場の小安とは、素直になれなくてもどかしかったり。
高野長英の娘との思いがけない再会、芸者や花魁の幼馴染(おさななじ)みのじたばた悩んでいる様子には心も揺れる。
そして謎の夜鷹の出現で明かされる登鯉の出生の秘密。
そんな中で、南町奉行所が焼け、遠山の金さんが倒れた!
いよいよ佳境の国芳と登鯉をめぐる浮世模様、第四弾!

感想・レビュー・書評

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  • 登鯉(とり)が労咳の症状に気づいてから時間が経つ。
    年若い弟子が三人入門。
    その一人がのちの芳年。

    鯨が江戸の海に現れ、黒船がやってくる。
    江戸町民たちはこぞって見に行く。

    子安の親分は、魚河岸の代表格となり、役所と談判に乗り込むほどに。

    それぞれ時がたって、遊び人ではいられなくなった。
    遠山は、国芳の家で卒中で倒れる。
    背中に鯉の刺青を持った女が見つかる。
    その秘密が暴かれる。
    二人の父。

    ますます病気が進行する登鯉。
    親子愛と叶わぬ恋。
    悲しいシリーズ第4巻。

  •  シリーズ4巻目。

     登鯉は自分の病状を意識し始めていた。
     熱っぽく、咳と一緒に血がにじむ。
     労咳と道庵に診断されて以来、自分の死を意識するようになった。

     わたしは行けず後家になるのかぁ。

     いつ死ぬかもわからないのに、男を本気で愛することに踏み切れない。
     
     そんななか、鯉の刺青を背負った夜鷹が現れるという話を小耳にはさんだ国芳は家を飛び出した。
     その女は、この刺青は昔、国芳が書いたものと言ったらしい。

     国芳が隠している、登鯉の出生も明らかになる。

     次巻、最終巻に続く。

  • 登鯉ちゃん、死んじゃうの?
    労咳という病が江戸時代にどの程度の重みがあったのかわからないけれど、登鯉ちゃんの心には大きな影響を与えたようで。
    登鯉ちゃんは生まれた時から、色んな人に愛されてきたんだなあ‥。
    それなのに、自分だけの誰かを見つけることはとてもとても難しいのだ。

  • 幼馴染のちょんちゃんの出産、金さんの引退、歌舞伎役者の死、そして登鯉の病と出生の秘密…生命の明暗が織り成された一冊で、今までの巻よりしみじみとした重さがあったように思います。登鯉の病はこれからどうなるのでしょう。

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