もうおうちへかえりましょう (小学館文庫)

著者 :
  • 小学館
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本棚登録 : 941
レビュー : 69
  • Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094085365

作品紹介・あらすじ

正義の味方はもういない。金利はなったくゼロに近い。高度成長期に育ち、バブル期に青春時代を過ごした四十代独身男は、デフレとスタバとケータイに囲まれて、ぼろぼろの二十一世紀を生きている。永遠の女性は、きらきらした「今」は、いつ目の前に現れるのか?故郷も、家族も、夢も、希望も、志も、野望も、立身出世も、革命も、維新も、なにもかもなくなってしまった「今」という時代。白馬に乗ったお姫様がいつか現れて、俺を幸せしてくれるはず、なのに。衝撃的なダメッぷりで話題を呼んだエッセイ『世界音癖』に続く、人気歌人・穂村弘のエッセイ集第二弾。

感想・レビュー・書評

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  • 世界の真ん中を歩いていけない、
    不器用なのか変人なのか、そんなマイノリティの悲哀。

    年も性別も何もかも違うのに、ヒリヒリする部分がとてもよくわかる。
    面白くて仕方ないんだけど、ちょっと悲しみが残るような。


    それにしても毎度のことながら、
    過去の恋愛の話は奥様や当時の恋人が読んだらかなりイラっ賭するんじゃないかと思う。

    でもこれが男のリアルな意見だよね、と納得してしまう私も哀れだ。

  • とてもおもしろかったです。
    何を考えているのか、気になる存在になりました。

    穂村さん独特の雰囲気のある文章が良いです。

  • 天才。爆裂。だてめがね。
    エッセイ集。

    曇天の午後四時とか、いきなりでもう泣きそうだよ!

    よぼよぼというかだめだめというかほむほむなんだけれども、使われている言葉はさすが歌人。
    なんかねえ、いきなりさしこんで来よるな。
    バブル世代ではないので、きらきらとか松任谷由美とか村上春樹とか、ふーんと思う部分はなんだか不思議。


    現実がいちばんおそろしい。

  • 世界のルールがわからない

    にとても共感…

  • あいかわらず かっこわるかわいい
    面白かったー
    特に、煉獄、あるいはツナサンドイーター
    とか

  • あるあるが止まらない本。自分のことを深掘ったらこういうことを思うんじゃないかと、自分のあり得た人格のひとつが筆者なんじゃないかと思わせてくれるほど、言語化できなかった何かを、言葉にしてくれ、ユーモアをもって書いてくれいて、なんだか救われる本でした。

  • 2018.6.8読了

  • 私じゃないか。と目が点になるくらい行動と考え方が似ていてびっくりします、建物の周りをくるくるくるくるくるくるまわる、情けない、私もいつも思いながら待ち合わせに人の影を感じると後ずさる。何人かに言ってももうーーーん、しないよ。とかしか返ってこず驚き、ほとんどの人はほむらさんの行動をおもしろパンダを見るときの気持ちになってる、なにこれ~へんなのウフフ、かわいい、おもしろい。
    でもわかるわかる、自分以外もこんな人いたんだって思ったら私、ほむらさんの仲間です、ようこそ。

  • テレビでコメンテーターが絶賛していたので購読。歌人のエッセイであるが、あっさり読めて気晴らしにはちょうど良い。難しいことも驚くことも悲しくなることもない、なんともない本。

  •  紛れもなく天才だ。ほむほむ(親愛をこめて)は、言葉を操る天才だ。短歌という、マゾヒズムとしか思えないような制約を設けて「表現」をする「歌人」という肩書きを持つ人間というのは、かくも変態でないとなり得ないのか。そうにちがいない。絶対そうだ。
     ボウリングでストライクを出してもガッツポーズできない姿。かっこわるい怒り。おしっこを膀胱から膀胱へ飛ばす(妄想)。まどろっこしいナンパ(妄想)。「お互いに高め合う」恋愛への懐疑。コロンビア・ナリニョ・スプレモを云えたよ。『小太り』な文体。「自分がもしも本当の自分だったらきっとこうなるであろう本棚作り」。嗚呼いとおしすぎる!母性本能がゲラゲラ笑っちゃうくらいくすぐられている!
     本著のおかげで短歌というジャンルに興味の幅が広がり、読みたい本がうんと増えました。ありがとうございます。

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著者プロフィール

穂村弘(ほむら ひろし)
1962年、北海道生まれの歌人。1990年歌集『シンジケート』でデビュー。その後、短歌のみならず、評論、エッセイ、絵本、翻訳など幅広い分野で活躍中。2008年『短歌の友人』で第19回伊藤整文学賞、『楽しい一日』で第44回短歌研究賞、2017年『鳥肌が』で第33回講談社エッセイ賞、2018年『水中翼船炎上中』で第23回若山牧水賞をそれぞれ受賞。歌集に『ドライ ドライ アイス』、『手紙魔まみ、夏の引越し(ウサギ連れ)』、『ラインマーカーズ』。その他代表作に、『本当はちがうんだ日記』『絶叫委員会』『世界音痴』『整形前夜』『蚊がいる』『短歌ください』『野良猫を尊敬した日』など著書多数。

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