もうおうちへかえりましょう (小学館文庫)

著者 :
  • 小学館
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本棚登録 : 950
レビュー : 70
  • Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094085365

感想・レビュー・書評

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  • さりげないが美味しい文章。世界に対する憧憬と疎外感。露悪的でさえある、みっともない私生活をじっと見つめて何か捧げるように書ききれば美しくなるんだ。そう言う意味では島崎藤村と通じるように感じる。後、言葉が好き、妄想好き、本好きなのが、どうしようもないくらいのシンパシー。

  • 嫉妬する。嫉妬するわたしには到底叶わない夢だけども、今一番幸福の象徴として現れるのは、恋人と大好きな小説の一文を、ベッドで合唱することだ。恋人はいない。

  • 短歌やってる人なんだけど、現代美術やポップアートやってる人が書いたような感じがする。 #B207519

  • 久しぶりにほむほむのエッセイを読む。
    あとがきに書かれていた風見鶏のある寮に入りたい人も多いはず。

  • やっぱり面白い 『マイナス星人』と『本当の本棚』に深く共感を覚える 第二章の時代性の考察的なエッセイはとても読み応えアリ

  • 初めて穂村さんのエッセイを読みました。この作品は穂村さんがまだ会社員を続けていたころのエッセイが多いのですが、男性にしてはなかなか不要なプライドを捨てて、純粋で笑える自虐エッセイもあり、読書家としての深い知識もあり、読み応えがある本でした。

  • あ、この章に書いてあるこの感覚、私にもすごくわかる…きっと私はほむほむに似てるんだわ、よかった私は一人じゃないんだ!と快哉を叫んだ数ページ先に、ガールフレンドとラブホテルに、とか、10年つきあったガールフレンドが、なんてことがさらりと書いてあって、なんだほむほむってやっぱり恋愛ヒエラルキーの上にいる人じゃん…と世を拗ねたくなったりする。でも、その数ページ後にやっぱりほむほむは同じ世界にいる人だ!と思ったりするんです、困ったことに。

  • 「もしもし。運命の人ですか」や「現実入門」に比べると、面白さの点では落ちる。でも、文庫で3ページくらいしかない短さを、きれいにまとめられるのは、かなりスゴイことに思う。

    ガールフレンドの部屋で彼女所蔵の漫画を読んでいて、「これ、ここ、もの凄い」と筆者が感動するさまに、彼女も「でしょうでしょうでしょう」と感動を分かち合うという話、真っ暗なホテルのベッドで大島弓子の作品のネームを暗誦したら、彼女がそれに続けてきて、夢中で二人で合唱したというエピソード。そんな相手と巡り合える確率って…とうらやましく思う。

  • 2回目。
    今回は面白く感じなかった。後味が悪い印象。

  • くすりと笑える。

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著者プロフィール

穂村弘(ほむら ひろし)
1962年、北海道生まれの歌人。1990年歌集『シンジケート』でデビュー。その後、短歌のみならず、評論、エッセイ、絵本、翻訳など幅広い分野で活躍中。2008年『短歌の友人』で第19回伊藤整文学賞、『楽しい一日』で第44回短歌研究賞、2017年『鳥肌が』で第33回講談社エッセイ賞、2018年『水中翼船炎上中』で第23回若山牧水賞をそれぞれ受賞。歌集に『ドライ ドライ アイス』、『手紙魔まみ、夏の引越し(ウサギ連れ)』、『ラインマーカーズ』。その他代表作に、『本当はちがうんだ日記』『絶叫委員会』『世界音痴』『整形前夜』『蚊がいる』『短歌ください』『野良猫を尊敬した日』など著書多数。

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