- Amazon.co.jp ・本 (365ページ)
- / ISBN・EAN: 9784094085785
感想・レビュー・書評
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がっつりした本が続いたので、息抜きに競馬の話を読んでみる。
若くして騎手を引退し調教助手になった俊太郎が、ブリリアントリボンという左目が弱視の馬とクラシックレースを目指す話だが、俊太郎の調教助手として悩みも、ライバル騎手へ乗り替わった時の対応も、由樹子と篤子への心情も、渋江のいじめも、馬優先主義のレース選択も、全てがフワ~っとした形で終わりにされて次へ行くばかりで、リボンrebornと名付けられた意味も分からずじまいだし、なんだかとても中途半端。
極めつけは最後のダービーで、なんだい、あの温泉の騎乗は。もっとリボンの弱点を突いて勝ちに来るかと思ったぞ…。
せっかくの競馬の話だし、気持ち良くは読んだが、勝つよりも負けることが圧倒的に多いこの世界のお話としては、底が浅いと言わざるを得ず。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
競馬の裏側が描かれた作品。
様々な困難を乗り越えて日本ダービーを目指す。
競馬好きなら楽しんで読める一冊だと感じる。
ただ競馬の知識があまりなかったり、興味がない人にはもしかしたらしんどいかも。
それでも読めば読むほど馬への愛着が湧いてくる。
俊太郎、獅子沢、結城を始めた人柄の良さが描かれていて、信頼関係も読み取れた。
わくわくする展開で面白かった。 -
左目の弱視というハンデを背負うブリリアントリボンと
元騎手である調教助手石松の織りなす物語。
競馬界最高峰のレース、日本ダービー。
全てのホースマンがここを目指して戦う。
競馬初心者から競馬通まで、
納得させるだけの競馬知識が詰まった内容である。