津軽百年食堂

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  • 小学館 (2011年1月6日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (352ページ) / ISBN・EAN: 9784094085822

作品紹介・あらすじ

百年の刻を超える「こころ」の物語

ふるさと「弘前」を離れ、孤独な都会の底に沈みように暮らしていた陽一と七海。ふたりは運命に導かれるように出逢い、惹かれ合うが、やがて故郷の空へとそれぞれの切なる思いを募らせていく。一方、明治時代の津軽でひっそりと育まれた賢治とトヨの清らかな愛は、いつしか遠い未来に向けた無垢なる「憶い」へと昇華されていき……。桜の花びら舞う津軽の地で、百年の刻を超え、営々と受け継がれていく<心>が咲かせた、美しい奇跡と感動の人間物語。

【編集担当からのおすすめ情報】
2011年4月2日公開の同名映画になるほか、舞台化も進行中。著者の青森小説の続編「青森ドロップキッカーズ」は、ある種、「津軽百年食堂」の続編にもなっているので、2冊併せて読むとより楽しめます。著者は、現在、青森3部作目を執筆中。

感想・レビュー・書評

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  • 2024.2.13 読了 ☆8.6/10.0



    時代が変わっても変わらないものがある。
    それは、親が子を想う気持ちです。

    故郷を離れてがむしゃらに頑張る我が子への心配や愛情、それが本書ではとても温かく描かれています。


    この物語は、青森の弘前市に三代続き、百周年を迎える津軽蕎麦のお店「大森食堂」を舞台にした、明治時代と現代が交錯するお話です。

    初代の大森賢治とそのお嫁さんのトヨ、二代目の哲夫と妻の明子、そして主人公は三代目店主になる息子の陽一と大学時代の知り合いで恋人の筒井七海です。

    陽一は、本当は大森食堂を継ごうと思っていたのに父の反対があり、一度は修行のため中華料理店に就きましたが、そこの店長に父親のことを馬鹿にされたことに我慢できず歯向かってしまい、それによりクビになってしまうのです。

    陽一は父に対しとても申し訳なくなり、父に合わせる顔が無くなってしまいます。食い繋ぐために姉に縋って頼り、姉の紹介で都内の制作会社に勤めますがそこも辞めてフリーターになってしまい、趣味で得意だったバルーンアートを教えるピエロの仕事に就きます。

    そんな時陽一が同じ弘前の高校の三つ後輩で、フォトグラファーを目指す七海と出逢い、同郷の二人は当たり前のように惹かれ合います。

    東京でフォトグラファーとして独り立ちしたい七海と実家の大森食堂を継ぎたい陽一。
    二人の未来は果たしてどうなるのかというのがすごく読んでいてむず痒いのです。

    二人の恋の行方は…応援せずにはいられないめちゃくちゃ爽やかな恋物語なのです。
    そして、それに並ぶ家族愛と師弟愛も素敵です。


    また、特に惹かれたのは陽一と七海の恋愛における壁となる実家の家業の問題。


    お互い実家の家業があり、いつかは継がなきゃいけない、実家に帰らなきゃいけない
    そんな境遇にあるカップルの恋愛の難しさやもどかしさを綺麗に描いてると感じました。


    いつかは離れるし、遠距離になる覚悟も必要
    自分たちの都合だけで決められない、人生の幾つもの分かれ道を前にして、お互いの夢ややりたいこと、実現したいこととやらなければならないこと、いつか向き合わなくてはいけない問題に対してどう折り合いをつけていくのか。


    そんな、二つのことに挟まれて身動きが取れなくなりそうな、息が詰まりそうな状況に自分もいつかなるのだろうか


    そう考えながら読んでいくと、二人の恋愛やその周りの人たちの温かさにすごく心動かされるのです。


    登場する人全てが“粋な”物語。最高でした!

  • 百年も続く食堂が青森にはいくつもあるんだ…絶対に行ってみたい、そして津軽そばを食べたい!!読後にまず、そう思わずにはいられませんでした。
    そんな美味しさと人の温かさがいっぱい詰まった作品です。
    物語は主人公の陽一とヒロイン七海を軸に進んでいきます。夢に向かって進み、迷い立ち止まりながら、自分の道を探していきます。かつての自分もそうであったように二人に共感してしまうのです。
    また、曾祖父から続く百年食堂の物語も徐々に明らかになっていきます。それが、陽一と七海の周囲の人間模様にぐっと深みを与えています。
    青森って実はあまり知らなくて、行ったこともなくて、本書を読んでとっても行きたくなりました。春の弘前城跡の桜、とても素敵な描写でした。随所に出る食べ物の数々も。
    読後感の爽やかさ、温かさはさすが森沢明夫さんでした。

  •  森沢作品は、悪人が登場せず、先も見通しやすいので「安定・安心の〜」などと云われますね。本作も同様、人物描写が優しく、温かい気持ちになりました。

     百年受け継がれた大衆食堂の人・味・歴史を描く人間ドラマです。明治時代の黎明期パートを挟みながら、平成の現代パートで故郷を離れ都会で暮らす若い2人の恋愛物語が展開します。
     弘前を中心とした津軽地方の気候風土、伝統文化、言葉などをふんだんに散りばめ、食の味だけでなく物語の上でもよい味を出しています。

     そもそも「百年食堂」には、「三代四代と受け継がれ、町民に慣れ親しまれたメニューがあり、生活に溶け込み愛されている」などと、種々定義があるようです。
     青森県では、「三代、約100年続く大衆食堂」とし、百年食堂を観光の目玉の一つとすることで本作が生まれたそう。"青森三部作"その1です。

     15年前の刊行ですが、おそらくこの間に(コロナ禍は特に)多くの飲食店が廃業の憂き目にあったはず‥。受け継がれ愛され続ける"味"の価値、そして不易と流行を再認識させられます。
     本作は、過疎・シャッター街などの負のイメージを払拭するだけでなく、未来に向けた明るい話題を提供し、地域活性化につなげる一作になり得ると思いました。
     巻末に著者が取材で訪れた「津軽百年食堂」10軒が紹介されています。粋ですね。

  • 青森の弘前市に三代続き、百周年を迎える、津軽蕎麦のお店の四代目を巡るお話です。
    百年前の初代の賢治が蕎麦屋を開こうとして、お嫁さんのトヨを迎える感動的場面もありますが、主人公は三代目店主の息子の陽一です。

    陽一は本当は店を継ごうと思っていたのに、父の反対があり、東京の制作会社を辞めてフリーターになってしまい、バルーンアートを教えるピエロの仕事をしています。

    そんな時陽一が同じ弘前の高校の三つ後輩だったフォトグラファーを目指す七海と出逢い、同郷の二人は当たり前のように惹かれ合います。

    東京でフォトグラファーとして独り立ちしたい七海と実家の大森食堂を継ぎたい陽一。
    二人の未来は果たしてどうなるのかというお話です。

    私も青森には住んでいたことがあり、懐かしく読みました。東京で同郷の人と出会ったら盛り上がってしまうのはよくわかります。
    大森食堂は津軽蕎麦の店ですが、青森はお鮨が美味しかったのはよく覚えていますが、お蕎麦は知りませんでした。食べ損ねてしまいましたね(笑)。

    結びの文章が「だってそれが女将の粋ってものだから」という陽一の母の明子の言葉で終わっていますが、全体を通してポンポンと出てくる女性たちの軽口がちょっと控えめな男性陣より粋に思える物語でした。
    そしてとても温かいものがこみあげてくる物語でした。

  • 森沢明夫さんの作品はどれを読んでもただただ楽しかったです。
    弘前の食堂を舞台にした四世代の物語です。
    二代目がちょっと問題のある人のようでしたが、それは何故なのかももう少しお話が書かれていたらもっと面白かったのではと個人的には思いました。
    こんなに引き込まれるように読み終えてしまうのは、目の前で登場人物を見ているような気持になるからでしょうか。
    やっぱり森沢明夫さんの作品は好きです。

    • まいけるさん
      森沢明夫さんの作品はどんな紆余曲折があっても
      明るい希望を見せてくれますよね。
      同感です!
      森沢明夫さんの作品はどんな紆余曲折があっても
      明るい希望を見せてくれますよね。
      同感です!
      2024/04/20
    • 四季子さん
      こんにちは。
      コメントありがとうございます。
      森沢明夫さんの本は手に入れたら読む前からワクワクします。
      読み始めると止まらず最後まで読んでし...
      こんにちは。
      コメントありがとうございます。
      森沢明夫さんの本は手に入れたら読む前からワクワクします。
      読み始めると止まらず最後まで読んでしまいます。
      そうですね、明るい希望、包みこんでくれる優しさがありますよね。
      2024/04/20
  • 久し振りに中断することなく、一気に読んでしまった。登場人物が温かく、やはり幸せな物語は良いものだ。中華料理屋さんの料理長の心無い言葉も、自分でも気付かなかった心の奥にある大切な物を思い出させてくれたのだから(ありがとう)だったのかもしれない。
    余談だが、東京人の客が津軽蕎麦にクレームを入れた一件。もしかしたら伊勢うどんと、似通った感想だったのでは…。食文化は奥が深い。そして次の代にバトンタッチしていくことの困難さも感じる。

  • いいお話でした。
    相変わらずぐいぐい引き込まれます。

    「虹の岬の喫茶店」
    「津軽百年食堂」

    共通点として、アイテム(芸術品)が出てきます。
    陶芸作品(カップ)、絵画、津軽塗の引き出し(貝細工あり)、こぎん刺。

    実にいい味を出しています。粋です。
    japanと小文字で始めれば、これは漆塗り。
    日本の伝統工芸ですな~

    私は職人になりたかった。
    こんなに日本が疲弊し、苦しい30年を送ることになるとは思わなかった。
    そこで伝統工芸がきらり、と光るのです。
    (どうして銀行員をやめてフォトグラファーになったのか。人のためになっているかどうかは、金額で判断できるものではない、というようなことが書いてありました。たしか。共感します~。いくらお金もらっても、人を苦しめるのはどうかと、そう思ったということでした)

    出会いがあり、別れがあり、そんな出会いを後押しする友人たち。ひとつの決断、勇気が未来をつないでいます。勇気を出してよかったです。

    ↑支離滅裂なこと書いてるとおもうでしょ?
    両方読んでみてください~。

  • 紙の本で検索しても出てこなかったのですが、とても親切なフォロワーさんから教えていただき、こちらに登録しなおします。感想の内容はコピペです。

    青森3部作と言われる1冊目。文庫本の登録ができません。電子書籍も読むことはあるのですが、ほとんどは文庫本なので登録できるようにしていただけるとありがたいのですが・・・。積読していなかった3冊目は電子書籍で買いました。なぜなら、文庫本は2,000円もするのです。
    青森県が観光促進で3代続き100年以上の大衆食堂を百年食堂としたことが青森三部作に繋がったようだ。

    同郷との出会い、それは心の置き所と郷里から離れた所が仄かな想いを募らせる。主人公の大森陽一とプロカメラマンの卵の筒井七海。陽一は父哲夫が経営する蕎麦屋を継がずバルーンアーティストでピエロをやっている。蕎麦屋の名は大森食堂、百年続く食堂だ。父の哲夫が3代目、創業者は哲夫の祖父賢治。彼にも出会いがあり、その背景もある。そして陽一は・・・。

    百年続く大森食堂を中心にさまざまな出会いと別れの物語だ。甘くも切なく心温まる物語。百年続くには訳がある。優しさで笑顔にする想いと感謝する気持ちが1年1年を紡いでいくのだろう。様々な壁を乗り越えながら過去から未来を繋いでいく。その原動力は感謝の心と優しさなのかもしれない。

  • 青森県が定める「百年食堂」の定義は「3世代、70年以上続く大衆食堂」とのこと。そもそも「百年食堂」という用語があること自体、私は本書で初めて知ったが、著者の森沢さんは10軒の青森にある「百年食堂」を取材した上で本書を執筆された由。10軒あれば、10軒分の「後継者」に纏わるドラマがあるのだろうと推察する…さらにそれが少なくとも3世代となると最低でも20回の「代替わり」のストーリーがあるということ。そんな取材を経た上での小説となると重みを感じる。小説の舞台は弘前にある3世代続く津軽蕎麦屋さん。その蕎麦屋を継ぐとしたら4代目に当たる20代男性・陽一が主人公。蕎麦屋の後を継ぐことへの思いを抱えながら弘前から東京へ出た陽一。森沢さんの書く小説はどうしてこんなに温かいのだろう。特に陽一の父と陽一の遣り取りから分かる息子を思い遣る父の姿にぐっと来る。周りへの感謝の気持ちを改めて持つ大切さを実感しながら、優しい気持ちにさせられた。

  • 何冊も読んでいる森沢作品。今回もほろりとさせられました。
    田舎と言っては失礼ですが、都市部では希薄な、縦にも横にも繋がりの深い人間関係がなにかを癒してくれます。お墓参りをした後のような気分。
    元気な女性が多いのも楽しかったです。

    ストーリーはやや単調な感じも否めませんでしたが、不器用な父子が心を通わせる様子は、私自身がそれを得られなかったせいか、心を揺さぶられるものがありました。

  • 応援せずにはいられないめちゃくちゃ爽やかな恋物語。そして、それに並ぶ家族愛と師弟愛の物語。
    登場する人全てが“粋な”物語。最高でした。

  • audible⭐︎
    森沢さんの本は温かくて大好き♡
    青森県の"弘前さつらまつり"
    観に行ってみたい!!

  • ☆4.5

    「青森三部作」の一作目。

    三代にわたり、名物食堂の暖簾を守り続ける家族がつむぐ奇跡の物語。
    とても心温まる素敵な作品でした❁⃘*.゚
    いつか実際に「さくらまつり」に行ってみたいです。

    • まっちゃんさん
      のんさん、はじめまして。いつも感想を読ませていただいています。
      のんさんの感想が、とても優しさに溢れていて、読みたくなるのです。森沢明夫さん...
      のんさん、はじめまして。いつも感想を読ませていただいています。
      のんさんの感想が、とても優しさに溢れていて、読みたくなるのです。森沢明夫さんとの出会いはのんさんの感想からでした。ステキなきっかけになりました。ありがとうございます。いつかコメントをしようと思っていたのですが、ちょっとした事があり、この作品で初めてコメントいたしました。
      2025/03/16
    • のんさん
      まっちゃんさん、はじめまして❁⃘*.゚
      コメントをありがとうございます!
      そして…嬉しいお言葉までありがとうございます!
      私自身、皆さんの素...
      まっちゃんさん、はじめまして❁⃘*.゚
      コメントをありがとうございます!
      そして…嬉しいお言葉までありがとうございます!
      私自身、皆さんの素敵な感想を読ませて頂いて、次に読む作品を決めることも多いので、そう言って頂けてとても嬉しいです(*´˘`*)
      森沢明夫さんの作品は、温泉に浸かってほっこり温まるような癒される作品が多いですよね!
      来月も気になっていた森沢さんの作品が文庫化されるので、今からとっても楽しみにしております。
      2025/03/16
  • 久し振りに岸和田へ出張で、時間に余裕があったこともあり行き帰りでちゃっちゃと読了。

    青森県が定めた“百年食堂”の定義は「三世代、70年以上続いている大衆食堂」とのこと。
    私の家もお店(食堂ではない)をやっていたが父の一代で終わった。その土地に根を下ろして代々お店を営んでいくことは並大抵ではない。
    本の最後のほうにモデルになった店をはじめとした“百年食堂”が載っているが、そのページを見るだけで何か身が引き締まるところがある。

    明治の弘前、賢治とトヨの結びつきから始まり三代続いてきた「大森食堂」の店主夫婦がそれぞれに味がある。とりわけ現店主にして三代目の寡黙にして酸いも甘いも噛み分けた哲夫とそれを支える朗らかな明子の姿に好感。
    物語のメインストーリーをなす、四代目に生まれながら家を離れ東京でバルーンアートで糊口をしのいでいる陽一と、同じく弘前のリンゴ園の長女で東京でフォトグラファーを目指して修行している七海の恋愛は絵に描いたようにベタだけど読み口としては悪くない。
    二人が二兎を追う結末になったのは物語の構成上仕方がないと思うが、二人はその才能を東京で活かすほうが良いように思うけどな。そうなったとしても、それぞれの親は納得してくれると思うぞ。
    ★はやや甘めだが。

  • 青森を舞台にした四世代に渡る食堂のお話。
    第一章では、明治時代に店を始める前の初代・賢治と、現代(平成)の陽一の動きがリンクして物語が進む。
    内気な性格の賢治と陽一が、一人の女性に恋をして、でも一歩が踏み出せない、そんなもどかしさが同時進行で描かれる。
    この描かれ方が、血のつながりや運命を感じさせる。
    第二章以降は、陽一が店を継ぐかどうかも含めて、自分の将来に悩む姿が描かれる。
    同郷で恋人の七海も、実家に婿養子を呼ぶことを期待されている立場で、そんな七海との将来像もモヤモヤとして何とももどかしい展開が続く。
    それでも読み切った後には、世代を超えた人との繋がりの温かさが胸に沁みわたる。
    この物語は、単にひとつの食堂の歴史を語るものではなく、大森家を見守ってきた周りの人々との友情物語でもあった。

    プロローグの3代目・哲夫の言葉が、読了後にじんわりと効いてくる。
    「何もない平凡な一日を淡々と過ごせることが、実はどれほど幸福でありがたいことであるか。」

    自分がここに生きているということは、父母・祖父母・曽祖父母、さらにその前の世代が、ずっと命のバトンを繋いできてくれた証である。
    そしてこの平凡な毎日の幸せは奇跡であるということ。そんなことを、この言葉を噛み締めながら、じんわりと考える。

  • 桜の花びら舞う津軽の地で、百年の刻を超え、受け継がれてきたものとは…。

    大森食堂3代目の事故から始まり物語は過去へ現在へと移ろう。
    初代の賢治と4代目候補の陽一の二人の物語がどこかシンクロしていて不思議な感覚にとらわれていく。
    色んな視点からそれぞれの気持ちが伝わってくる。こんな形好きだ。

    地元を離れた事のない私は陽一や七海が抱える孤独と不安に驚いた。離れたからこそわかる故郷への想い。
    私は娘が頑張っている町の空を憶う。寂しくしてないかな。
    親の気持ち、子供の気持ち、人に気持ちを伝えるのは難しい。好きであればあるほど。

    森沢さんの作品も4冊目。どれも美しくて優しい。

    • azu-azumyさん
      けいたんさん、こんにちは~♪

      この本、読まれたのですね!
      森沢さんの作品、ほんとどれも優しくて良いですよね~
      私はまだ3冊目。
      ...
      けいたんさん、こんにちは~♪

      この本、読まれたのですね!
      森沢さんの作品、ほんとどれも優しくて良いですよね~
      私はまだ3冊目。
      もっともっと読みたい!と思う作家さんです。
      2016/02/23
    • あいさん
      azu-azumyさ〜ん、こんにちは(^-^)/

      森沢さんらしい作品でしたね〜♪
      もうすぐ桜の季節。
      今年はこの作品を思い出しな...
      azu-azumyさ〜ん、こんにちは(^-^)/

      森沢さんらしい作品でしたね〜♪
      もうすぐ桜の季節。
      今年はこの作品を思い出しながら桜を楽しみます(*^^*)♪
      私も次は何読もうかな〜
      きらきら眼鏡を読もうかな。
      2016/02/25
    • 杜のうさこさん
      けいたんさん、こんばんは~♪

      >杜のうさこさん頑張ったね!
      そっか~私、頑張ったんだよね。
      一人暮らしの経験はないけれど、転校はキ...
      けいたんさん、こんばんは~♪

      >杜のうさこさん頑張ったね!
      そっか~私、頑張ったんだよね。
      一人暮らしの経験はないけれど、転校はキツかったから…。
      親が厳しくて、そんな風に褒めてもらったことがなくてね…。
      いい歳して子供みたいなんだけど、
      すごく嬉しいです。ありがとう(#^^#)

      そして、ベスト3♪
      どうしても3つに絞り込めなかったの…。

      『避難所 』
      『ニュータウンは黄昏れて 』
      『あなたの人生片づけます』
      『夫のカノジョ』
      『リセット 』
      の5作品かな~。

      垣谷美雨さん、作品数が多くないのに、これじゃ参考にならないよね。
      優柔不断でごめんね。
      あ、唯一『if』だけは、う~ん…でした。

      ただね、どの作品も読みやすいです。
      読後感もいいものが多いから、おススメ♪

      それと、警察モノ。
      私もね、あの縄張り争いはイラッとします。
      今野敏さんの『隠蔽捜査』シリーズが大好き♪
      水戸黄門の印籠が出てくる場面に、
      鳥肌立てて喜んでいた子供でした(笑)
      警察モノじゃないね。あはは~。
      2016/02/26
  • 『津軽百年食堂』
    森沢明夫さん津軽3部作の一作目
    ただ、私は『青森ドロップキッカーズ』を先に読んでしまったので順番が逆転してしまったが…
    未読の方は、先ずはこの作品から読み始めるのがオススメ


    さてさて、物語の舞台は津軽・弘前
    百年続く食堂を守り続ける父と、東京で孤独な社会に生きる息子の物語
    内容はとてもシンプルだか、そこに登場する人物一人一人が実に温かく優しくて、時に粋で…

    田舎を出て都会の荒波に揉まれながら強く逞しく生き抜こうとする若者の熱量と、それと表裏一体で待ち合わせる将来への不安や葛藤の描き方が美しかった。

    親と子、それぞれが個としての相手の人生を考える思いやりに満ちていて、特に祭りで設営したテント内で、賢治と陽一が心を通わせたくだりには涙が溢れた。
    また、エピローグにて七海が明子にこっそり伝えた素敵な台詞…なんてチャーミングな女性なんでしょう。つい嬉しくてにやけてしまった。

    シーン毎に目線を移して物語を進行するという構成のため、其々の人物に感情移入しやすく、物語が立体的で時代を超えているのに読みやすかった。

    後半からは健くん親子から広がった"粋"な演出のバトンタッチが繰り広げられ、物語が一気にリズム感をもち面白味を増した。

    森沢明夫さんの作品に出るキャラクター達は、みな人間味に溢れていて心が温かい。私もそういう人間になりたくて…それは無理でも近づきたくて笑、すっかりファンになっている。

    この読後の心地よい余韻がさめる前に3部作の完結となる『ライアの祈り』を読もう!

  • 百年受け継がれてきたお店を守ってきた人たちの物語は、とても優しくて温かい。
    賢治の物語。陽一の物語。どちらもしみじみと良くて、じわりじわりと感動が込み上げてきます。

    恋にキュンとするシーンも良い。
    七海と陽一の二人が初々しくて微笑ましい。若いっていいなぁと、ついついおばちゃん目線。
    陽一の同級生 政宗とその息子の健が最高!

    『摘んじゃうと、せっかくのラッキーが一人だけのものになっちゃうでしょ。でもここに生やしておけば、別の人までラッキーになれるかもしれないじゃない?』

    四つ葉のクローバーのエピソードも良かった。読後、素敵な表紙を見て余韻にひたりました。

  • 最近、ちょっと疲れていたから、心のシャワーを浴びたくなって、手にした森沢明夫さんの本

    続きが読みたくなって、思わず夜ふかしして、一気に読了…

    期待以上に心がすっきりして、あたたかい気持ちにもなって、こんな物語が紡げるなんて、本当に素敵だな、と思う。

    不安や迷いを抱えながらも、自分の想いに気付きしっかりと人生の歩みを踏み出していく主人公と、100年という歳月を経て紡がれてきた想いが、今という時間に交錯し、過去、現在と様々な人が優しさで繋がる物語でした。

    主人公の父が語った『物語の終わりは必ず感謝で締めろ。そう教えられた。』という言葉が印象的です。

    縦糸横糸を問わず、自分が関わる人たちに、心から感謝の言葉を伝えることができて、自分も大切な人たちと繋がっていけると良いなと、そんな優しい気持ちにさせてくれた一冊でした。

  • 桜舞う津軽の地で百年の刻を超え、受け継がれていく美しい心の奇跡と感動の物語

    心暖かくなる「森沢ワールド」にもう少し引き込まれていきそうだ!
    先ずは、青森三部作を…

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著者プロフィール

1969年千葉県生まれ、早稲田大学卒業。2007年『海を抱いたビー玉』で小説家デビュー。『虹の岬の喫茶店』『夏美のホタル』『癒し屋キリコの約束』『きらきら眼鏡』『大事なことほど小声でささやく』等、映像化された作品多数。他の著書に『ヒカルの卵』『エミリの小さな包丁』『おいしくて泣くとき』『ぷくぷく』『本が紡いだ五つの奇跡』等がある。

「2023年 『ロールキャベツ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

森沢明夫の作品

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