草枕 (小学館文庫)

著者 :
  • 小学館
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本棚登録 : 403
レビュー : 39
  • Amazon.co.jp ・本 (234ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094086270

感想・レビュー・書評

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  • 図書館の棚で見つけました・・漱石の世界をのぞいてみます。

    漱石の言葉の世界は摩訶不思議・・
    これでもかと細部にわたりあらゆる言葉を駆使し、また表現が昔の言葉であるわけで・・1ページを読み進むのも大変です。
    かと思えば、イギリスの詩人の言葉を引用してみたり・・
    物語の中では、登場人物とのことばのやり取りが面白く、温泉宿の那美さんはじめ、山の中での出会いの言葉にも、酔いしれていました。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「漱石の言葉の世界は摩訶不思議・・」
      思いの吐露。何かと大変だったんだろうなぁ~と、、、
      小学館は、「神様のカルテ」から誘導しようと途中...
      「漱石の言葉の世界は摩訶不思議・・」
      思いの吐露。何かと大変だったんだろうなぁ~と、、、
      小学館は、「神様のカルテ」から誘導しようと途中参入したんですね。此れが当たれば他の漱石も出るのかな?(夏川草介・解説、カスヤナガト・イラストで)
      調べたら、昨年1月に「坊ちゃん」出ていました。
      2014/04/23
    • setuさん
      教えて頂いて・・39~デス♪
      夏川氏・・この本の解説やペンネームから、想いが伝わってくるお方です!
      教えて頂いて・・39~デス♪
      夏川氏・・この本の解説やペンネームから、想いが伝わってくるお方です!
      2014/04/24
  • 智に働けば角が立つ。情に掉させば流される。意地を通せば窮屈だ。俗世を離れ、非人情の世界に遊びたい画工たる“余”は“気狂い女”と呼ばれる小天温泉の出戻り娘・那美に様々な形で翻弄される。「私が身を投げているところを――苦しんで浮いているところじゃないんです――やすやすと往生して浮いているところを――綺麗な画にしてかいて下さい」そう言う那美に、しかし、足りないものは、神に最も近いが神は知らない感情“憐れ”であった。那美の顔にその感情は閃くのだろうか、画工は絵を完成出来るのだろうか――

    新年には漱石を。草枕再読です。以前誕生日プレゼントで頂いた小学館の新装版。文字が大きくて読みやすい。脚注は、まあ教科書程度みたいな感じです。新潮ほどじゃない。
    多分、初めて読んだのは大学入る前の春休みくらいだったと思うんだけど、思うに、その頃まだ私この書の面白さ半分も理解出来てなかっただろーーーっ!!! ってくらい、おっもしろかったです! 正直すごい時間かかるんじゃないかなって思ったんですけど三日くらいで読めちゃいました。遅読には変わりないんだけども。
    初見当時はいまいちぴんとこなかったし、読みにくかったけど、今読んでみたらなんと面白いことか! 非人情の世界に生きたい余の気持ちすごいわかる! 死にたい、じゃなくて非人情の世界に遊びたいです私。芸術志向のある人ならきっとわかるわ余の気持ち。私も世俗の嫌なことに振り回されずに、詩的な世界に遊びたい。ちょっと趣は違うかもしれないけど、いわゆるネットでの死にたいって呟きは非人情の世界に行きたいってことなんじゃないかって思う。
    最初に読んだ時からラストシーンが好きで、今回は思わず泣いてしまいそうになった。いや、過剰なのはわかってる。泣くようなところじゃないんだけど、那美さんに浮かんだであろう「憐れ」を思うとね…… 那美さんが旦那さんに財布を渡すシーンもすごく「絵」が浮かんできました。そう! 那美さんとっても魅力的~!! 余をからかう奔放なふるまいかわいすぎる! これも「絵」になります! あとそれから漱石が神過ぎるウオオ~!って思うのはやっぱり文章表現! 全部写経したい~~!!
    それとやっぱ鏡花の春昼といろいろ符合する。卒論でやった時は草枕との比較がやりたかったんじゃないのでスルーしたけど、こりゃ比較したくなる気持ちわかる。でも春昼の方が緊張してると言うか、小説的な事件が起こる感じがする。対して草枕は長閑でのんき。春昼よりも春昼後刻の方が草枕に近いと思う。
    やっぱ私漱石の作品は猫といい草枕といい初期が好きな感じ。でも特に好きな彼岸過迄は後期三部作だけど。漱石いろいろ再読したいなっ! 猫読みなおしたいよ。草枕といい猫といい初めに読んだ時から7年、6年も経つものね。そりゃいろいろものの考えも変わるって。でも彼岸過迄かな読みなおすとしたら。何故なら漱石で唯一持ってないのはその特に好きな彼岸過迄だからだよ…… だめじゃん! というわけでこの辺で。

  • 神様のカルテの後に読んでみました。
    内容は難しかったです。

  • 解説が素晴らしい

  • 読み切った。なんとか。表現は難しいが、そんなのは飛ばして読む。
    富国強兵への反感を田舎での悠々自適な旅との対比で書きたかったのかな。また、それに流されている自分の哀しさ……冒頭の有名な一文に集約されているような。
    それにしても、夏目漱石はすごい文章力を持っていたんだと感心する。

  • 最初の一文から引き込まれた。なんて説得力のある、世を表す言葉だろう。
    正直、主人公の美に対する評論は能も古典にも明るくない自分には難しかったが、話の中に出てくる出会う人々を非人情の視点で見ようという試みや女性に対する率直な感想が面白い。
    ちゃんと買ってゆっくり読みたい。

  • 平成26年11月

  • 夏目漱石の代表作である本書。
    ひょんなことから気になり、読んでみた。

    山路を登りながら、こう考えた。
    智に働けば角が立つ。情に棹さば流される。意地を通せば窮屈だ。兎角に人の世は住みにくい。

    この名文から始まる本書。
    主人公は絵書きの芸術家(おそらく)で、詳しく何をしてるか、過去などは書かれない。しかし話はその主人公目線で進んでいく。

    絵描きが山を登り、温泉宿にたどり着く。
    そこである女性に出会う。
    しかしそこから始まるのはロマンスではなく、芸術家的な観察という、なんとも不思議な小説。

    しかし随所にこの芸術家の哲学が描かれているが、俺は結構共感した。

  • 解りたい

  • p47 発句の効能についてかいてあるんだけど、これ以前読んだ夏目漱石の解説本によると子規の影響のはず。作家が影響を与え合うのはロマン感じます。

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著者プロフィール

夏目漱石(なつめ そうせき)
1867年2月9日 - 1916年12月9日
江戸・牛込馬場下(新宿区)生まれの小説家、評論家。本名は「夏目金之助」(なつめ きんのすけ)。1890年、帝国大学文科大学英文科に入学。1895~96年には『坊っちゃん』の舞台となった松山中学校で教鞭を執る。1900年、イギリスに留学。1905年、『吾輩は猫である』を俳句雑誌「ホトトギス」に連載し始め、作家活動を本格的に開始。1907年、朝日新聞社に入社。以降、朝日新聞紙上に『三四郎』『それから』『こころ』などの代表作を連載。日本の文学史に多大な影響を与えており、作品は多くの人に親しまれている。学校教科書でも多数作品が採用されている。

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